ネタバレ要素を多く含み、また的外れな事を記載する可能性がある事をご了承ください
こんにちは、机上大使です。
仮面ライダーリバイス第4話、皆さん見ましたか?
第3話の内容の重さから不穏な展開を予感していましたが…そんな予想を遥かに上回る展開で心を打たれました!
思わず頭を抱えてしまう怒涛の病み展開、そこからの救出劇をよく30分弱でまとめられたなとただただ感心してしまいました。
それとこの第4話では、今後の展開における重要な要素がふんだんに盛り込まれてる…気がする!
それでは、早速書いていきたいと思います!
デッドマンの進化はさらなる契約
仮面ライダーリバイスの敵側組織「デッドマンズ」が生み出すのが、デッドマン
折り紙の作品のような角ばった上半身と獣のような下半身で構成されている怪物で、人間がバイスタンプを自らに押印し内なる悪魔と契約をすることで現実世界に体現します。
ところがほとんどの人間からは「ギフジュニア」という雑魚(ショッカーみたいな立ち位置)しか生み出せないらしく、デッドマンを生み出せる人間には少なからず悪魔を宿す才能があるらしいのです。
そしてこの第4話で明らかになったのは、このデッドマンは…
進化するということ
「上級契約」というさらなる契約を行うことによってデッドマンは「フェーズ2」という段階に移行するんです。
(フェーズ2…どっかの地球外生命体を彷彿とさせるワードですね…w)
さてこの上級契約ですが、契約方法は自分の意志で契約書に押印をするだけとかなり簡単。
たったそれだけでデッドマンは強化され、初期のころとは比べ物にならない戦闘能力を得ることができるんですね。
じゃあ最初から上級契約すればと誰もが頭をよぎるのですが…当然そんなうまい話あるわけはなく、契約者は凄まじい代償をはらうことになるんです。
上級契約をした人間は…
一生人間には戻れない
これまでのデッドマンは、契約者から離脱して誕生して契約者のマイナスな感情を元に行動していました。
しかしこの上級契約は生まれたデッドマンと融合し、文字通りの一体化した存在になるのです。
人間とはかけ離れた醜い姿になる代わりに、強大な力を得ることができるわけですね。
冷静な判断力がある人はまあ契約なんてしないだろうけど、怒りとか悲しみとかに苛まれてたら…それも人間関係において悩み苦しんでいたら…手手を出してしまうのかもしれません。
どれだけ怪しい光でも、暗闇の中では一筋の光になりますからね
そしてデッドマンズの主目的である「ギフ」という悪魔を蘇らせる方法が、強大なデッドマンを6体生贄に捧げるということもこの第4話で判明。
強大なデッドマン…つまり上記のような上級契約によって強化されたデッドマンを贄とするわけですね。
そんなデッドマン達を「ギフテクス」とオルテカは称していました。
アギレラ達3人はそのギフテクスの条件を見たしていて、ギフを蘇らせるに必要な残り3体のギフテクスをデッドマンズから見つけようとしているのですね。
“あたりまえ”が生んだすれ違い
今回の仮面ライダーリバイス第4話、正確には第3話と第4話の2話構成を一言でまとめるならば…
“あたりまえ”が招いた悲劇
ということに尽きるのではないでしょうか?
