こんにちは、机上大使です。
平成が…終わりましたね…。
8月25日の仮面ライダージオウが最終回を迎え、平成仮面ライダーの歴史に一区切りがつきました。
前回の第48話で仮面ライダーツクヨミが登場して終わるという、最終話直前でも驚きを見せ続ける展開を見せ続けておりました。
しかし初っ端から衝撃の展開だったりそれぞれの人物の覚悟を見せる演出だったりで驚きが一杯!
そして、ソウゴが最終回でオーマジオウに変身!
「オーマジオウにならない!」と決めてこれまで歩んできた覇道を覆しての魔王への変身!
一体その実力はいかに…?
高岩さん最後の主役ライダーとなる仮面ライダージオウ最終話…平成仮面ライダーに感謝しながら書いていきましょう。
■目次
ツクヨミの裏切り!?
第48話の最後に満を持して登場した仮面ライダーツクヨミ!
最後の最後まで我々視聴者を驚かせてくれるなーと先週は驚きに包まれておりましたが、はてさてどんな力を見せてくれるのでしょか!
…って思ったらツクヨミいきなりソウゴ達を裏切ったぁあああ!?
登場するや否やスウォルツ以外の時間を止めて近づき、
「仮面ライダーの力を手に入れました。この力、きっとあなたの役に立てるはず!」
と言いながら敵であるスウォルツに跪いたのです!
どんな力を見せてくれるのかな~ワクワクドキドキしていた私たちに対するいきなりの暴挙には驚愕しかありません。
実はツクヨミが裏切るってことは先週公式HPを見てしまったがために分かってはいたのですが…
「あ、きっとスウォルツに弱みを握られて無理矢理敵にされるんだ…」
って思ってたんです。
が、自ら裏切りの道を行くという結果になってしまった…。
ソウゴ達が驚愕していることから、作戦の内ではないということが見て取れました。
士の計画の真実
ツクヨミの暴挙によって、士が第48話で練った計画が水の泡となってしまいました。
第48話で、士はソウゴのいる世界がどうにもならない事から民間人だけでも助けなければならないと計画を立てていました。
ソウゴだけは助かることはできないと言われていた計画だったのですが、その真実が今回明らかになりました。
それは、士がツクヨミのことをやたら守っていた姿勢とも関係しているんです。
士の計画は…
壊れゆくツクヨミの世界を“仮面ライダーツクヨミの世界”にさせることだったのです
士曰く、ツクヨミ達の世界が滅びゆく最大の要因が、『その世界に仮面ライダーがいない』からということ。
なので士は仮面ライダーツクヨミを誕生させることで、壊れゆく世界を“仮面ライダーツクヨミの世界”として復活させようとしてたんです。
さらに士は、新たに作られた“仮面ライダーツクヨミの世界”と“仮面ライダージオウの世界”の間に懸け橋を作ることによって何十億人の人間を避難させることも計画していました。
ツクヨミがジオウの世界にいたからこそ、2つの世界に懸け橋を繋ぐことができたんです。
ただしその架け橋を繋ぎ続けるためには、互いの世界に仮面ライダーが存在しなければならないという条件があります。
つまり、崩壊しつつある世界に仮面ライダージオウが居続けないといけないんです!
全人類がジオウの世界からツクヨミの世界に避難することはできても、ジオウはツクヨミの世界にはいけないのです。
第48話でソウゴだけは助からないと言ってたのは、ソウゴが世界に居続ける必要があったからなんですね。
でも、ソウゴ自身も覚悟を決めていた計画が…ツクヨミの裏切りによって絵に描いた餅となってしまった。
誰も予想だにしていなかった展開…一体ツクヨミは何を考えているのか…?
