こんにちは、机上大使です。
仮面ライダービルド、遂に最終回を迎えました。
万丈がエボルト共に地球と地球の間に生まれた隙間に飛び立った後、戦兎達はどうしたのかが描かれていました。
結論から先にもうしますと、大変素晴らしい最終回でした!
仮面ライダービルドという作品として相応しい最後だったと思います。
でも、素直に「よかったね」と思えなくて良い意味で複雑な心境になりましたw
何故そうなったのかも踏まえて、仮面ライダービルドのテレビシリーズ最後のネタバレ&感想を書いてきましょう!
■目次
戦兎も光の切れ目へ
万丈が光の切れ目にエボルトと飛び立った後、すぐに戦兎は万丈を取り戻そうと光の切れ目に向かおうとします。
心の中にいる葛城 巧に止められるも、自らを犠牲にすることを顧みない戦兎は葛城の制止を拒む。
葛城はそんな戦兎を「愚か」と言い切るが、その後に「世界を救う人間はそういう人間なんだな」と初めて戦兎の行動を賞賛するかのような発言をしました。
戦兎が再び変身しようとすると、美空が戦兎の袖を掴み「帰ってくる保証はないんでしょ?」と戦兎に囁く。
だが、戦兎を止めはせず「大丈夫だよね、私たちのビルドなら」と涙を流しながら笑顔で戦兎を送り出しました。
美空の言葉を受け取り、ラビットラビットフォームに変身し光の切れ目に向かいます!
それが美空との最後のやり取りになるとは知らずに・・・
創られた偽りのヒーローは俺たちのヒーロー
光の切れ目の奥に向かうと、そこは荒廃した荒地。
そこに万丈が1人倒れていた所を救出しようとするが、万丈は戦兎に攻撃を仕掛ける!
万丈は既にエボルトに吸収されてしまっていたのだ。
エボルトとの肉弾戦が始まるが、新世界創造のためにジーニアスフルボトルを失った戦兎はエボルト究極体に全く歯が立たず変身解除に追い込まれてしまう。
倒れ込んだ戦兎を前にエボルトは、その体を石動 惣一に変えこう言い放った。
「桐生戦兎は、地球に存在してはいけなかった!ライダーシステムを作らなければ、仮面ライダーにさえならなければこんな事にはならなかった!」
「お前は、俺に創られた“偽りのヒーロー”なんだよ!!」
戦兎は、本来この世に存在するはずのない存在。
そしてエボルトによって生みだされた人間であること再認識させる。
どう考えてもお前が地球に来た所為だけどなw
満身創痍の戦兎にトドメを刺そうとするエボルト。
だが突然、エボルトの動きが止まる!
「何やってんだよ戦兎!!」
万丈の声がエボルトから聞こえてくる。
「エボルは俺が止める!お前は逃げろ!」
まだ万丈の石がエボルト中に残っており、動きを封じていたのだ!
さらに万丈の言葉は続く。
「戦兎、今どんな顔してるか分かるか?“くしゃっ”としてんだよ…俺の顔!」
この「くしゃっ」って言葉は、第3話「正義のボーダーライン」で戦兎が万丈に言った…
『誰かの力になれたら、心の底から嬉しくなって“くしゃっ”となるんだよ!…見返りを求めたら、それは正義とは言わねえぞ。』
という言葉!
誰かの力になり、その先に見返りを何も求めないという戦兎の言葉を覚えていた万丈は、今まさに相棒の為にそれを行っているのでした。
「一度しか言わねえぞ…!
誰が何と言ようと…お前は“俺たちのヒーロー”だ!