まず結論から言うと、このストーリーの黒幕はさくらの友達である彩夏でした。
第3話ではさくらと一緒に誘拐されていましたが、あれは彩夏の自作自演。
自ら誘拐犯を雇い、さくら共々誘拐させていたのです。
第3話でリバイ&バイスの前に現れたコングデッドマンの契約者も彩夏だったってことです。
そしてこの第4話で彩夏は、前項で紹介した上級契約をしてしまうのです。
悪魔に魂を売ってしまった彩夏は人間とはかけ離れたまさに悪魔の如く姿に変貌。
これまでのデッドマンとは一線を画す力でリバイ&バイスを窮地に追い込みました。
圧倒的な力の代わりに人間であることを辞めた彩夏ですが、それは彼女が母親に愛されていないという思い込みが頂点に達したことで起きてしまいました。
妹がアイドル活動をし、そっちにつきっきりになった母親を見て「自分のことを愛していない」と決めつけてしまったわけです。
でも母親は妹のサポートで手一杯になっているだけで、決して彩夏を愛していないわけではない。
もちろん愛娘の彩夏だって愛している、ただ問題だったのは…
その愛があたりまえになっていたことでした
大好きなものがいつも目の前にあると、一緒にいるうちにそれが当然かのように錯覚が起きてしまうのは皆さんもよくあると思います。
「大切なものは失って気づく」って言葉があるくらいで、人間というものは尊いはずの光景が続くとそれがあたりまえになってしまうんです。
今回の彩夏と母親の関係がまさにこれで、彩夏もその妹も両方ともとても愛してるけど…でもそれはあたりまえ
そのうえで今面倒を観なきゃいけないのは妹の方、妹の活動を支えなきゃ…て感じになってたんだと思います。
しかも妹がメキメキと活躍しているんですから、褒めちぎりたくなってしまうのが親の性。
決して贔屓をしてるわけじゃない、親として娘を褒めるというのは当然の光景でしょう。
けどその光景ばかりを見せ続けられた彩夏は面白くないと思っても仕方ないでしょうね。
この親子の明暗を分けたポイントは大きく分けて2つ。
・彩夏のことだって愛していると伝えていたか?
・誘拐に気づかなかったことを心から謝罪したか?
どこかのタイミングで「いつも妹ばっかりにかまってごめんね」等と1回でも口にさえすれば、彩夏もここまで拗れることはなかったと思います。
「私のことも見てくれてる」という信頼を母親に寄せることができたでしょう。
そして第3話での誘拐事件の後に、彩夏の助けの電話に出られなかったことをしっかり謝罪していれば最悪の事態を免れたかもしれません。
しかし母親はこのどちらもしなかった。
彩夏には目もくれず妹ばかりを構い続け、彩夏のアフターケアをしなかった。
誘拐後も「仕事中だったからそんな事態になってるって知らなった」と謝るそぶりを見せず、しかも彩夏だって同じことあるでしょうと自身を正当化していた。
これが最悪の結果を生んでしまった
自分としてはこの母親の言動は正直理解できない。
娘が誘拐されたのに電話に出られなかったことを謝罪せず逆に正当化するってことが信じられない。
彩夏は「幸せじゃない家族だっている」と胸が痛すぎる言葉を一輝に言っていましたが、彩夏の誤解とはいえこう思っても仕方ないなと思わずにはいられません。
主人公が見せる人間の不完全さ
第1話〜第4話までみていて気づいた人もいるかもしれませんが、一輝って一度も謝ってないんですよね
母親を突き飛ばしたり父親に向かって怒ったりという行為を行なっても謝罪せず、それ以外の方法でその場を誤魔化していました。
これは全部バイスが関わっていたからなのかもしれませんが、とはいえやってしまったことは事実。
私自身もリバイスを見ていて、「え、一輝謝らないんだ…」て思うシーンが何度もありました。
そして今回の第4話でも一輝は謝罪をせず、その所為で大二と大喧嘩してしまいました。
大二は兄に尊敬と同時に嫉妬心もあったことからフェニックスに入隊したのですが、仮面ライダーの資格を兄に取られたことで中々に拗らせています。
そして一輝が契約をしないことや銭湯ばかりに気を回し仮面ライダーとしての活動を片手間で行っていることに腹を立てていました。
そして今回で彩夏が上級契約でフェーズ2になったことで大二の怒りが爆発。
強大で危険を伴う仕事を中途半端にしていること、自分のお節介を押し売りしてることを一気に突きつけました。
ここで一輝が「考えが甘かった」と謝罪をすればよかったのですが、一揆から出てきた言葉は…
「変身できないからって俺に当たるな!」
おいおいおい一輝…それは言っちゃあかんやつ…
変身できる立場でありながら変身できなかったことを悔やんでる大二にはあまりにも地雷な一言を口にしてしまいました。
謝るべきところで謝らなかったり、何かと正当化したり誰かのせいにしたりする一輝。
仮面ライダーとして戦う主人公にしては幼いというか正義の見方らしからぬ言動の数々が多いですよねw
でも一輝の言動って、ものすごく人間らしく見えるんです
どこか配慮が欠けてたり、時には誰かの所為にしたりもしてしまう。
理想を持っていながらも、その理想通りにいかない不完全さがとてもリアルな人間に私は見えました。
そういう意味では彩夏の母親もまた同様に、母親だって完璧なじゃないってことを表したかったのかも知れませんね。
そしてそんな一輝を成長させてくれるのが、母親の幸実ってところも実に良い。
「大二は人にも自分にも優しい子、あの子なりに生き方を模索してる」
「一輝、人の気持ちに寄り添える人になりなさい」
「一輝が後先考えずに動いてる陰で、誰かが傷ついてるかもしれない」
第4話だけでもこれだけの名言が出てくる幸実母ちゃんすげえ…
一輝に届くようにはっきりと、でも優しく言葉を送る…理想的な教え方です。
大二のフォローもしていますから、完璧です。
今後は一輝が悩み立ち止まったら、幸実が道を教えていくって形になるんですかね?