一方、スウォルツ側に付いたツクヨミも同様の説明をスウォルツにしていました。
その上でツクヨミはスウォルツを王として認め跪き、強欲なる兄を王としていました。
でもその瞳はスウォルツには向いておらず、何か不穏な空気を感じさせていたのです。
順一郎の株が最終回で頂点に
覚悟を決めた計画だったのにも関わらずぶち壊しとなったことでソウゴ達に焦りがよぎりますが、その間にも街で暴れるモンスターは増え続ける。
せめてその侵攻を食い止めようと、ソウゴ達は何とか立ち上がります。
それから一夜明けると…街はもう絶望的すぎる状況に陥っていました!
街にはクウガのラスボス「ン・ダグバ・ゼバ」が闇を放出していたり、「仮面ライダーエボル」が優雅にブラックホールを発動させてビルを消滅していたりというおぞましい光景が広がっていました。
悲惨…なんて言葉では片づけられない絶望的な状況です。
そんな中でも、ゲイツは巨大な魔化魍やミラーモンスターと果敢に戦い、ウォズと士は一緒になって溢れかえっているモンスター達と戦っているのでした。
そんな中でソウゴは、おじさんの順一郎と一緒にご飯を食べていたのです。
とても外が危機的状況になってるとは思えない、当たり前にような日常の光景…なのにとても寂しさを感じます。
順一郎は料理を出しながらも、外で戦っているゲイツ達の身を案じていました。
ご飯を食べ終えた笑顔のソウゴ。
そんなソウゴを見た順一郎はたまらず、
「最後の晩餐の気持ちでご飯を食べたんじゃないよね?まだ朝ご飯だよ?」
状況に似合わない笑みを浮かべたソウゴにこう訪ねていました。
もちろんソウゴは否定して自分も戦場へと足を踏み出そうとしたとき、順一郎は再びソウゴを呼び止めある物をソウゴに見せてきました。
それはなんと…すっかり修復されたディケイド以外のクウガ~ビルドのライドウォッチ!!
実はソウゴ達が夜に作戦を練っている傍らで、順一郎は密かに壊れていたライドウォッチを直していたのでした!
亀裂が入り色を失いもう使い物にならなかったはずのウォッチを、第1話で戦兎も構造を理解することができなかったウォッチを…常磐 順一郎は直してしまった!?
「おじさん時計屋だから…直せない時計は無いから!」
時計なら何でも直せる順一郎とはいえ、仮面ライダーの存在の代わりであるライドウォッチを完璧に治せてしまうとは凄すぎるw
まあデンライナーを直せるほどの器用さを持ち合わせていますから…でもすごいおじさんww
「みんなに聞いといて、晩御飯のリクエスト!」
ソウゴは必ず帰ってくるという確信と願いを込めた言葉を送り、ソウゴの背中を見送りました!
息子と言ってもいいソウゴが世界を守る仮面ライダーと分かっても、ソウゴの意思を尊重して背中を最大限に押してくれる。
エボルトのせいで必ず疑いの目を掛けられていたおじさんは、平成最後のおやっさん枠にふさわしい見事な活躍をしてくれました!
グランドジオウ復活!…しかし
戦場では、ウォズギンガとディケイドが敵を薙ぎ払い、途中から手を組んできたストーカー海東(ディエンド)も一緒に戦っていました。
ところがその無双も束の間、ツクヨミの時間停止によって止められアナザーディケイドの高威力のある一撃で吹き飛ばされてしまいます。
さらにそこでウォズだけ時間を止められてしまい絶体絶命の状態!
『ビルド!』
瞬間、ビルドタンクタンクフォームのフルフルマッチブレイクがアナザーディケイドを撃つ!
『ドライブ!』
ドライブタイプフォーミュラーの高速移動攻撃が炸裂!
『ゴースト!』
ゴーストオレ魂のオメガドライブの一撃!
『エグゼイド!』
エグゼイドマキシマムゲーマーレベル99の怒涛の乱舞!
全てのライドウォッチが修復されたことでグランドライドウォッチが復活し、アナザーディケイドに
予想外の一撃をお見舞いしたのです。
「どんなに消されても、仮面ライダーは壊れない!!」
壊れることのない仮面ライダーの存在を改めて知らしめようと、ソウゴは仮面ライダーグランドジオウへと変身!