・・・だから生きてくれ!」
この言葉を最後に、エボルトによって万丈の意志は封じ込められてしまうが、その際にエボルトから「シルバードラゴンフルボトル」が排出され戦兎の前に落ちる。
「最悪だ…お前のその顔見たくなっちまったじゃねえか!ヒーローが逃げるわけにはいかないからな!」
再び立ち上がり、仮面ライダービルドに変身する戦兎。
相棒を取り戻すために。
戦兎と仮面ライダーを創ったのは確かにエボルトだが、仲間達によって仮面ライダービルドの力を正しく使ってきた戦兎は言う。
「みんなが桐生 戦兎を、仮面ライダービルドを創ってくれたんだ!愛と平和を胸に生きていける世界を作る!その為にこの力を使う!!」
それに対し
「破壊こそ力だ!!お前の正義など俺が壊してくれる!!」
いかにも悪役らしい台詞を吐くエボルト!
愛と平和の為の力と破壊の力、相反する力のぶつかり合いが始まるのだった!
究極のトライアルフォーム「ラビットドラゴン」!
CM明けは、互いの力の激突が始まる!
ラビットラビットフォームとエボルト究極体の肉弾戦にて追い込まれていく戦兎はタンクタンクフォームに変身し反撃!
互いに消滅の兆候である粒子を発しながら、戦いは続く。
どちらが先に消滅するかのデスマッチ!
タンクタンクでも歯が立たない、ラビットタンクスパークリングに変身して対抗しエボルトも消滅が進行していく。
だがビルドも追い込まれ遂に初期フォームラビットタンクになってしまう・・・。
初期フォームの姿に余裕を見せるエボルトだが、ビルドドライバーにささっているラビットフルボトルが光り輝き「ゴールドラビットフルボトル」に!
まだ勝負は終わっていない!
フルボトルバスターにゴールドラビットフルボトルとシルバードラゴンフルボトルを差し込み「ジャストマッチブレイク」を発動!
「そんなものが効くか!」とかわすことなく反撃を行おうとするエボルトの攻撃をジャンプ回避し天空からの一撃!
2人のフルボトルの力によってエボルトはひるむ!
さらに切り上げ攻撃を放ち、最後は「俺と万丈は、最高のコンビなんだよ!!」と言い放ちながらエボルトを切り倒す!
予想外の攻撃に驚きを隠せないエボルトにさらに追い打ちを掛けるように万丈の意志が復活!
「バッキバキに目が覚めたぜ!!」
エボルトの動きを封じる!
ビルドは、あの台詞を呟きゴールドラビットフルボトルとシルバードラゴンフルボトルをドライバーに差し込む。
「さあ、実験を始めようか。」
ベストマッチでもないトライアルフォーム「ラビットドラゴン」への変身。
だがビルドドライバーは最高のコンビによるこのフォームにこう言い放った。
『ベストマッチ!』
金銀に輝く奇跡と友情のベストマッチフォーム!
仮面ライダービルド トライアルフォーム(ラビットドラゴン)爆誕
「勝利の法則は決まった!」
渾身のライダーキックをエボルトに放ち、エボルトをどんどん消滅させてゆく!
「この俺が滅びるだと!そんなことがあってたまるか!!人間どもがーーー!!」
この言葉を最後にエボルトは最期を迎えたのだ!!
新世界の誕生とライドウォッチ
エボルトの消滅と共に美空の中に眠っていたベルナージュは目的を果たし美空の中から消えていきました。
ずっと取れなかったバングルも外れ、美空は長年の宇宙の呪縛から解放されたのでした。
そして、OPの映像のように計算式がスカイウォールを破壊しパンドラタワーが崩壊。
地球と地球がぶつかり合い物理法則を超えた現象が発生。
新世界の誕生の瞬間だった。
シーンは変わり、緑が溢れる草原。
きままにうさぎが駆けめぐる中、そこに倒れ込む戦兎の姿が。
眼が覚めると、その手にクローズが描かれた時計のようなアイテム「クローズライドウォッチ」をにぎっていたのでした。
恐らくこれが、次回の仮面ライダージオウに何かしらで繋がるのでしょう。
気を取り直し立ち上がり周りを見回すと、戦兎は驚愕する。
そこに…スカイウォールが無かったのだ
新世界の結末は全てのリセットだった
街に駆け込むと、そこには市民達が笑顔で日常を過ごしていました。
その光景は、かつてスカイウォールが存在していた頃とは大違い。
さらに、高層ビルに取り付けられている大きなモニターにはエボルトよって命を失った幻徳の父「氷室 泰山」首相が映っている。
かつて命を失った人々が生きている。
これが葛城 忍が計画していた本当の新世界。
2つの世界を融合させることで、スカイウォールが存在しなければ実現できたであろう世界が生まれたのです!
