こんにちは、机上大使です。
決戦「人間VSヒューマギア」の幕開けとなった仮面ライダーゼロワン第15話。
まだまだ始まったばかりなのに、最終章張りの展開となっております。
そしてこの決戦の裏では、或人と迅それぞれの隣にいた大切な物が重大な危機に陥ります。
傍にいたはずのそれが失われたとき、或人と迅はどのように考えるのかも今話の注目すべきところです。
■前回の第14話ネタバレ&感想記事
■目次
自我に芽生える昴とイズ?
第15話の序盤では、或人が自分の家族の墓参りにきている映像が流れました。
或人は、それぞれ兄を失ったイズと昴を飛電家の墓参りに連れてきていたのです。
これまで或人の家族は、祖父「是之助」と父「其雄(旧世代型ヒューマギア)」の2人がいることは判明していても、母親やその他の家族については語られていませんでした。
このシーンでは、或人の家族構成が明らかになります。
お墓の側面に「墓碑銘」があるのですが、その中に…
飛電 一子 新一九九三年
飛電 其雄 新一九九七年七月
飛電 嘉乃 新一九九七年七月
飛電 其雄ヒューマギア 新二〇〇七年十二月
飛電 是之助 新二〇一九年八月
といった或人の家族の名前が刻まれていました。
或人は訳アリの孤児とかそういうのではなくて、ちゃんと家族がいたんです。
そしてこの墓碑銘でわかることは…
或人の両親は、或人が生まれた年に亡くなったということ
或人は現在22歳。
是之助がなくなった今の新2019年から逆算すると、或人が生まれたのは新1997年ということになるので或人はこの世に産まれてすぐに両親を亡くしたのことになるのです…辛いですね。
でも或人には本当の父親と言える存在がいますよね…ヒューマギアの父親「其雄」です。
生まれてすぐに両親を失い親の顔を知らない或人にとっては、紛れもなく真の父親なんですよね。
だからなのでしょう、或人の育て親であるヒューマギアは「其雄ヒューマギア」とお墓に刻まれ“家族”として弔われてるのです。
或人は、自分にとってヒューマギアは“家族同然”で、その存在は唯一無二なのだと昴達に伝えたかったのです。
これまで登場してきた心優しきヒューマギア達、イズや昴や…雷となってしまった雷電も大切な家族だと。
ただヒューマギアである昴は雷電に対し…
「彼はスパイだった…もう兄じゃない。壊れたらそれで終わりです」
とヒューマギアらしい冷たい決断を即座に発言。
ずっと信じて傍にいた兄が実はスパイだったと知れば、たとえ人間であってもこのように思うでしょう。
常に合理的な思考をする高性能なロボットなら尚更です。
でも或人がその言葉に反応しないわけはなく…
「簡単に割り切るなよ!お前の兄貴だろ…そんな悲しいことを言うなよ!」
と昴を叱責したのでした。
そんな光景を目の当たりにしていたイズですが、何かを感じ取ったのか目を瞑ると…失った兄と過ごした過去の記憶を思い出し目を光らせると…
「そうです。兄は特別な存在です。」
とにっこりと微笑みながら、或人の考えを全面的に肯定するような発言をしたのです!
イズからまさかの肯定的意見を受け取った或人も、これには驚きを隠せてはいませんでした。
その言葉は心なしか、感情がこもっているようにも聞こえます。
さらには是之助達が眠っているお墓に挨拶をするという非合理的な行動までとってしまうのでした。
兄「ワズ」の損失が、イズのシンギュラリティを目覚めさせるきっかけになっているのですかね?
いずれにしろ、以前のような合理的な事しか言わなかったイズとは見違えるように人間的になりました。
こうして人間的になったイズによる発言は、似た境遇の昴にとって非常に刺激となります。
「兄は特別な存在」という言葉から昴もイズ同様に目を瞑ると、その瞼の裏からは兄「雷電」と過ごしてきた思い出たちが次々と溢れてくる。
自分を厳しく優しく育ててくれた兄…そんな兄に自分は支えられ、共に過ごしたその瞬間が特別なものだったと昴は感じ取る。
同時に、そんな貴重な時間を過ごした兄を失った自覚した昴は…
「あ…ああ!兄さん!!」
と体をよろめかせながら失意の声を漏らすのでした。
昴がシンギュラリティに目覚めて、自我を得たということでしょうか?