初変身の時と同じように長い待機音と共に仮面ライダー達の銅像から錆が剥がれる。
覚悟の眼差しと共に…変身!
『クウガ!アギト!龍騎!ファイズ!ブレイド!
響鬼!カブト!電王!キバ!ディケイド!
ダブル!オーズ!フォーゼ!
ウィザード!鎧武!ドライブ!
ゴースト!エグゼイド!ビルド!(祝え!)
仮面ライダーグランドジオウ!!』
全ての平成仮面ライダーの名前を告げる変身音、平成最後の仮面ライダー最終話にぴったりです!
しかしアナザーディケイドも負けてはいない。
今のジオウの敵は…これまで平成仮面ライダー達を苦しめてきた全てのモンスター!
アナザーディケイドは、これまで登場してきた仮面ライダーの最後を飾ったラスボス…
・ン・ダグバ・ゼバ
・ユートピア・ドーパント
・サジタリウス・ゾディアーツ
・ゲムデウスバグスター
・仮面ライダーエボル フェーズ1
凶悪すぎる5体がグランドジオウの前に立ちはだかる!
グランドジオウも様々なライダーを召喚して対応するも、凶悪すぎるラスボスたちの前に召喚したライダーは消滅。
ついには1人になったグランドジオウにラスボス達の一撃をお見舞いされてしまった…
せっかく登場したグランドジオウなのに、敵が凶悪すぎる為に手も足も出すことができないのでした。
最愛の友散り…怒りと共に逢魔の道へ
ラスボスたちの一撃によって変身が解かれてしまったソウゴは、立ち上がろうとするも体が動かない。
アナザーディケイドはこのタイミングを逃すまいと、アクアを葬ったのと同じレベルの凄まじい威力をぶつけようとする!
こればかりはどうしようもない…ソウゴに向かってその一撃が放たれる!
しかしその一撃を何者かが防いだ!
仮面ライダーゲイツリバイブ疾風が凄まじい速さでソウゴの盾のなったのだ!
しかし装甲の薄いゲイツリバイブ疾風にはその一撃を防ぎきれず逆に攻撃が直撃してしまった!!
一撃と共に壁に叩きつけられたゲイツ。
致命傷ともいえる重傷を負ったゲイツに駆け寄り抱き抱えるソウゴ。
今にも息絶えるかもしれないゲイツの表情にソウゴの目に涙が溢れるが、ゲイツは必死に息を吸いソウゴへ言葉を贈る。
「ジオウ…オーマジオウになれ…時の…王者に。」
目は虚ろになり、もはやソウゴの顔を見ることはできない…それでもゲイツは言葉を止めない
「幸せだったぞ…この時代にきて…“ソウゴ”…お前の仲間に……友になれて…」
この言葉を最後にゲイツは…力尽きた…最も信頼した最愛の友の命の灯が、自らの手の中で消えてしまった。
これまでジオウと言い続けてきたゲイツが、初めて友の名前“ソウゴ”と言って…。
目の前で消えた友の命。
失意、悲しみ、怒り、憎しみ…様々な負の感情がソウゴの胸を掻きむしる。
…そしてソウゴは…何か覚悟を決めたように視線を上げる。
瞬間、ソウゴの腰に巻かれたジクウドライバーに禍々しい光が包み込んだ!
ジクウドライバーは…黄金に輝くオーマジオウのベルト…
オーマジオウドライバーへと変貌した!
