仮面ライダーリバイス放送開始! 第1話を見た感想を書きます!

注意
こちらの記事は、「仮面ライダーリバイス」視聴後の感想や考察をアウトプットするための記事となっています。

ネタバレ要素を多く含むので、ご注意ください

こんにちは、机上大使です。

ついに始まりました、仮面ライダーリバイス!!

悪魔との契約によって変身、1人で2人の仮面ライダーになるというこれまた珍しい設定に驚くばかり。

「セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記」での先行上映、仮面ライダーセイバー増刊号では、バイスの悪ふざけにリバイがツッコミながら戦うというコミカルなシーンが非常に印象的でした。

 

ところがこの仮面ライダーリバイス、いざ第1話が放送されるとコミカルな印象とは逆なダークな雰囲気を匂わせるような展開を見せてきたのです!?

これもまた思っていた雰囲気と違っていて非常に見応えがありました。

今回は第1話を見た際の感想、そして私なりの考察を書いていきたいと思います!

仮面ライダーリバイと仮面ライダーバイスの戦い

まずいの一番に語りたいのは、仮面ライダーリバイと仮面ライダーバイスの戦闘ですね。

 

今回仮面ライダーリバイを担当するのが「縄田 雄哉」さん。

令和1号主役ライダー「仮面ライダーゼロワン」を担当していた縄田さんが再び主役ライダーに抜擢されました!

 

そして仮面ライダーバイスを担当するのは「永徳」さん。

2号以降の仮面ライダーではほぼ必ず抜擢される方で、ゼロワンでは仮面ライダー迅やサウザー、セイバーでは仮面ライダーブレイズを熱演していました。

この御2人のアクションは今までの作品でも散々見てきましたが、やはり第1話で新たなライダーとしてのアクションを見るのはワクワクします。

 

リバイはスーツ自体がかなり細身なので、見た目が非常にスタイリッシュ!

主人公「五十嵐 一輝」はサッカーが得意であるから、蹴りを多く使うアクションを行います。

縄田さんの長くてスラッとした脚線美がブンブン振り回っていて映像の躍動感が素晴らしい!

ゼロワンの時もそうでしたが、こういうスマートなライダーが主人公なのが個人的にかなり好みなんですよね。

 

永徳さんは…もうなんというか・・・新たなライダーを演じる度に驚かされますね…w

ゴリッゴリの力強いアクションから柔らかで繊細な動きを指先まで演じることができる。

今回のバイスは馬鹿みたいにテンションが高く、動きがうるさいw

見てるこっちが思わず笑っちゃうくらい動きがうるさいw

これが昨年ブレイズを担当していた方とは知ってても信じられないので、知らない人に同じ人がやってるんだよと言っても決して信じないでしょうw



仲良し家族の裏側?一輝の心の闇

仮面ライダーリバイスでは、仮面ライダーでは初めて主人公の家族構成が明確に描かれています。

これまでの仮面ライダーでは主人公の家族構成が曖昧だったことがほとんどで、関係性がかなり複雑だったりで…ぶっちゃけ仮面ライダーにおいて「家族」というのはいい思い出がないんですよw

 

今回のリバイスでは妹と弟、そして両親が御健在。

一輝と母親「幸実」、ときどきオトン「元太」で銭湯を切り盛りしています。

弟「大二」と妹「さくら」とも仲が良く、家族全員とても仲は良さげです。

一家団欒で鍋を囲っているシーンが流れた時には、あまりに当たり前で平和なシーンなのに…仮面ライダーで初めて見た光景に軽く感動してしまいました

 

…なんですけど

そこはやっぱり仮面ライダー…「闇」を感じさせるシーンを見せるんですよねw

 

それは物語の中盤、デッドマンズによって襲撃されたときです。

まだ一輝にしかみえていないバイスは、

「俺と契約しろ、そうすれば助けられる」

と提案します。

なんとかしたい一心で一輝は契約をするとバイスは現実に召喚され、デッドマンズが召喚した悪魔獣(デッドマン)たちを薙ぎ倒していきました。

 

…ところが一通りデッドマンを倒した後でバイスが次に狙ったのが…

母親の幸実

自分の契約者の実の母である幸実に向って

「いただきま〜す!!」

と笑いながら飛びつこうとしたのです!