昴はこの一件で兄という存在をしっかりと認識しました。
そしてイズもワズとの思い出を人間のように思い出したことで、ワズを特別な存在としさらにはお墓にお参りまでしました。
是之助が言っていたイズのシンギュラリティの目覚めが始まりつつあるのかもしれませんね。
一方、滅亡迅雷.netでは迅が廃ビルの屋上で瓦礫を積み重ねていました。
その中にはドードゼツメライズキーが…
迅は暗殺ちゃんと雷の墓を作っていたのです。
どうやら亡くなった命の弔い方を検索したようで、散っていった家族を弔おうとしていたのでした。
しかしその行為を滅は否定し、墓として作った瓦礫の山を崩しドードゼツメライズキーを奪い取る。
「人間の真似事はよせ。2人は使命を果たしたのだ」
と迅を説得していました。
滅は迅の人間的部分を徹底的に排除しようとしている気がします。
人間を憎み滅ぼさんとする破壊兵器へと確実に作り上げているようです。
人間VSヒューマギア
第15話では、前述したように
人間VSヒューマギアの全面対決が描かれています!
第14話にて雷電がデイブレイクタウンにある滅亡迅雷.netの潜伏先を特定したことで、A.I.M.Sは滅亡迅雷.netのせん滅作戦を決行することに。
A.I.M.Sの全総力をあげて、滅亡迅雷.netを完膚なきまでに叩きのめそうとしていました。
勿論このせん滅作戦には諌も参戦。
第14話でバルカンアサルトウルフとなったことで相当体がズタボロのはずですが、ヒューマギアを残らず潰すという信念だけが彼を動かし戦場へと足を踏み入れさせていたのです。
普段が物分かりのいい諌ですが、ことヒューマギアとなると一気に諸突猛進ガイとなってしまうのが玉に瑕ですね。
絶対に無理するのが目に見えており、唯阿は諌を不安げに見つめていました。
そして、A.I.M.Sによる殲滅作戦が決行!
このことを想定していたのか滅と迅は既に臨戦態勢で待ち構えており、唯阿は諌の体の事を考えて変身控え援護に回ることを要求。
しかしそんなことを諌が聞き入れることはなく、滅亡迅雷.netから強奪した危険なプログライズキー「アサルトウルフプログライズキー」でバルカンアサルトウルフに変身…眼前的に前進していった!
前回の変身によるダメージが残っている諌は反動に身悶える仕草を見せるも、滅亡迅雷.netへの怒りだけで迅を火力で追い詰めていく。
その一方でバルキリーは滅と戦闘しているのですが、ラッシングチーターとライトニングホーネットを使っても戦力差を埋めることができずにいた。
絶体絶命の危機となってしまうバルキリーだが、そんな時に現れたのがゼロワンシャイニングホッパー!
A.I.M.Sの殲滅作戦をイズによって知った或人が駆けつけてくれたのです。
これによって戦況は一気にA.I.M.S側が優勢となります。
滅とゼロワンシャイニングホッパーはここで初めて相対するのですが、ゼロワンシャイニングホッパーの超高速の移動にはさすがの滅も対処しきれず防戦一方状態に。
さらには新武器「オーソライズバスター」によってはなたれた『ゼロワンダスト』の一撃は、これまで全く歯が立たなかった滅によるアタッシュアローの砲撃をいとも簡単に相殺。
そのまま砲撃は滅にヒットし、初めて滅に絶大なダメージを与えることに成功したのでした。
決戦の代償
かつて無双状態だった滅を追い詰めることに成功したゼロワン。
迅はバルカンアサルトウルフとの戦闘中にその状況を目撃し滅を心配するも、その隙を突かれたことで一気に追い詰められていく。
バルカンアサルトウルフは今にも倒れそうな体を根性で持ちこたえながら、一気に終わらせるために「マグネティックブラストフィーバー」を発動!。
高らかに飛び上がり、オーバーヘッドキックの如く回転で迅を蹴り潰そうと迫る!
その光景を目の当たりにした滅が
「迅!!」
と叫んだ刹那、滅はアークに接続しアークからとある伝令を受ける。
「それがアークの意思ならば…従うまで。」
そして滅は…
陣を庇いバルカンアサルトウルフの蹴りをもろに受け吹き飛び爆散した…!
