こんにちは、机上大使です。
先週の次回予告から非常に楽しみだった仮面ライダーゼロワン第6話。
「声優」、「親子」といったテーマが非常に気になっていましたが、視聴後私は…
心底ゾッとしてしまいました
前回の話で“涙腺が緩い人は覚悟した方が良い”と書いていましたが、勿論切ない映像があったんですけど…それ以上にゾッとしてしまう映像が後に流れてきてしまいまして…辛かったw
今問題になっている“子供に愛を注がない親”や“毒親”といったものをよく見かけますが、なんかそれにも1枚噛んでいるような回でした。
思い出すのも心苦しいですが、気持ちを切り替えて第6話について書いていきましょう!
■目次
誰かに酷似したヒューマギアを作ってはいけない
前回の第5話から登場した声優型ヒューマギア「香菜澤セイネ」。
「多澤青次」が経営する声優事務所に所属する新人声優で、今話題の声優なんだそうです。
その実力は確かなもので、性別の異なる男性の声や若い女性の声、リアルな猫の鳴き声と多種多様な声を使い分けることができます。
現実には七色の声を持つ声優「山寺宏一」さんが存在しますが、セイネはAIロボだからこそできる可能性を秘めているわけです。
或人達はセイネの仕事振りを見て人気間違いなしと、飛電インテリジェンス社長としても太鼓判を押していました。
まあ、別の声優(伊瀬 茉莉也さん)が演じる主人公の決め台詞「悪の匂いがするワン」というのに大興奮して業務妨害ギリギリだったのはここだけの話w
ところがその収録現場にはA.I.M.Sの諫も立ち会っており、とても険しい顔をしていました。
そしてセイネが収録を終えスタジオを出たとたん、諫は多澤に向かってこう言ったのです。
「多澤さん、あんたには人工知能特別法違反の容疑がかかっている」
突然すぎる諫の通告に驚愕する或人。
それに対し多澤は、何か思い当たることがあるかの如く戸惑いを露わにしていたのです。
諫が言うには、セイネは人工知能特別法第6条「本人に無許可で酷似した容姿のヒューマギアを作成、使用してはならない」に違反していることが判明。
つまりセイネ、その本人に許可を得ずに容姿を酷似して製作されたヒューマギアということ。
ではセイネは誰に酷似したヒューマギアなのか?
その人物は…多澤の娘でした。
多澤の娘は3年前に亡くなってしまったようで、多澤は亡くなった娘に酷似したヒューマギアを作ってしまったのです。
亡くなってしまったということは、本人から許可をとることは勿論できなため第6条に違反しています。
何より諫が問題視したのは、亡くなった人をロボットとして世に生み出してしまうという生命への冒涜行為
常識として考えられないことをしたとして、諫は多澤をひどく問い詰めました。
この第6条は、本来犯罪まがいな事を考えてる人たちに向けた法律だと思います。
それが今回の場合、亡くなった人のヒューマギアを作ってしまったという事例で違反してしまったんですね。
でも、たとえ法律に違反しているとしても自分で身長や容姿をカスタマイズができるならこういうことしちゃう人結構いるだろうなと私は思います。
誰かを酷似したヒューマギアを作ってはいけないとしても、大切な人を唐突に亡くしてしまって絶望にうちひしがれてしまったら…ダメだと分かっていても縋りたくなってしまう気持ちは分かる気がしてしまいます。
迅の疑問
一方そのころ、デイブレイクタウンで人類滅亡を目論む滅亡迅雷.netの迅は、滅から「自分が滅の息子」であることを告げられたことに疑問を抱いていました。
実は迅、「息子」という言葉の意味も理解していなかったらしく、その意味をネットで調べていました。
息子:親にとって男の子供、子息
という当たり前の情報がネットで明らかになるのですが、どうやら迅はここで初めて息子という意味を理解したようです。
それと同時に迅は「自分を息子と言う滅びは親なのか?」という地祇の疑問が生まれる。
その疑問には滅び自身がその解釈が正しいと答えを導きます。
“子供は親の言うことを聞いていればいい”と不穏な言葉も付け加えて。
そんな滅の言葉に少々納得のいってない様子を見せる迅でしたが、滅が禁止していたプログライズキー奪取を許可すると迅は再び無邪気な笑顔で行動に移りました。
迅はただ子供っぽいサイコパスお兄さんだと思っていたのですが、教養が十分に身に着けられなかった結果子供並みの知能のまま大人になってしまったのかなとこの時は思いました。
禁止されていたものが許可された瞬間にテンション上がるところとか子供そのものです。
迅はタクシードライバー型ヒューマギアを支配し、先ほどセイネの件で揉めていた現場に到着。
タクシードライバー型ヒューマギアを第4話に登場した「オニコマギア」に変貌させ奇襲します。
また出てくるのかと思いましたが、ゼツメライズキーはマギアが破壊されるたびに迅が回収していましたから全然あり得る話ですね。
或人は前回オニコマギアと戦闘した時同様ファルコンプログライズキーで対抗…しようとした途端オニコマギアは軌道を変え或人に接近しファルコンプログライズキーを強奪してしまう!?