それは仮面ライダーリバイ&バイスに変身することで阻止されましたが、ほんとに間一髪でした。

 

テンションが高くムードメーカー的な立ち位置であるバイスですが、あくまでバイスは“悪魔”

制御がなければ何の躊躇もなく人間を傷つける危険な存在であることを印象付けるワンシーン。

と同時に私は、一輝の心の闇を醸し出しているシーンだなとも思いました

 

仮面ライダーリバイスのイントロダクションにはこんな風に書かれています。

悪魔。

言わずと知れた嫌われ者だけど、人間なら誰しも体の中に悪魔がいるって知ってた?

自分で驚くようなことをやってしまったり、ささいなことをごまかしちゃったり…。

それだって悪魔の囁きっだったのかも、ね。

仮面ライダーリバイス イントロダクションより一部抜粋

とあるように、「悪魔は自分では思いもよらないことをしてしまう存在」であることを示唆しています。

 

以前の項目で一輝はサッカーが上手いと書きましたが、彼自身もプロになることを夢見ていたそうなんです。

仕事前に横山FC所属の「三浦 知良」さんのポスターを拝んでから仕事をするくらいなので、サッカーに対する思い入れは相当なはず。

ですが…一輝は弟のために夢を諦めていました。

理由は、大二が「特務機関フェニックス」の隊長に就任するという大役を任されたから。

 

でもなぜ、弟がフェニックスの隊長になるからって一輝が夢を諦めなければならなかったのか?

おそらくその背景には…

実家の銭湯「しあわせ湯」の跡継ぎ事情が関係してるんじゃないかと思います。

 

当初は一輝はサッカー選手を目指していたが、大二がとても大きな仕事に携わることになった。

このままだと実家の銭湯の跡継ぎがいなくなるかもしれないと思ったのかもしれません。

最終的には、

「長男である俺が後を継がなきゃ」

「先の見えない夢より、将来安泰の弟の仕事を優先したい」

こういった長男としての責任感から夢を諦め実家の銭湯を手伝うようになったんだと思います。

自分より弟を、家族を優先したんじゃないかと…

 

ただこれって言い変えちゃうと、一輝一人だけで抱えちゃってるんですよね…

「自分がしっかりしなきゃ…自分が諦めれば解決する」

みたいな感じで。

 

一輝はきっと、銭湯を手伝うと自分から家族に伝えたんだと思います。

第1話を見た感じ、一輝の両親は「跡を継いでほしい」とは言わない人達です。

子供達の未来を尊重するタイプで、「跡継ぎなんていなくても何とかなるっしょ」くらいの楽観的タイプです。

なんせお父さんは『YouTuber』ですからねw

それなのに跡を継いでほしいなんて虫のいい話、普通はしないでしょう。

 

最初から跡を継ぐつもりだった

て感じで、あたかも最初から継ぐつもりだったよって家族に話したんでしょう。

 

自分のことをぜーんぶ諦めて、自分だけでぜーんぶ抱えちゃった

そんな一輝から生まれたバイスだから母親に襲い掛かったのかもしれません。

自分の可能性を諦めた原因である「家族」を消すために

・・・なんて、完全な推測ですけどね。

 

ただ今作の仮面ライダーリバイスのテーマのには「家族」というテーマがあります。

この「家族」というワード、私は良い意味で捉えられますが、人によってはこの言葉を聞くだけで苦虫を噛み潰したような顔になる人も思います。

昨今では「毒親」といった言葉もよく見るようになりましたから、「家族」が必ずしも良いものというわけではないんですよ。

私には信じられませんが、現実には「本当に子を想う親なのか」という言動を平気で行う親が実際にいます…。

そうじゃなくても、家族だからこそ言えない…大切だからこそできないということがありますよね?