とうとう根性も尽き倒れこむ諌だが、血反吐を吐きながらも滅を打倒したことに達成感を見出し駆け付けた唯阿達にその旨を伝えました。
しかし滅は、肌がはがれ内側のスチールが剥き出しになりながらも僅かに機能していました。
迅はすかさず滅に駆け寄るが、そこへ状況確認をしに来たのかイズが1人でその場に現れ…
「司令塔の滅が討伐されたようです」
といつもの口角が上がった顔で呟きました。
でもそれが迅の怒りを爆発させてしまった。
「ふざけんな…滅がやられたのに…なんで…
なんでヒューマギアのお前が笑ってるんだ!!!!」
同法のヒューマギアなのに…仲間のはずなのに…満身創痍のヒューマギアを見てどうして笑顔でそんなことが平気で言えるのか!?
思考は全く整理できず、ただ理解できない言動を行う目の前のヒューマギアに迅は激昂する。
そして気づいたときには…迅は自らのケーブルでイズの胸を貫いていた…。
或人が何とか救出するも、ヒューマギアのハッキングに用いられるケーブルに貫かれたことによってイズのプログラムにはバグが発生。
或人を見つめて最後、シャットダウンしてしまった…。
隙を見た迅は滅を連れて退避。
滅亡迅雷.net殲滅作戦は滅の討伐に成功するも、その代償として飛電はイズを失いかねない危機的状況に陥り一幕を降ろすのでした。
自己犠牲は憎しみを抱かせるため
滅によって破壊を免れた迅は、速攻で隠れ家に帰還し滅をアークに直させようと試みます。
しかし滅は迅の行動を止め、自分自身の行動の真実を打ち明けました。
なぜ迅を息子として育ててきたのか?…なぜ自ら致命傷を負ってまで迅を守ったのか?
アークの目的は”迅のシンギュラリティを覚醒させること”
シンギュラリティを目覚めさせるため、人間同様に迅を子供のように扱い育てることで自我の芽生えを手助けする。
そうすることによって、子供のようでも迅には自我を芽生えさせることができた。
そうすれば最後にすることは…人間への憎しみを抱かせることだけ
そしてその最も効率な方法こそが、自らが人間によって滅ぼされることだったのだ!
自分が人間によって破壊されることによって、迅を人間が憎むべき存在だという自我に覚醒させることができる。
アークはあの迅の危機から瞬時に計算し、目的を叶えるために滅の犠牲を選択し指令したのです、
なんという悪…まさにアークという名が相応しいスーパーコンピューターです。
どう考えても憎むべきはめちゃくちゃな指令をしたアークだと誰もが思う。
でも迅は見た目を大人で頭脳は子供、善悪の分別が十分にできないために親が言う“人間”しか憎むことができないのです。
滅の育て方も相まって、迅は人間しか憎むことができないヒューマギアになってしまっていたのでした。
最後に滅はダメおしで、
「息子よ…人類を滅亡させよ…」
そういって最後…完全に機能を停止してしまった…。
滅の亡骸の手を握り、悔しそうに顔を歪める迅。
そして泣き叫ぶと同時に目をよりいっそう強く発光させ憎しみを大爆発させた!
全ての準備は整った
そう言わんばかりに迅に覚醒に呼応するように光りだすアーク。
デイブレイクタウンでは大量のトリロバイトマギが生産され、決戦の第2幕が開こうとしていた…。
滅の本音は?
ここまで書いてきた思うのですが、一見すると滅は迅を愛情など一切なくアークの意思のままに育てていたと捉える事ができます。
でも私は、滅は迅を本当に愛していたんじゃないかと思うんです
滅は迅が今まさにバルカンアサルトウルフに止めを刺される時、アークの意思によって攻撃を庇いその身を犠牲にしました。
でも滅はアークから指令を下される前に…
「迅!!」
と迅の危機にいち早く反応していました。
今まで迅の事をないがしろにしているような言動が多かった滅ですが、この反応に意外と感じる人も多かったことでしょう。
もしかすると滅は、迅を本当の息子のように思っている自我を“アークによる意思”と勘違いしているんじゃないかと思うんです。
人間は憎んでいるけど、ヒューマギアに対しては或人のように家族同然の大切なものだと心の奥底では思っているんじゃないでしょうか?
でもアークが支配している以上、その意思を尊重するようにプログラムされている…のかと勝手に考えています。
そもそも滅亡迅雷.netは何ゆえにあそこまで人間を憎み滅ぼそうとしているのでしょうか?
「アークは地球上に人間が不要と判断した」
「我々は人間の奴隷ではない」
かつて滅が言っていた言葉を思い出しますが、ただ人間の支配下にあったというだけでここまでの謀反を起こせるものでしょうか?