さらに良いと思ったのは、なんやかやで大二が一輝のこと大好きって描写があったとこです!
大喧嘩しても一輝にスタンプを届けてくれたり、幸実に一輝とのことを相談していたりと仲直りする努力をしているところが心が洗われる。
拗らせはしたけど、それ以上に兄のことを思いやれる優しい大二の姿を見ることができた気がします。
身近だからこそ思いを言葉に
身近な人だからこそ、恥ずかしくて伝えられないことってありますよね?
無意識のうちに「きっとわかってくれてる」てなって、実はすれ違ってたってことって結構多い。
第3話〜第4話の一連の事件も、そういったすれ違いと言うべき言葉を言わなかったことで招いてしまいました。
それを解決する方法はただ1つ…
ちゃんと言葉にして思いを伝えること
彩夏の母親は妹だけを愛していたわけじゃない、彩夏のことだってちゃんと愛していた。
でもそれを表現してこなかった、言葉にしなかったことがすれ違いを生み、彩夏に「愛されていない」という最悪な誤解をさせてしまったのだ。
彩夏の母は、悪魔に魂を売った彩夏を前にしても動じず、はっきりと言いました
ごめんなさいと…
どんな姿でもあなたを愛していると
遅すぎるかも知れないけどしっかりとその思いを伝え、かつての姿とはかけ離れた彩夏をぎゅっと抱きしめました。
最初こそ拒んだ彩夏ですが、ずっと欲しかった言葉や態度を言ってくれた事に涙を流していましたね…感動して泣きそうでした(泣きました)
そして一輝も、大二に「ごめん」と初めて謝り、大二が求めた言葉を口にします。
「やるよ…仮面ライダー!」
クウガの第2話のように、ちゃんと向き合って悪と戦うことを決意しました。
本当のヒーローとしての仮面ライダーリバイスの誕生の瞬間でした!
一輝の謝罪と決意の一言に大二は…はにかんだ笑顔で応えてくれました。
ほんとめっちゃ良い子やん大二…。
その人への感謝や愛情って自分だけで満足しちゃダメなんですよねきっと。
軽はずみで何度も言うのも良くないけど、全く口にしないと相手には伝わらない。
「ありがとう」、「ごめんね」って言葉は、恥ずかしがらずに伝えたいと強く思えるワンシーンでした。
救う方法は「ライダーキック」
お母さんと仲直りして万事解決…とはならないのが仮面ライダー。
契約という強力な縛りには抗えず、彩夏は暴走してしまいます。
もう二度と元には戻れないというのは本当のようです。
でもありました!解決方法!それが…
ライダーキック!!
な…なぜライダーキック?
説明しよう!!
仮面ライダーリバイスには悪魔と人間の契約を無効化する力が備わっており、ライダーキックによって撃破することでその力が発動!
デッドマンと契約者を分離することができるのである!