迅は最初からこのファルコンプログライズキーを狙っていて、オニコマギアを出せば必ず最も適したプログライズキーを出すと考えていたようです。
そういった戦闘的な知識は持ち合わせているようです。
バルカンによってそのまま逃亡は回避されましたが、オニコマギアは現場の異変に駆けつけた警備員型ヒューマギアをマギアに変貌させ現場をかき乱す。
その被害は多澤とセイネにも飛び火し、セイネはマギアに左耳のパーツを攻撃され損傷し機能障害を起こしてしまいます。
そな際セイネは小さい声で、「パパ…パパ…」となんども呟いていました…。
動けなくなったセイネに慌てて駆け寄る多澤だが、そこへ現れたのがゼツメライザーを手に持った迅。
迅はそのままセイネもゼツメライザーによってマギア化しようとしていた。
セイネは動けないという絶体絶命の危機!
万事休すのその時、多澤は迅にこう叫びました。
「やめてくれ!セイネは…私の“子供”なんだ!!」
その場の危機感にやられたのか、多澤はセイネが自分の亡き娘を模したヒューマギアであることを迅に叫んでしまう。
しかしそんなことを言ってしまえば、
「違う違うwその子は人類を滅亡する…僕の友達だよ?」
とかなんとか言われ簡単にマギアにされてしまうでしょう。
…ところが今回の陣は違いました。
多澤が放った“子供”という言葉に迅は反応し、笑っていた顔を引きつかせたのです。
頭の中には滅から告げられた息子であるという事実が脳内再生され、思考が乱れその場に立ち尽くしてしまいました。
その隙に多澤はセイネと共に避難。
迅は、2人の背中を見つめていました。
その後オニコマギアは執念で追いかけたゼロワンバイティングシャークによってバルカンパンチングコングの時のように上下で真っ二つにされて撃破されましたが、ファルコンプログライズキーは迅の手に。
遂に手に入れたプログライズキーにはしゃぐ迅でしたが、多澤が放った“子供”というワードが頭をよぎります。
同時に、多澤親子と自分たちの関係性に違和感も感じていた迅は滅にこんな質問をしました。
「親は、子供を守る者なの?」
多澤は娘であるセイネを自分の身をていして守ろうとしていたのに、自分は滅に守られていない。
その違いに違和感を隠しきれていいない様子。
ところが滅は、
「お前は俺が守らなくてもいいほどに強い。それと…”お前と俺の関係は普通の親子とは違う”」
とそれらしい理由とその最後にまた不穏な言葉を付け加えて述べました。
滅は再びプログライズキーを奪ってくるよう迅に命令。
迅は滅の言葉にいまひとつ納得できない様子を見せつつも、親の命令として実行に移すのでした。
セイネに宿る多澤の未練
或人達は、多澤の事務所にいました。
ヒューマギアの一件によって損傷してしまったセイネでしたが、どうやら損傷は軽度のようで機能に問題は無いということが判明し一安心。
念のため再起動を行いセイネは一時的に電源が切れ目をつぶる。
その間に或人は、諫ほどではありませんが多澤が犯してしまった過ちについて詳しく聞こうとします。
どれだけ大切な娘さんであっても、こんな形で蘇らせてしまうのはどうなのだろうかと。
しかし或人が言葉を言い切る前に多澤は土下座し全身全霊で謝罪しました。
多澤曰く、娘さんは以前から多澤の事務所に所属しており声優として活躍したいたそうです。
仕事も上々で確実にキャリアを積み重ねていたのですが突然重い病にかかってしまい、必死に闘病したのものの3年前に亡くなってしまったというのです。
そして最近になって飛電インテリジェンスの存在を知って、ダメだと分かっていても自分を止めることはできなかったそうです…。
せっかく声優として活躍できると思ったいたのに病気で亡くなってしまうというのは親としても娘さんを非常に不憫に思っていたのでしょう。