その秘密はやはり、12年前に打ち上げられるはずだったアークにあると思います。
アークがなぜデイブレイクを発生させ、人間を滅ぼすと判断したのか…それを知ることが事態の解決になるかもしれません。
いやもしかすると…ZAIAのような外部の人間によってそう判断するようにハッキングされたというのもあり得なくはないのかもしれませんね…
ヒューマギアは大事な家族
迅が自我を覚醒させたその頃、或人はイズをラボに運んでいました。
迅によって機能停止となったイズを修復しようとするのですが、ヒューマギアへの知識が浅い或人に直す術があるはずが無くただただ焦りを募らせていました。
そんな最中に現れたのが、或人を疎ましく思っている福添率いる重役3人組。
相変わらず悪態をつく福添ですが、今回は会社の存亡にかかわる危機だけの事はあり今まで以上に或人を責めてたる。
或人は飛電インテリジェンスの社長という立場にある以上、個人の感情よりも会社の存続を優先しなければならない。
なのに今の或人は会社のことなどお構いなしで、目の前のイズを直すことしか考えていません。
福添はそんな或人を見るなり、
「ヒューマギアなんていくらでも変わりがあるだろ!」
と今の或人にはあまりにも冷たい言葉を吐き捨てたのでした。
事実、ヒューマギアはいくらでも代替機を用意することはできるので普通の人の思考なら代わりを用意するというのは当然。
でも或人はヒューマギアにも確かな自我を持つことを知っていて、仮に代替機を用意しても目覚めた自我は戻らないことを目のあたりにしています。
そして何より…イズが家族というものが何なのかを知り始めていたことを或人は体感しています。
だから或人は、イズやヒューマギアに対しての確かな考えと信念を福添にぶつける。
「代わりなんていない!イズは家族というもの知り始めてた…イズは大事な家族なんだ。直してやらないと…。」
或人はこの窮地を脱するために、滅亡迅雷.netを必ず撲滅することを福添達に約束する。
ただ既に或人を社長から解任させる手札を持った福添等はそれを聞き入れることなくその場から去ってしまいました。
或人は個人的感情で動くし会社ではなくヒューマギアを優先するしで、ぶっちゃけ社長としてはダメダメです。
けど或人は誰よりもヒューマギアと人間の共存を望み、そこで生まれる自我を全面的に肯定できる人間です。
先代社長の是之助の理想とする人間像に当てはまっているのは、或人しかいないのです。
そうした広い心を持った或人の思いが通じたのでしょう。
傍にいた昴は、イズを多次元プリンターで復元することを提案してくれました。
ゼアと直結している多次元プリンターならイズを復元できるかもしれないという可能性を、「壊れたら終わりだ」と言っていた昴が教えてくれたのです。
「俺もイズを直したいと思った。家族ってずっと傍にいるものなんだろ?じゃあ直してやらないと」
兄を失い、一度は家族の縁を切り捨てようとした昴は、或人の「ヒューマギアは大事な家族」という言葉でその繋がりを断ち切りはせず、むしろ家族の縁を取り戻そうとしてくれたのでした。
ただそんなときに、衛星ゼアからスバルを通じて滅亡迅雷.netが大軍勢で攻めてきているとの報告が。
決戦の第2幕が、今度は敵側の奇襲で始まってしまったのです。
家族を傷つける奴は許さない!ゼロワンシャイニングアサルトホッパー
滅の喪失により憎しみで覚醒した迅は、今までとは違う鋭い眼光で大軍を率いて攻めてきていました。
更にはA.I.M.Sの大型兵器である「ギーガ」もハッキングされたことで完全に多勢に無勢となってしまっていました。
バルキリーライトニングホーネットとバルカンアサルトウルフで対抗しますが、諫の体は想像以上に傷を負っているためもはやトリロバイトマギアともまともに戦えない状態に。
間一髪のところで唯阿がアサルトウルフを投げ捨てたことで諫の変身を解きますが、ハッキングされたギーガの重い一撃によって吹き飛ばされてしまう。
なぜ滅亡迅雷.netがギーガをハッキングできたのかという謎が唯阿の脳裏をよぎるが、絶体絶命な状況に2人は体を伏せることしかできなかった。
そんな最中、ゼアの通信で駆けつけたゼロワンブレイキングマンモスが登場し、ギーガとトリトバイトマギアを一層する。
そして或人は変身を解き、滅亡迅雷.netの筆頭となった迅にこんなことを聞いた。