一輝にはもちろん、大二やさくら、幸実や元太にだって抱え込んでいるものがある。

でも大切な家族だから、自分以外にその重荷を背負ってほしくないから、心配させたくないから黙ったままにする。

皆さんにもそんな経験ないですか?

 

仮面ライダーリバイスは、普遍的でありながら非常に強い力を持っている「家族」をどのように扱っていくのでしょう?

時には心強い味方に、時には大きな弱点ともなりかねない親族を明確に描くことで生まれるドラマに非常に注目しています。

 

ちなみにですが今回の仮面ライダーリバイスは、主人公が変身者であることを…

身内全員が知っています

なぜなら家族や常連客の目の前で変身したから。

ヒーローといえば「秘密主義」という固定概念をぶっ壊した点も私はとても評価しています。

自分の子供が命懸けで戦う仮面ライダーであることを知っている両親の気持ちなんかも物語の中に描いてほしいですね!



終わりに

今回は、放送開始した仮面ライダーリバイスの第1話の感想や考察なんかを書いていきました!

細身なリバイとゴツいバイスのアンバランスな見た目、中身の性格まで相反しているデコボココンビ感がこれからどのようなドラマを繰り広げていくのか、今から非常に楽しみです。

「悪魔」、「契約」、「家族」

といった中々重めなテーマによって、朝9時からみるにはカロリーが高すぎるくらい重くて濃厚になってくれたらとても嬉しいです!

 

最後になりますが、今回の仮面ライダーリバイスが誕生した理由を望月 卓プロヂューサーはこう語っています。

「子供たちに、いろいろな誘惑や予期せぬ悪意に対して自ら善悪を判断して生きていく力を身につけてほしい。

もともと仮面ライダーは勧善懲悪のヒーローというより、悪の力を使って敵を倒すといった善悪が曖昧で表裏一体な部分があります。

(中略)改めて原点に立ち返ってドラマの中での善悪の曖昧さ、表裏一体さを描こうと思っています。」

シネマトゥデイ:「仮面ライダーリバイス」誕生秘話!悪魔と契約する仮面ライダーはこうして生まれたより

確かに仮面ライダーは元々悪役の力を正義に使うという立ち位置から物語が始まりました。

まあ私から言わせると、他の作品でも割と悪物が作った技術で変身してますけどねw

私の大好きなエグゼイドもそうでしたからw

 

ただ…「誘惑」「予期せぬ悪意」というものは、実際まじで起こりえます

そしてそれは、大人の世界では当たり前のように起きているんですよね…。

まさに「契約書」や「印鑑」とかを使ってね…

その点リアルとフィクションをうまく取り入れたリバイスの設定は見事なものです。

時には耳を覆いたくなるような話も出てくるかもしれないですが、そういうものほど作品はめちゃくちゃ面白くなるのでかなり期待が高まります!

 

そんなリバイスですが、現在YouTubeで第1話が無料配信されています!

見逃してしまった方もこちらですぐに遅れを取り戻せますよ!

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仮面ライダーリバイス 第2回感想考察記事! リバイス…かなり重くないか?(誉め言葉)

2021年9月22日

最後までご覧いただきありがとうございました。

またいつかの明日に会いましょう。

ABOUTこの記事をかいた人

当ブログ運営者。幼少期に仮面ライダーに出会い、見たり止めたりを繰り返すが、「仮面ライダーエグゼイド」によって作品の食わず嫌いを克服し仮面ライダーに本格的にのめりこむ。同時にS.H.フィギュアーツの造形美に魅せられフィギュア集めを始める。今はS.H.フィギュアーツの素晴らしさを伝えるためにブログを日々更新中。