実は戦兎はこうなると事を推測しており、白と黒のパンドラパネルとパンドラパネルから作り出されたジーニアスフルボトルを使うことを計算に入れていたのです。
だから戦兎は、パンドラタワーに登っている時に市民がブラックホールに吸い込まれていてもあえて見て見ぬふりをしていたんですね。
しかし戦兎達が立っているこの新世界は、スカイウォールが発生しないで10年がたった世界。
スカイウォールがないということは、エボルトがいない・・・それはつまり、
この世界に桐生 戦兎は存在していないんです。
だからかつての仲間達は、桐生 戦兎を知らないのです・・・。
これが仮面ライダービルドの結末。
世界を平和にするために、自らの存在を捨てたのです。
かつての仲間達の今の生活は
新世界では、かつての仲間達が依然と全く違う生活を送っていました。
幻さん(氷室 幻徳)は父親の秘書として働き、紗羽さんは政府の取材をするジャーナリスト。
「17時まで秘書室でお話ししましょうか?」
かつて「ホテルおじさん」と呼ばれた幻さんの対応の違いに感動した方もいるでしょう。
「難波重工」から「難波機械製作所」に変わった工場では、製品製造に邁進する内海 成彰が。
「作り直しだー!!」
製品の出来栄えに納得いかずかつての難波会長の杖を折るような仕草をしますが、人間なので鉄製のその棒は折れることなくただ負傷する羽目にw
でも、サイボーグとしてでなく人間として真面目に生きている内海さんの姿はとても素敵でした。
ただ~…新世界においても難波からは離れないんですねw
そして、喫茶店「nascita」でお客さんに接客をする石動美空と石動惣一。
旧世界では誰も来なかったnascitaは、新世界ではお客さんがたくさん入っていて賑わいを見せておりました!
その中には命を賭して戦ったカズミン(猿渡 一海)と三羽カラス一同が客として訪れていました。
カズミンはどうやらお店の看板娘(美空)がかわいいと聞きつけ来店したそうなのですが、「俺は簡単には惚れねえ」という姿勢を貫く。
しかし、旧世界で生粋のみーたん推しだったカズミン。
美空を見るなり…
「か、か…かわいいーーー!!!」
鼻から蒸気を出すほど興奮し失神する羽目にw
残念ながらnascitaでお茶をすることはできませんでした。
新世界に桐生 戦兎が存在しないからこそ、実現したこの日常。
そして、その世界を生み出したの創造主が桐生 戦兎であることは誰も知らない。
美しくも残酷なこの現実に寂しさ感じます。
そしてこの世界には戦兎がいないことから、戦兎の心の中にいる葛城 巧も戦兎の中から消えていく。
あれだけ対立を繰り返した葛城から受けた最期の言葉
「楽しかったよ。」
そう言い残し消えていき、戦兎は本当の意味で唯一無二の人間となったのです
忘れ去られた戦兎、それを救うのは・・・
葛城が消えた後、香澄とデートをしている黒髪の万丈が登場しますが当然万丈は覚えていません。
nasitaに顔をだすも、そこにいる美空と惣一も戦兎の事など知りもしない。
惣一はエボルトではないこと、2人が仲良くしていること、コーヒーがおいしいという嬉しい発見がありましたが。
かつて自分が記憶をなくしていたのに今は逆になった新世界。
「今度は俺しか記憶がないのか・・・。」
と落ち込む戦兎がいました。
このまま1人で生きていくのかとへこんでいたとき、
「戦兎!!」
聞き覚えのある叫び声。
振り返るとそこには、見覚えのある茶髪の万丈 龍我が現れ、同時に主題歌「Be The One」が流れ出す!