本人がどのように思っているのかはもはや迷宮入りの問題ですが、親として子供を先に逝かせてしまう虚しさは相当なものだったのと思います。
だからこそだったのでしょう…多澤は必要以上にセイネを亡き娘に近づけ過ぎてしまったんです
再起動したセイネから放たれた第一声が私には衝撃でした。
「パパ」
セイネから放たれて言葉は「社長」ではなく「パパ」だったのです。
多澤はお客さんがいるから社長と呼びなさいとセイネに命令しますがセイネは、
「じゃーん。パパ、お誕生日おめでとう!大好きな手作りベイクドチーズケーキ。」
どうやら多澤は家ではセイネに「パパ」と呼ばせていることが判明してしまいます。
しかもセイネからは、きっと娘さんとの一番お思い出であったろう誕生日時の言葉がインプットされていたのです。
セイネは、声優としてのセイネ以上に“娘としてのセイネ”なのでした。
私にはそのヒューマギアが、多澤が娘にしてやれなかった未練の権化に見えてなりませんでした。
その後に笑顔を消し、
「社長、ごめんなさい」
と娘としてのセイネが消える様がそのAIロボの虚しさを現していました。
無機質な笑顔で「パパ」と呼ぶセイネに、或人も虚しさを感じずにはいられません。
多澤は、翌日には返却するから今日だけでも一緒にいさせてくれと或人に懇願します。
しかし3日後にはアニメヒロイン役を決めるための大事なオーディションがあることが決定。
それでも多澤はそのオーディションを諦めて返却することを或人に約束するのでした。
本当は多澤はとてもいい人なのだろうなと、このシーンを見て思います。
自分より年下の或人に一度も偉そうな態度もとらないし、すぐに頭を下げるので本当は心が穏やかな人だったはず。
それが大切なものを失うだけでどんなことをしてでも縋りたくなってしまう…人間の脆さを感じました。
多澤に重ねた自分の過去
とはいえ、或人にとって今回の多澤の事例は他人ごとではありませんでした。
なぜなら或人も早くに親を亡くしてしまい、その溝をヒューマギアが埋めてくれたから。
ヒューマギアがいてくれたから1人ぽっちにならず心の拠り所になったんです。
そして最後には、自分の盾となり守ってくれた。
自分の過去があるからこそ今の多澤の気持ちが誰よりも分かったのでしょう。
或人は、セイネをそのオーディションに出すことを許可したのです。
そのオーディションで結果を出すことで、多澤にも気持ちの整理ができるはずだと思ったからと社長として以上に人としての自分の判断を優先しました。
その場に居合わせた諫は或人の違反ヒューマギアを放置する行いに当然納得はしませんが、
「飛電の社長として俺が責任を持つ」
と言い切り、諫を言いくるめたのでした。
しかしこの或人の決断が、最悪の結果を招いてしまうことになるとは視聴者以外誰も予測できなかったのでした。
或人…責任なんて言葉を簡単に言ってはいけないのだ…
或人の熱弁「親が子供を守るのは当たり前だ!!」
嫌な予感がムンムンとした状態で始まったアニメヒロインオーディション。
このオーデョションは公開オーディションだったらしく、会場にはアニメファンや声優ファンが多く集まっていました。
或人もその観客の1人として立ち会っており、セイネが無事にオーディションを終えることを願っていました。
そして遂にセイネの番。
台本を片手に演技を始めるセイネ。
ところがセイネは突如機能停止し、静まった会場が徐々に観客のざわめきに変わる。
セイネの頭の中には、生前の頃の娘の映像が流れていた。
そしてセイネは再び口を開きこう言いました。
「パパ、大好きだよ…また会おうね…天国で」
台本に書かれていない言葉を発したセイネ。
多澤は慌ててセイネに駆け寄り抱きしめ、自らが行ってしまった過ちと目の前にいる娘の残滓に感情をぶつけることしかできませんでした。
これは多澤の娘が命尽きる前に放った言葉なのか?