笑顔のない凛とした顔でスウォルツの目の前へと歩むソウゴの腰には、黄金に輝くオーマジオウドライバー。
体中に力を籠め雄たけびをあげると、ソウゴの周りに禍々しいエネルギーが時計状の形に変化する。
「変身…!」
左右の赤いボタンを同時に押すと地面が割れ、それによってできあがった紋章にマグマのようなものが流れ込み、紋章に満たされてそれがソウゴを包む。
『最高!最善!最大!最強王!逢魔時王!』
ドスのきいた小山さんの声と共に現れたのは、私たちが第1話から幾度となく見てきた最低最悪の魔王と言われ続けた…
オーマジオウ
ただそこに現れた際の衝撃波だけで、ラスボス勢を怯ませる圧巻の登場である。
駆けつけたウォズは、ソウゴがオーマジオウになったことに動揺を隠せない。
「…ウォズ…祝え…祝えと…言っている。」
これまで聞いてきたオーマジオウのようなドスのきいたような声…ソウゴの声だけどそれはまさにオーマジオウ!
ウォズは動揺を見せながらも、最後にして最大の祝辞を行う!
「祝え!時空を超え、過去と未来をしろしめす究極の時の王者!その名もオーマジオウ!歴史の最終章へたどり着いた瞬間である!!」
グランドジオウで業務を放棄したウォズが最終回で予想だにしない祝辞をあげた!
最低最悪じゃない…最高最善の魔王!
仮面ライダーオーマジオウ!ここに爆誕!!
オーマジオウの力は全平成仮面ライダーの力
ソウゴがオーマジオウになったことでその場の空気は一変しますが、実は状況はかなりまずい事態になっています。
前回で、スウォルツはオーマジオウを生み出しその力で1つに融合した世界を破壊しようと計画していたからです。
つまり、ここまでの流れは完全にスウォルツの計画通りということ!
スウォルツはこの瞬間を逃すまいと、ツクヨミやオーラから力を奪ったようにオーマジオウの力を強奪し始める!
これでいも打つよりも強大な力を手に入れられる!
自分の王位を正式に継承できる!
様々な欲望を爆発させ、夢に見たオーマジオウの力をこの手に!
しかし!
スウォルツは力を吸い尽くすことはできず弾かれてしまった!?
「お前ごときが俺の力を吸い尽くせると思うか?俺の力は…全ライダーの力だ!!」
そういいながら、周りにはこれまで登場してきたライドウォッチだけでなくガチャや食玩、プレミアムバンダイで発売されたライドウォッチ(恐らくもっとある)数多のライドウォッチがオーマジオウの周りに現れる。
オーマジオウの力は、クウガ~ジオウまでに登場した全ての平成仮面ライダーの力!
スウォルツはあまりにもオーマジオウの力を、平成仮面ライダーの力をみくびっていた。
一言なんかでは決して片づけることなんてできない平成という世に生まれた仮面ライダー達。
20年という歳月を重ねて生まれてきたライダー達の力が、ぽっと出のアナザーライダー等に吸収できるはずがないのだ!!
芳醇な平成仮面ライダーの歴史を、スォルツ如きが1つにまとめることなど不可能なのである。
もっと言えば、テレビだけでなく映画やその他の番組や媒体によって生み出された仮面ライダーを合わせてしまえば、もはやその数を数えるのも困難というもの。
平成仮面ライダーとは、その時代その瞬間を一生懸命に戦い続けた生き様。
あまりにも投げやりだが、平成仮面ライダーは芳醇すぎて視聴者も製作者も纏めることなんて無理なんだ!!