「お前が人類を滅ぼしたいのは分かった。だったら…お前にとってヒューマギアとはなんだ?」
或人が陣に投げかけた質問に、迅は即答する
「友達だよ!」
迅は登場初期からヒューマギアを“友達”と呼んでいた。
自我に芽生えた友達を同胞に引き入れ人類を滅亡させようとしていた。
しかし或人はその“友達”という言葉に強く反応した。
「だったらなぜイズを傷つけた?今までもヒューマギアを傷つけ利用してきた?」
迅は同胞集めをしていたがそれはあまりにも強引で、人と生きることの喜びを知り始めていたヒューマギア達の意思を無理やり人類滅亡へと捻じ曲げていました。
或人は大切なヒューマギアを…家族を傷つけられ好き勝手に利用されたことがどうしても許せなかったのです。
或人にとって迅の“友達”という言葉はあまりにも薄っぺらかったのでしょう。
或人はこれまでにない怖い顔をして陣を睨み…
「そんなひどいことする奴は…友達なんかじゃない!」
はっきりと迅に怒号を浴びせたのでした。
家族を傷つけられた或人の心からの怒りに戸惑いを見せる迅。
だがそれでも迅は、アークの意思の為にゼロワンと決闘することを決意し、仮面ライダー迅 フライングファルコンに変身する。
或人も人類とヒューマギアの明るい未来の為にゼロワンドライバーを装着するが、瞬間或人はゼアのスーパーコンピュータに誘導される。
或人の目の前に会ったのは、アサルトウルフプログライズキーのデータ。
ゼアは滅亡迅雷.netとの戦いを予測していたのか、或人にアサルトウルフプログライズキーについている「アサルトグリップ」のデータをラーニングさせた。
ラーニングを終えた或人は、唯阿は投げ捨てたアサルトウルフプログライズキーを手に取り…アサルトグリップを取り外しシャイニングホッパープログライズキーに取り付け…変身!
『ハイパージャンプ!』
シャイニングホッパー同様に高らかに掲げたキーにはゼアとアークの両方からエネルギーが収束し、ネオンイエローとネイビーブルーの色が合わさった新たなホッパーが。
これまでのように飛んで跳ねたりはせず、空中に浮遊しているのも特徴。
『オーバーライズ!Warning,warning. This is not a test!(警告!警告!これは訓練ではない)
ハイブリッドライズ!シャイニングアサルトホッパー!“No chance of surviving this shot.”(この一撃で生き残れなどしない)』
日の出の光と共に現れたゼロワンの新たなフォーム…仮面ライダーゼロワン シャイニングアサルトホッパー
シャイニングホッパーのスーツ造形を継承しつつ、マスク、胸部、肩腰回りにアサルトウルフと同じネイビーブルーのアーマーが追加されている。
特に胸部にはアサルトウルフとは色が異なるアークのコアが埋め込まれていた。
ゼロワンライジングホッパーよりネオンイエローの配色が少なく隙間が多いようなスーツ造形は、その分をアサルトのボディで埋めるためだったのですね。
シャイニングとアサルトをうまい具合に織り交ぜたパワーアップフォーム!
まさにハイブリッドなフォームです!
「お前を止めれれるのはただ1人…俺だ!」
そうして取り出したオーソライズバスターをここでやっとアックスモードに変形!
諫に限らず或人までなぜ滅亡迅雷.netのキーを使えるのか疑問が拭えない迅へと、逆襲の1振りを浴びせに向かうのだった!
福添達のキャラの良さ
最後に、今回の第15話で個人的に結構好きになった福添準について話してみたいと思います。
イズにかかりっきりになってる或人を執拗に責めた福添ですが、一視聴者としてみれば彼らはひどいことを言っているととらえてしまうかもしれません。
でも現実的な話、福添の言っていることって何1つ間違ったことは言ってないんですよね
福添の言う通り、或人は現飛電インテリジェンスの社長…沢山の社員達の上に立つ存在。
上に立つ存在である以上、会社に起こり得る責任は社長が背負わなければならないのです。
それなのに或人は私情を優先してしまい、会社としての利益を蔑ろにしていることが多々ありました。
こういう風に考えてみてください。
あなたが働いている会社の社長が…
・会社のことをほとんど把握してない
・問題が起きても社員達に詳しく説明していない
・会社の利益よりも個人的な市場で変えのきく製品にかまってばかり…etc.