それとも…セイネに宿る亡き娘の残滓が自らこの言葉を発したのか?
そういえば迅はセイネもゼツメライザーでマギアにしようとしていました。
ひょっとするとセイネはシンギュラリティーが覚醒していて、それが多澤の娘として現れていたのでしょうか?
でも生きていた時のビジョンが浮かんでいるということは、そういうことなのかもしれません。
が、その場は迅による発砲によって一変してしまいます。
銃声によってパニックになった会場では、観客たちは慌てふためき逃げ出す。
「君と僕は同じ子供!お友達だよ!」
そういって迅はセイネにゼツメライザーを装着させると、セイネは滅亡迅雷.netに接続してしまった。
こうなってしまったヒューマギアは破壊するしかないが、多澤の目の前で娘であるセイネを破壊することにどうしても躊躇いを持ってしまう或人。
だが多澤は、危険な状態であるにもかかわらずセイネに近づき迅から守ろうとする。
セイネにより攻撃されてしまうもその姿勢を貫く多澤に対し、迅は疑問と同時にイライラを募らせていた。
なんで守ろうとするのか、何で命がけになるのかと。
でも迅は分からない…迅はその場にいる或人になんでなのか問い詰めた。
「…お前、そんなことも分からないのか!親が子供を守るのは当たり前の事なんだよ!
子供の為なら命を失っても構わない…そう思うのが親なんだよ!!」
或人による熱弁が炸裂しました。
自分も親が爆発から守ってくれたからこうして生きているから、より親というのはそうなんだと…そうであるべきなんだと迅にぶつけるのでした。
私はこの或人の感情こみっこみの熱弁シーンがとにかく大好きで、なんだか心で言ってるって感じで凄く自分的に刺さるんです。
各話で必ず或人の熱弁があるのですが、1つ1つに人間臭い感情込み込みの言葉をぶつけてくれます!
今の世界、子供に対して愛情を持たない親をよく見かけるようになったからこそ、この言葉が現実でも当たり前になってほしいと心底思います。
そうでなかった親「滅」ライダー史上最もゾッとした変身
或人によって親が子供を守ろうとすることが当たり前であることを知った迅ですが、迅はその言葉と正反対の言葉を発していた滅との違いにひどく困惑し始めた。
「俺が守らなくてもいいほどに強い」
「子供は親の言うことを聞いていればいい」
こう言った言葉が脳裏によぎり、混乱から迅は頭痛に苛まれた。
そして次の瞬間、迅はセイネに巻かれたゼツメライザーを取り外そうとしたのです!?
「早く逃げて!!」
さっきとはうって変わった行動をとろうとする迅に或人達は動揺を隠せずにはいられない。
だが迅の行動も虚しく、セイネはガエルゼツメライズキーを装填して「ガエルマギア(モデル:両生類の絶滅種「イブクロコモリガエル」)」に変貌してしまった。
仕方なく或人は仮面ライダーゼロワンに変身し、ガエルマギアと戦闘を始めるのでした。
一方、或人の熱弁によって完全にパニックになってしまった迅でしたが、その後ろからなんと滅が現れる!?
迅は咄嗟に息子である自分を親である滅が守りに来てくれたんだと喜び近づく…だが、
「違う!お前は“俺が作ったヒューマギア”だ!だから息子と呼んだ。いいか、使命を実行しろ!」
衝撃の事実、迅は人間ではなくヒューマギアだった!?
