こんにちは、机上大使です。
仮面ライダーゼロワン第19話…非常に胸の痛む話となっていました…
なんか朝早くから人間の闇をぶつけられて、人間てほんとに弱くて醜いものだなと思っていしまう話でした。
同時にヒューマギアの恐ろしさも改めて考えさせられた内容も含まれていて、どっちにも味方できない複雑で難しかった。
思い出すのもつらくなる内容でしたが、自分に鞭を撃って物語を思い出し書き記しましょう。
■前回の第18話のネタバレ&感想
傲慢トップ営業マンVSスマイルヒューマギア
お仕事5番勝負の1回戦が飛電の敗北となった中、
勝負内容は「住宅販売」
飛電のヒューマギアとZAIAスペックを装着した人間が2週間で
家といえば何千万以上かかる高い買い物。
人生を買うにも等しい高額な商品を多く売るという、
その分1回戦とは異なり、
また該は、
「利益を上げるということは重要な社長の資質」
と豪語し、
ZAIAが送り込んだのは、バリバリの営業サラリーマン「新屋敷 達己」
「王波不動産」に勤める売り上げトップを誇るサラリーマンが、
「家を売るために生まれた男」と自負するほど自信家で、持ち前のトーク力と客の持ち上げ力を駆使し駅近のタワーマンションを次々買わせていきます。
先程該が言っていた言葉を体現したかのような人物です。
ただこの新屋敷に自信が行き過ぎた態度として現れるのもしばしば。
ZAIAスペックが新屋敷の上司をスキャンすると…
『優秀なら部下を褒めては自分のおかげだと言いふらす。』
『足が臭い』
と言った明らかな悪口のプロフィールが…
劣る人間は容赦なく見下す少々ひん曲がった人間のようです。
対する飛電が召喚したのが、住宅販売員ヒューマギア「
不動産のビッグデータと顧客のライズフォンのデータを総合し、
非常に精度の高い住宅情報を提供することに定評のあるヒューマギ
そんなスマイルの最大の長所は、機械とは思えない満遍な笑顔スマイル自身に「笑顔で販売する」
1人1人に正確で真摯な対応+心を許してしまう笑顔を武器に、
「次々利益を得るバリバリ営業マン」
VS
「笑顔をモットーに家を売るヒューマギア」
住宅販売について無知な私もちょっとワクワクする戦いです。
お仕事5番勝負の裏側
私は今回の勝負について、
実際、
ただそんな状態を垓は非常に不愉快に思っていたのでした。
このお仕事5番勝負は本来…
「人間はヒューマギアより優れている」
ヒューマギアが不必要であること、
該としては、人間の完勝を心から望んでいる。
だからこそ、その対戦に最も適した人間且つZAIAスペックを所持
なのに…それなのに…売り上げはヒューマギアと同じ!?
こんな状況を垓が見過ごしはしません。
新屋敷は本気を出してはいないと言いますが、
「ならとっとと本気を出して出し抜けや」
的なニュアンスの言葉で新屋敷を脅し立てました。
流石長年社長やってただけあり、
さらに該はその脅しに拍車をかける。
「この勝負ヒューマギアが勝利すれば、あなた(新屋敷)
白熱している戦いによって人間側が敗北した時の最悪の結末を、新屋敷に最も関わりのある営業職で例えて脅していました。
いくら勝ちたいとはいえ、
負の感情が湧き立ち、最悪敗北するかもしれないのに…。
ところが該にとって、その焦りは完全に狙い通りだったのです
実は垓、
「アークが目覚めたことで人間の悪意を感知し、
マギア化するメカニズムまで完全に把握していたのです。
このことから該が狙っているのは…
人間の負の感情でヒューマギアを悪意で満たし暴走させること
先程も書いた様に、該が5番勝負を仕掛けた理由は“
しかしこれは同時に“ヒューマギアの危険性の証明”
事実この5番勝負によってサクヨはマギアへと変貌しました。
人間から悪意を感じ、
これによって飛電の信頼はますます低下…
飛電のインテリジェンスの崩壊
ここまで見て頂ければもうお分かりでしょう。
この勝負…初めから飛電に勝ち目がないのです。
勝負で負けても買収、
お仕事5番勝負は、一見双方の商品の優劣を決める催しですが、
前回で正々堂々と戦うことを主張した垓でしたが、
少しでも感心したあの時の自分を返してくれ…
そしてこの第19話でも、
負の連鎖
飛電インテリジェンス崩壊のシナリオの核となる部分が明らかにな
そして垓によって脅された新屋敷は、
イライラと焦りが身を包んでいる新屋敷。
そんな彼の元に現れたのが、
「心が壊れかかっている」
と呟き、
新屋敷はスマイルが自分と肩を並べていることがよほど気に食わな
スマイルが営業している物件を軒並み破壊していきました。
これによって成績に差ができ、自らの勝利を確信した。
だがスマイルには強い味方、大工ヒューマギア「最強匠親方」
壊れた家を速攻で直す腕前で、
おまけに親方が語る「人がすまなきゃ家が寂しい」
開いた差はあっという間に元に戻っていくのです。
これによって新屋敷はより焦る。
垓にはオーバーに脅され、
恐らく垓は、この事情について大体把握していると思いますが…。
負の感情がますます高まり、
彼に宿った感情は…ヒューマギアへの嫉妬
新屋敷は貧乏な家庭に生まれ、幼いころは不自由な生活を強いられていました。
家族5人で1Kという狭いアパートで、お風呂が無くお手洗いも賃貸で共同使用。
おまけに近くには線路があり、電車による騒音で寝るにも一苦労…。
だから新屋敷は、家というものに夢を描いていたのでした。
将来は広い家を購入するという自らの夢も抱きながら、彼は家売る男として家を売り続けるのです。
だから新屋敷はヒューマギアによる住宅販売が心底信じられなかった。
「飯も食べず、風呂にも入らず。
そんなヒューマギアに家の何がわかるのか」
彼なりの信念と人間だからこそ分かる言えという魅力が機械なんぞに分かるわけが無い!