…てのを『劇場版 仮面ライダージオウOver Quartzer』ではやってましたw
ともかく、全ライダーの力を持つオーマジオウの力はスウォルツ程度じゃ収められない。
ラスボスの中でもここまでコケにされてきたラスボスがいたでしょうか?w
さらにオーマジオウ、ここで圧倒的すぎる力を見せつけます。
先程紹介したラスボス5人と空を舞う様々なモンスターがオーマジオウに一斉に襲い掛かるのですが…
ユートピアドーパント…ワンパン
仮面ライダーエボル…ワンパン
空を舞うミラーモンスター(恐らくレイドラグーン&ハイドラグーン)…蝙蝠上の波動で一層
ン・ダグバ・ゼバ…ワンキック
乱入するドラグブラッカー…ワンパン
ゲムデウスバグスター…後ろの時計の針装飾から発生した球体エネルギーで消滅
サジタリウスゾディアーツ…ワンパン
我々は一体何を見せられているのでしょうか…。
ラスボス級のモンスターが次々と襲い掛かっているのに…平成仮面ライダー達があんなにも苦労してようやく倒してきた敵たちが次々に消えていく。
しかもたったの一撃で…
特にダグバやエボルなんかは幾多の命を奪ってきた凶悪モンスターだというのに、こうもあっさりと倒されると五代や戦兎の苦労や覚悟が…てくらいあっけなく倒されてしまったw
ちなみに、サイクロンジョーカーエクストリームの力を吸おうとしたが吸いきれなかったというトラウマがあるユートピアドーパントは、同じような光景を目の当たりにしたがためにかなりドン引きしていましたww
興味がある方、一度オーマジオウのスペックをご覧ください。
厨二と言うか…もう最強の2文字で片づけていいのか分からなくなるようなチート能力を持っておりますw
→仮面ライダーオーマジオウ(2019年常磐ソウゴ変身)スペック
第1話の時点からやばくねと思っていた仮面ライダーオーマジオウは、我々が思っているよりも100倍強かったです…w
ツクヨミが成したかった事
自身たっぷりで召喚したラスボス級のモンスターを一撃で爆散させられたアナザーディケイド。
オーマジオウの化け物じみた力におののきますが、スウォルツは吸いきれなかったとはいえオーマジオウの力の一端を体に取り込んでおります。
どれだけ劣勢に立たされたとしても、力を自分の世界に持ち帰りさえすれば結果としてスウォルツの勝利となってしまうのです。
オーマジオウの無双を見たスウォルツは、改めてこの力を持ち王となる野望を膨れ上がらせ自分の世界に戻ろうとする!
オーロラカーテンを展開させ今まさに潜り抜けようとした…その時!
グサッ!!
と白い刃がアナザーディケイドの胸を貫いた!
背後にいたのは…仮面ライダーツクヨミ!?
ツクヨミは最初からスウォルツ側についてなどおらず、隙をついて倒す瞬間を待っていたのです。
兄を自分の手で討ち、ソウゴを最高最善の王にさせ世界の行方を委ねること
これこそがツクヨミの真の目的だったのです。
でもひょっとしたらツクヨミは、ソウゴが作戦の中で犠牲になることを予期していたのかもしれません。
ソウゴだけが報われないのが嫌だったから、自分がアナザーディケイドを倒そうとしていたと考えることもできます。
でも残念なことに、現実はそうはいきませんでした…。
ツクヨミの刃は確かにアナザーディケイドを貫きましたが、致命傷には至らなかったのです。
ツクヨミはアナザーディケイドによって吹き飛ばされ、さらにそこへゲイツを葬った攻撃が直撃!
壁に叩きつけられ爆散…ゲイツに続いてツクヨミまでもが命を落としてしまいました。
共に戦ってきた仲間2人が目の前で消えていくのは、あまりにも残酷です…。
平成仮面ライダー最後のライダーキック
友を2人失ったオーマジオウは、完全に怒り狂います。
怒りの叫びをあげながらオーマジオウドライバーのボタンを押し必殺技を発動!
『終焉の刻!逢魔時王必殺撃!』
宙へと浮かび、禍々しい波動を纏ってライダーキックを放つ!
平成仮面ライダー最後のライダーキック!
高岩 成二さんの主役ライダーとしての最後のライダーキックがアナザーディケイドに繰り出される!
それに対抗してアナザーディケイドも渾身の力を込めたパンチを繰り出す!
2つの力がぶつかり、互いの絶叫が戦場を響かせる!
その結果は…オーマジオウの勝利!
力のぶつかり合いを制したオーマジオウのキックが炸裂し、アナザーディケイドを撃破したのでした!