本来のヒューマギアのように声に加工もないし、非常にリアリティのある感情表現をしていたので人間だと思っていましたが…。
更に滅は、第4話で自分に巻いていたベルトを迅に巻き付ける。
このドライバーは「フォースドライバー」。
滅亡迅雷.net側のベルトで、プログライズキーの力を強制的に解放して変身するシステムなんだそうです。
しかもベルトの仕様はゼツメライザーと同じで、ヒューマギアに巻き付けることで滅亡迅雷.netに接続するシステムのよう。
或人がせっかく親について熱く語り心に染みたというのに、その言葉をすぐさまなかったことにしてしまう滅。
滅は或人が理想として描いていた親とは正反対のクソ親父でした。
これで滅も仮面ライダーではもう風物詩であるクソ親父の部類の仲間入りです。(代表:蛮野天十郎、檀 正宗)
迅は滅亡迅雷.netに接続し、強制的に変身シークエンスに入る。
或人から奪ったファルコンプログライズキーをフォースドライバーに装填。
フォースドライバーからアラート音のような待機音が鳴り響き、戦場に緊張が走る。
「変…身…!」
悶えながらレバーを引っ張り変身。
『フォースライズ!フライングファルコン!“Brake Down”』
隼のガジェットが迅を子を守る親のように…いや、この場合は自分の巣から決して子を出しはしまいと束縛せんとする親にも見える。
その後ガジェットが破裂すると、体中のアーマーが体から飛び出そうとするのを数多の拘束バンドで無理やりスーツに固定するような演出。
「お前は束縛から逃げることはできない」と体に教えているような演出。
体中の鋼鉄のパーツ、所々に汚れきったようなパーツも見受けられます。
おぞましい演出によってピンクの仮面ライダー「仮面ライダー迅」が産み落とされました…。
仮面ライダー史上これほどまでにゾッとした変身は見たことがありません…。
仮面ライダー迅は先ほどのパニック状態が嘘のように容赦なくゼロワンに迫る!
鋼鉄の翼を展開し飛び立ち、ゼロワンを斬りつけ、隼が獲物を掴むようにわしづかみして戦場を移動する!
これまでマギアと戦ってきたゼロワンにとってかつてないほどの強敵に、苦戦を強いられることになったのだ。
女王蜂の風格「バルキリーライトニングホーネット」
仮面ライダー迅により怒涛の攻撃に悪戦苦闘するゼロワンだったが、さらにそこへガエルマギアが合流することで戦況はますます不利になってしまいます。
ガエルマギアの大口に食べられるゼロワン(バッタ)という食物連鎖を現しているような戦闘シーンが印象的でしたがw
そこに颯爽と現れたのが唯阿!
A.I.M.Sとしての仕事を実行するため仮面ライダーバルキリーに変身し、チーターの如く瞬足で戦場に参戦する。
バルキリーはガエルマギアと戦うことになるのだが、ゼロワンは飛電の社長の責任として自分が破壊するとバルキリーに告げる。
しかしバルキリーは冷静に、
「社長さん、あなたがすぐにヒューマギアを廃棄すればこんなことにはならなかった」
と言い捨て戦いに戻る。
確かに或人が社長としてセイネをすぐに回収し廃棄すれば、オーディション会場が戦場になることはなかった。
感情に流され行動してしまった結果がこの有様であることを唯阿はオブラートなく直球で突き付けました。
でも人情バリバリな或人にとってはこれが逆に親切なのかもしれません…。
それにしても唯阿、ゼロワンが或人であることいつの間に把握していたんですね。
諫にばらしたときは非番だから黙ってると勝手に思ってましたが、そりゃ普通は報告しますよねw
バルキリーはガエルマギアとの戦闘に戻りますが、ガエルマギアはくちから爆弾を大量生産し吐き出すことでバルキリーの速さを妨害攻撃を行う。
そこでバルキリーは、第6話の中で謎のA.I.M.Sの上司から渡された「ライトニングホーネットプログライズキー」テストを試みることに。
『ショットライズ!ライトニングホーネット!Piercing needle with incredible force.(信じられない力を秘めし鋭い針)』
胸部や腰などに黄色と青で彩られた蜂の巣のようなハニカム模様のアーマーを装着し、頭部にはゼロワンと同じような蜂の触角がついている。
しなやかな体から放たれる圧倒感は、間違いなく女王蜂の風格を現しているようです。
バルカンパンチングコング同様左右対称のアーマーに変わってるので、エイムズショットライザーのフォームチェンジは左右対称のフォームに変わる仕様のようですね。
バルキリーライトニングホーネットはエイムズライダー初の飛行機能を持っており、地上の高速移動とはまた違った移動方法でガエルマギアをかく乱。
ガエルマギアが爆弾を放つと、自らも胸部の蜂の巣から蜂型の小型ミサイルを打ち出し爆弾を相殺する。
状況が不利になったことを悟ったガエルマギアは近くの池に避難するも、バルキリーライトニングホーネットが放った電力最大ミサイルで池全域に電撃を放ちガエルマギアを無理やり池の外吹き飛ばす。
この際の水飛沫とバルキリーライトニングホーネットの柄がとてもいい!