エボルトの細胞を持っている万丈もこの世界に存在してはいけない者として、戦兎同様にかつての記憶を持って新世界に独立して存在しているのでした。
「最っ高だ!!」
そう言って、戦兎はマシンビルダーを起動し2人で走っていく。
第1話のようなズボンのチャック全開ネタをやりながらw
落ち込む戦兎を救うのは最後まで万丈でした!!
2人の記憶をデータに
かつての世界の記憶を持っている戦兎と万丈は、自分たちの記憶を49のデータとして保存することを決めます。
そして、レコーダーを取り出し戦兎達が話し始めたのは
なんと、第2話の冒頭ナレーション!
これまでの仮面ライダービルドの冒頭のギャグ要素満載なナレーションは全部この最終話の後に収録していたんですね!
だから、世界観とは違う空気感が出ていたんだなと納得していました。
でも、他のナレーションでは幻さんやカズミンやエボルトもでていますからそこはどうやるんでしょう?
もしかして、みんなかつての記憶を思い出すのかなとか、みんなと新たに関係を作って声を吹き込んでいるのかなとか色々考えることができます。
私たちが見てきた仮面ライダービルドは、新世界の創造主「桐生 戦兎」とその相棒「万丈 龍我」が残した記録を見ていたんですね。
終わりに
これにて、仮面ライダービルドのネタバレ&感想は最後になりました。
ハッピーエンドでありながらももの悲しい現実に心が痛かったですが、そこに救済のように現れる万丈にどれだけ心が救われたでしょう。
そんな万丈ですが…
「ビルドNEW WORLD 仮面ライダークローズ」
というVシネマにて、エボルトの兄「キルバス」との激闘を繰り広げます!
平和になったはずの新世界に現れた敵に翻弄し、あろうことか最凶の敵エボルトを復活させて協力するという波乱の展開!
2人ボッチだった戦兎と万丈の周りに記憶を失ったはずの仲間たちも再結集したりと凄いことにw
既に公開が終了しておりますが、Blu-ray&DVDにて見ることができます!
仮面ライダークローズエボルもえげつなくかっこいいので私はすごーくお勧めします!
[amazon_link asins=’B07GSR71HC’ template=’kaereba’ store=’bashun1122-22′ marketplace=’JP’ link_id=’9442c446-57fc-443f-b26e-5ce1fcb5babe’]しかもそれだけでなく、2019年9月6日には仮面ライダービルド最終章…
「ビルドNEW WORLD 仮面ライダーグリス」
が公開します!
ビルドの最終章として相応しい激闘が巻き起ころうとしている中で一海に…
「三羽ガラスの命か美空の命か?」
という究極の選択を迫られます。
テレビ本編で登場した仮面ライダー変身者が総出演(内海も変身するよ!)するようですよ!
一海と北都三羽ガラスの合体フォーム「仮面ライダーグリス パーフェクトキングダム」にも注目です!
し・か・も!!
なんとこの映画では、かつて始まるはずだった新番組…
「ドルヲタ、推しと付き合うてよ」が同時上映!?
第36話の冒頭ナレーションでカズミンがホラ吹いてたものが映像化されてしまいましたww
これは…何が何でも劇場に行かないと!!
→Vシネクスト ビルドNEW WORLD 仮面ライダーグリス
まだまだビルドの物語は終わりませんが、長いテレビシリーズはこれにて終幕。
役者やスタッフの皆さん本当にお疲れ様でした。
とても素晴らしい作品でした!
そしてこのブログでは、平成仮面ライダーの集大成「仮面ライダージオウ」のネタバレ&乾燥記事も書いております!
良かったらどうぞ見ていってください!
最後まで大変長い記事を読んでいただいてありがとうございました。
またいつかの明日に会いましょう。