彼には過去の肩身の狭い生活があったからこそ、家というものは人間だからこそ理解できると確信しているのです。
そう見下すヒューマギアに自分が負ける可能性がある…そしたら自分は営業職を追われるかもしれない…
そしたら…広い家に住めなくなる…家の事なんて分かりもしないヒューマギアなんかに人生が狂わされる!!
負の感情が新屋敷の心をかき乱しそして…
新屋敷は壊れてしまいました。
ここから先の新屋敷は酷いもので、人間で言う「いじめ」
高圧的な言動でスマイルを無理やり引っ張り、
非人道的な仕打ちの数々を繰り返したのです。
どうやらレイドライザーには「負の感情を暴走させるシステム」
新屋敷のいき過ぎた暴行は、
最悪なのはこれによってスマイルが悪意の自我を芽生えさせアークと通信しア
垓によって育ちに育った負の感情が新屋敷を壊し、
この負の連鎖が今後も続くとなると、
ヒューマギアは鉄の塊の赤ちゃん
「ヒューマギアには、芽生えた自我を抑制する理性が存在しない」
これは、
これこそが、垓がヒューマギアを否定する最大の理由です。
ヒューマギアは予め組み込まれたプログラムを元に製造され、
その仕事をする為に生まれたヒューマギアは、
ただ、そんなヒューマギアが突如自我に芽生たら…
人間的道徳心のないヒューマギアは、
垓的に考えるなら、ヒューマギアは自我に目覚めると「
それはまるで…人間の赤ん坊
自我に芽生えたヒューマギアは、
で、想像したんですけど…
成人と同じ体系で我々よりも遥かに重い鉄の塊が…赤ちゃんの様に理性がなく、芽生えた自我を抑えることなく襲いかかってきた
…めっちゃくちゃ怖くないですか…
正直ヒューマギアいらないって思いましたもん。
こう考えると、垓のヒューマギアの存在否定は見当違いだとは言いきれません。
垓も「道具として使うにはまだ良い」と言っていましたから、
今回の垓の言葉で、
ヒューマギアが導く人類の可能性や未来に期待したい自分もいます
この状況を逆転できるのは諫次第?
これはあくまで推測ですが、現時点における飛電の劣勢を逆転する方法は「不破 諫」次第なのではないかと思っています
諫はこのZAIA編では部外者的な立ち位置におり、飛電 VS ZAIAでも彼は全く持って関与していません。
一見すれば彼は2つの会社にとって関係が無いので、諫にはどうすることもできないと思うでしょう。
でもそこが重要なのです!!
特に目をつけられていない今現在のA.I.M.Sの立場だからこそ、諫は独断で行動できるのです。
しかも今の諫には、再起動した滅が背後にいます。
拘束されている滅に味方となる意思はありませんが、曖昧な表現とはいえ諫にレイドライザーについて教えたりしていました。
さらにはフードが仲間であるような発言もしたり、飛電とZAIAが知らないところで原因の究明を進めています。
諫と滅というまさかの凸凹コンビが、飛電の圧倒的不利の状況を変えることができるかもしれない。
彼らによってアークの真実を知ることができれば、飛電もそれに対処したアクションがとれますから。
諫は暴走気味な部分がありますが、ゼロワン世界の中でもかなり話の通じる男です。
ヒューマギアを毛嫌いしていながらも、或人の人間性を素直に評価したり、ヒューマギアに命を救われたときはその価値観を僅かですが改めていました。
彼自身も隠し事をしない性格で、人間として信用できる部分が大いにある魅力あるキャラクターです。
本来なら信じられない事でも、諫という男が言ったなら信じてもいいだろうと思えます。
もっと言えば…ヒューマギアを忌み嫌っていた諫が、滅と共に真実を究明し飛電を逆転させるきっかけを作るという展開を望んでいます!
そんな展開を想像するだけで…とても熱いです。
終わりに
今回は仮面ライダーゼロワン第19話について書いていきました。
正直な感想を言うと、今回の内容は苦手なジャンルの表現が多くて見終わった後も複雑な気持ちが残った話でした。
その中でも人間の負の感情とヒューマギアの危険性を同時に伝え、どっちが良くてどっちが悪いのかを分からなくする表現は見事だと思いました。
誤解してほしくないのは、今回の内容が気に入らなかいからもうゼロワンは見ないなんてことはしないです。
これは私の観点ですが、この物語で新屋敷というキャラクターはすごく嫌いになりましたが、新屋敷を演じた「一色湊」さんはとても素晴らしい俳優さんだと感銘を受けました。
どんな形であれ人の心を動かせる表現ができることに尊敬してしまいます。
何よりここからの逆転を見過ごすなんてもったいないことはしたくないので、今後も楽しく見させてもらいます。
次回はとうとうゼロワンの第20話。
サクヨ同様に復元したスマイルが大逆転をかけた住宅販売を始めるようです。
また新屋敷によって色々荒らされそうですが、そこをどうきりぬけていくのか注目です。
大逆転となるのかそうでないのか…私は逆転に期待を寄せながら来週を待つことにします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
またいつかの明日に会いましょう。