水も滴るいい女とはこのことです!
最後はバルキリーライトニングホーネットの必殺技「サンダーシューティングブラストフィーバー」を発動!
右足に電気エネルギーで巨大な針を生み出し飛行、空中で無防備になっているガエルマギアを針で串刺しにして撃破しました。
バルキリーライトニングホーネットは標的を仮面ライダー迅に変更。
恐らく周辺のマギアを撃破していただろうバルカンパンチングコングも合流し、合体技で仕留めようとするも逃げられてしまった。
ゼロワンは新たな敵の強大さと、今回自分の行いで起きてしまった悲劇を猛省することになるのでした。
第6話にして重すぎる話
マギアや陣との戦いが終わった第6話。
だいたいこういうのはハッピーに終わりを迎えるものですが、今回は何とも言えない終わり方でした。(良い意味で)
セイネが破壊された後、多澤の下にはセイネの声が登録されたAIマシンが支給されることになりました。
セイネという愛娘が居なくなってしまったことは辛いですが、多澤は娘と何かしらの形で話ができれば良いとのことでした。
ただ私には、セイネが破壊されてもなお娘への未練を忘れることができずにいるのだなと思わずにはいられないのです。
でも人は乗り越えることができる人ばかりではないですからこういうのもリアルで逆にありですし、むしろAIが当たり前のこの世界だからこその救済だとも受け取ってます。
「人は心の支えが無いと生きてはいけない。AIはそれをもたらしてくれる存在!つまりは…愛だな!」
或人はヒューマギアが心の支えになる大事な存在だと、改めてただの道具ではなく心を通わせるパートナーだと認識するのでした。
「ええ!愛(AI)」
という一発ギャグをイズに仕込み、かわいいイズを見せてくれたりもしてサービス旺盛でしたw
その一方でデイブレイクタウンでは迅の働きを滅が褒めていたのですが、その迅はかつて「親子」について迷いに迷っていた面影は微塵もなく第1話の時の笑顔を見せていました。
どうやらフォースライザーによって記憶を改ざんさせられ、かつての記憶が完全に消えてしまったようなんです。
迅は何も知らないまま滅という毒親に支配されたままになってしまうのでしょうか?
今回の一件で迅は全てにおいて滅の命令のままに会っていることが判明し、さらに物事を理解すれば正しいことをできるということが分かりました。
迅が救済の道へと歩んでいけるその瞬間を私は切に願っています。
それにしてもフォースドライバーがヒューマギア用のアイテムなのだとしたら、滅も人間ではなくヒューマギアなのでしょうか?
なんだか滅亡迅雷.netの闇が総統府カオスで不安になります。
終わりと次回予告
今回は仮面ライダーゼロワン第6話のネタバレと感想を書いていきました。
今まで見てきた中でもダントツで重いテーマを1桁の話数でぶちかますという相変わらず全速力なゼロワン。
子供に先だたれどうしても立ち直れなかった多澤、滅という身勝手な親に言われるがまま支配される迅。
朝9時から、心のお腹がいっぱいになりすぎて胸やけしてしまうお話でしたw
特に仮面ライダー迅の初変身ほどゾッとしたものは無いです…
或人自身もこれから先もっともっと自分に降りかかる判断の重さがのしかかってくるでしょう。
彼の人の良さが後々自らを破壊してしまわないかとても心配です。
次回の第7話は、ヒューマギアは熱血教師というテーマ。
無感情であるはずのヒューマギアが熱血教師という凄い矛盾が入り混じった話ですw
でもこの話、滅亡迅雷.netが散々言ってるシンギュラリティについて深く触れそうな話になりそうな予感がします。
そのヒューマギアが熱血になった理由等から、ヒューマギアの知られざる秘密が明らかになるのか?もしくはより深くなるのか?
ゼロワンもまた新たな新フォームにチェンジするみたいです。
毎週何かしらフォームチェンジするゼロワンですが、こんなに増えちゃって後々どうなるのかちょっと心配になりますw
でも新たなフォームが出てくれるのは見ていて楽しいので、やれる限りどんどんやっちゃってください!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
またいつかの明日に会いましょう。