その刹那時間が止まり、魂だけとなったツクヨミと今にも消えようとするスウォルツの姿が現れる。
ツクヨミは、もう決して自分を視認できないソウゴに最後の言葉を贈る
「ソウゴ…2つの世界を、あなたに託す」
言葉と同時にジオウの世界とツクヨミの世界が融合し、仮面ライダーの世界は全て1つとなった。
スウォルツとツクヨミは世界の融合と共に消滅し、アナザーディケイドの爆散による衝撃波で現れていた全てのモンスターが消滅。
ソウゴの世界は、2人の友の犠牲によって勝利を掴み取ったのでした。
ソウゴがたどりついた答え
先程まで民間人の悲鳴が続いていたのが嘘のように静寂に包まれたソウゴの街には、1人黄金に輝くオーマジオウが立っています。
世界の危機を救い、王に相応しい振る舞いをしたソウゴを賛辞するウォズは、跪き改めて王に忠誠を誓う。
オーマジオウとなったソウゴはこの世界に未来永劫君臨することを約束した。
しかしソウゴは、
「そうはならないよ…」
と先程と変わりいつもの声に戻してこうウォズに言った。
なぜ?せっかく夢だった王様になれたのに、そうはならないなんて…。
その後ソウゴは、衝撃的な言葉を口にした。
「この時空を…破壊するから」
思いもよらぬ言葉にウォズも疑問を抱く。
ソウゴが選択したのは、この世界を守るのではなく時空を破壊すること。
オーマジオウが持つ時空を破壊する力を、全ての世界が重なったこの世界に使うことを決意したのです。
『それが、お前の選択か?』
どこからともなく聞こえた2068年のオーマジオウの声が聞こえると、映像はソウゴの心の中の映像に変わる。
ソウゴの目の前にいるのは、変身を解いた2068年の常磐ソウゴ。
『お前は王に君臨する資格があるのだぞ。お前が世界を救った。』
ソウゴ自身の力によってスウォルツを撃破し、世界の危機を救ったソウゴには十分に王となる素質がある。
なのに王にならないという選択をしたソウゴへと2068年のソウゴは言葉を送った。
ソウゴが王にならなければ2068年のソウゴは存在しないことになってしまうが、その言葉に決して焦りはなかった。
ソウゴは、未来の自分に答える。
「俺の力じゃない…ゲイツやツクヨミや…ライダー達みんなの力だ!みんなのいない世界で……俺1人王様になっても仕方ない!」
この台詞の最中には、ゲイツやツクヨミやウォズ、そしてウォッチを直してくれた順一郎との平和な映像が流れていました。
皆がいたから、時代を駆け抜けた平成仮面ライダーがいたからこそ、ソウゴはオーマジオウとなることができた。
今のソウゴにとって、1人だけで王に君臨することはどうしても認められなかったのです。
覇道より王道をとったソウゴの選択。
恐らくこれが、ソウゴが孤独の王となるか仲間と共にある王となるかという最大の選択だったのでしょう。
ソウゴは時空を破壊する前に、オーマジオウには破壊する力しかないのかと問います。
2068年のソウゴは、「創造の前に破壊がある」ことをソウゴに説明すると…
「じゃあ想像させてもらう!歴史を…作り直す!」
これこそがソウゴの本当の答え。
ソウゴは、仲間の為に王となる道を行かない選択をしたのでした!
歴史を作り直し、仲間も誰も傷ついてない世界。
ソウゴが第1話から言っていた「みんなが笑顔でいてほしい世界!」という願いの為に全てをリセットする選択をしたのでした。
でもそれはすなわち、自分の覇道までもがリセットされてしまうこと。
『二度と王にはなれんぞ』
と警鐘を鳴らしますが、ソウゴははっきりと言いました。
「なれるよ…“なんかいける気がする!”」
ここにきてのソウゴの決め台詞だったこの言葉…ずるいずるすぎる!
かっこいいじゃないかソウゴ…。
「時計の針は、未来にしか進まない!ぐるっと一周して元に戻ったように見えても、未来に進んでるんだ!」
第1話で順一郎がソウゴに言っていた時計の話をおぼていますか?