仮面ライダーがライダーキックをする理由って作品において様々ですが、この仕様はリバイスらしいというかすごく納得!
仮面ライダーが大好きで仕方ないジョージ・狩崎がいかにも考えそうなギミックですし、これなら「わざわざジャンプしてキックする必要なくね」って言葉にも対応できますから。
今回のリバイスの戦闘は個人的にすごく楽しみで、というのも今回はファイズをモチーフにしたバイスタンプを使って戦うと分かっていたので密かに胸を高鳴らせていました。
そして戦闘は…赤い閃光が交差するハイスピードバトル!!
CGをフルに使って躍動感を演出し、ビルを飛び越えたり走り抜けたりするシーンが盛りだくさんの男の子が大好きなアクションばかり!
仮面ライダーリバイ プテラゲノムのフォーム自体が、仮面ライダーファイズ アクセルフォームのエッセンスを詰め込んだスーツ造形なのもグッドポイント!
胸部の特徴的な展開パーツをプテラの翼にしたデザイナーは天才です!ジーニアスです!
適材適所でレックスゲノムにフォームチェンジしたりと戦いにメリハリをつけていたのも素晴らしかった…
ドラマパートの濃さももちろんですが、戦闘においても妥協が無いから面白いわけないんですよね!
契約成立・そして…消失?
仮面ライダーリバイスによるライダーキックで見事デッドマンを撃破し、彩夏を分離する事も成功。
その後一輝は腹を括った事を証明したかのように、フェニックスの傭兵になるという契約書にサインと印鑑を押印しました。
第4話まで長かったですが、これで一輝は正式に仮面ライダーとして活躍するわけですね。
おまけに、しあわせ湯にくる立ち退きもフェニックスがなんとかしてくれるという副産物も得られました。
たった1枚の紙切れでそれほどの力を行使できるんですから、やっぱり契約ってのは強大な力ですよね。
仮面ライダーの問題も立ち退きの件も解決、大二とも無事仲直りできて万事解決。
新たなスタートを無事切ることができた一輝なのでした。
その時、不思議なことが起こった!?
しあわせ湯にある一輝と大二が映っている大二のフェニックス入隊を祝った写真から…
一輝の姿が消失したのだ
なぜ消えたのかは現時点では全くもって不明。
フェニックスと契約を結んだことがトリガーになったとは思うが、だとしても過去を写した写真から姿が消えるという演出は何を意味しているのか?
また謎なのが、その現象を目撃したバイスは何か検討がついているということ。
今のところバイスだけが理解している不思議な現象は、今後どういう形で明らかになるのか…そして今後同じような現象が起こっていくのか…とにかく謎が深まるばかりです。
終わりに
仮面ライダーリバイスの庭で構成された物語の1つが完結したわけですが、非常に考えさせられるしハッとすることが多かった。
ものすごく面白いのはもちろんなのですが、ボリュームが凄すぎて…すぐお腹がいっぱいになってしまいますw
今後の物語も期待していますが、1話くらい軽食のような賑やかな物語が欲しいですねw
じゃないと胸焼けしちゃうから。
次回からは正式なフェニックスの仮面ライダーとして活躍するわけですが、次回予告を見た感じまたまた重めなテーマ。
「正義のためなら人はどこまでも残酷になれるんだ」
という仮面ライダーオーズ「火野 映司」の言葉を思い出しそうな内容になりそう。
そして新たなる仮面ライダーも確認!
マーベルのヴェノムとDCのバットマンを混ぜ込んだような見た目の仮面ライダーでいかにも悪役っぽいw
今回も登場した名称不明な変身アイテムで変身するなのか、それとも全く新しいアイテムが登場するのか。
そしてどのようにして戦うのか…全てにおいて期待が高まりますね!
早く日曜日になるのが待ち遠しいです!
最後までご覧いただきありがとうございました。
またいつかの明日で会いましょう。
超高速移動とか普通にやってたりして、とても4話の敵とは思えない戦い方をしていました!
超不気味な鼻声が姿が見えないのに聞こえる描写もあったりして、余裕で中ボスレベルのオーラを醸し出していましたからねw