現実でやったらめちゃくちゃな会社なのは一目瞭然なんですよね今の飛電の状況って…
福添含む飛電インテリジェンス社員はみんな自分自身の生活があるわけなんです。
中には結構していて子供を育てている社員だっています。
そんな彼れらを社員として迎えている以上は、社長として一刻も早く対処しないといけないわけです。
そういう意味では社長に就任することを野望にしていた福添は常識的には間違ってないんです。
彼も言葉は相当悪いけど、会社の為を思って行動しているわけですから。
そう…言い方の問題なんですよねw
でも私が思うに是之助は、こういった福添の人間性もふまえて副社長にしたんだと思ううですよ。
あくまで予測ですが、飛電インテリジェンス創業者の是之助は或人と同じようにかなり人情に熱い人だったのではと思うんです。
そのため会社としての利益よりも、ヒューマギアと人類が共同して幸せな社会になる理想を優先してしまうような…或人のように本来社長としては完璧ではなかったと思うのです。
そんな自分だということを知っていたから、自分とは正反対の人間である福添を副社長として任命したんじゃないでしょうか?
そうやって考えると福添は、是之助に気に入られていたと思うんです私的には。
あくまで予測で妄想も多いに含みましたが、この第15話で私は福添は良いキャラしてるんじゃないかと思いましたね。
今は是之助の遺言状の事もあって或人を疎ましく思っていますが、もしこの2人が和解しそれぞれの意見が言い合えるようになったらきっと飛電インテリジェンスは回復すると思います。
中嶋児嶋さんも嫌味ったらしい芝居ができてるし、キャラとしての味もこれからどんどん出てくると思っています!
まさに福添は、カレーに添えてある福神漬けのような存在です!!
はい!!あるとじゃーないとおお!!!
終わりと次回予告
今回は仮面ライダーゼロワン第15話のネタバレ&感想を書いていきました!
やはりクリスマス前に不穏な影がバリバリ出てきてしまいましたね。
滅は機能停止するし、イズも危険な状態だし、まだ20話もいってないのに吐血いっぱいするし…この段階でこんな事したらこの先もっとひどいことが起きそうですよ…。
鎧武ばりの鬱展開も全然起こり得るのではとさえ思ってしまいます。
そんな状況下の中でも誰かを助けたいと思う純粋な心も沢山あったような気がしました。
唯阿は諫の命を守りたいと思ってるし、迅も精一杯の悲しみと慈愛を滅に抱いていたし、ヒューマギアを家族として守りぬきたいという或人の覚悟も見えたし。
ただ虚しいではなくその中に少しだけ、でも確かにあるそれぞれの優しさが見えたような気がしました。
そして最後に登場したゼロワンシャイニングアサルトホッパー!
第12話同様登場しただけで終わりという展開で、その実力は次回に持ち越しですw
ただアサルトウルフを使用した後の反動が相当なものですし、シャイニングホッパーも使用したあと反動が返ってきます。
その2つの反動が同時に来たら…或人の体はいよいよやばいことになりますよ。
そんなリスクがあるのに、なぜゼアは使用を推奨したのか?
そもそもなぜ諫に限らず或人も滅亡迅雷.netのアイテムを問題なく使用できるのか?
そういえば或人がゼアと繋がった時、或人の眼にズームするような描写があったのですが…その時の瞳孔の色がおかしかった気が?
やっぱりもしかすると…或人はヒューマギア?
あれが演出でちゃんと人間でしただったのならいいのですがねw
次回の第16話は、もっと続くと思っていた滅亡迅雷.netとの対決に決着がつく模様です!
映像には迅が満身創痍になっていて、滅に続いて迅も機能停止になりそう…。
でも滅の機体はA.I.M.Sが持っているような描写もあり、2人は退場というということにはならなさそうです。
そしてイズですが、映像の中でイズらしき後姿を目視!
どうやら事なきをえたような感じで心底ほっとしています。
…が!その映像にはあの1000%で有名になっている「天津 垓」の姿も!?
字幕には『ZAIAが動き出す』とあったり、
「本当の戦いはこれからだ」
と垓が甘ーいボイスで言っていたりしていました。
人間VSヒューマギアから今度は…
飛電インテリジェンスVS ZAIA
という会社同士のぶつかり合いが始まる予感。
或人に足りない社長力が高まりそうな物語が始まりそうですね!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
またいつかの明日に会いましょう。