「時計の針は巻き戻しせても、人間の時間は巻き戻せない」
と当時順一郎は言っていました。
当時はその言葉の意味をなんとなく受け取っていましたが、今のソウゴにははっきりとした形で理解していたのです。
“時間は常に未来へと進む。たとえ元に戻っても着実に新たな未来に向かう”
これこそが生まれながらの王者「常磐ソウゴ」!
自分が理想とする夢と世界を決してあきらめない!
誰もが平和に笑って過ごせる世界を作る王となる夢を、仲間と一緒に歩む。
最後の最後でもその豪快さを捨てるこはありませんでした!
見上げた夢と希望を垣間見た2068年のソウゴは、若き自分の勇士に思わず笑い…
『面白かったぞ!お前に会えて!若き日の…私よ…。』
その言葉を最後に、2068年のソウゴは世界のリセットの為に消滅していきました。
堅物でも孫思いなおじいちゃん的存在だったオーマジオウ、若いころの自分に負けず豪快な最後でした。
シーンは戻り2019年のオーマジオウが腕を上げると、周りから黄金の粒子が舞う。
その粒子は地球を覆い、街からありとあらゆるものが消滅してく。
しかしこれは終わりではなく、新たな始まりの為の前段階。
時空を作り変え、全てをはじめからやり直すために世界を元に戻すのだ。
その世界の様を見ていた士と海東。
時空のリセットを目の当たりにしたことで自分たちの役目が終わったことに安堵の笑みを浮かべていました。
「また新しい旅ができそうだ…」
そういいながら士は持ち前の2眼レフで世界の消滅をフィルムに写す。
1つにまとまっていた世界は分断され、それぞれの世界に戻された。
その中には新たな世界も追加されており、21個の世界に分断されたのでした。
新たに始まる物語
世界がリセットされたことにより、ソウゴの物語もすべて白紙にもどることに。
ソウゴは2018年の高校三年生に戻っていた。
眠そうな顔をしながらパンにマーガリンを塗り食すソウゴ。
あまりにも普通、でもこれはソウゴが望んだ平和。
第1話のように自転車を押して坂を下るソウゴの隣を柔道部が通ると
「ソウゴ!お前進路指導で王様になるって言ったんだって?」
「ああ、当然だよ?」
見たことある光景だなと懐かしんでいる私。
私はてっきり第1話と同じことをループするんだとこの時は思っていました。
ところが次の瞬間!
「目を覚まさせてやる!」
と言って巴投げを繰り出したのは…明光院ゲイツ!?
「一本!!」
地面に叩きつけられたソウゴに気合を見せていたw
さらに後ろからは
「明光院君は乱暴なんだから…」
とツクヨミが制服を着て登場!?
柔道部のゲイツを巴投げできるほどの男前さも残っています。
さらにさらにその後ろでは…制服を着たウールとオーラ!!
3人のやり取りを馬鹿みたいと言いたげな目でオーラが見ていました。
でもウールは、
「憧れるな~王様先輩。いつも王様になるなる言ってて馬鹿みたいだけど、いつか本当になれる気がする」
とソウゴのことを慕ってるようでした。
私たちが見ていたタイムジャッカー時とは違って、2人の中も良い感じでした。
若干ウールが尻に敷かれてる感がありますけどねw
ソウゴが新たに王の道を歩む世界は、仲間にありふれた世界になっていました。
王様になりたいと言っていた所為もあって友達がいなかったソウゴが、この世界ではとても仲の良い仲間が傍にいる。
学校に登校する際も一人ではなく、5人一緒に笑顔で登校してたのです!
しかしその中にはウォズがいない。
ウォズは世界の管理者クォーツァーであるため、リセットされた世界でも以前の世界の記憶を持っていました。
満面の笑みを浮かべる我が魔王を見ながら、ウォズは最後の語りを始めた。
「普通の高校生『常磐ソウゴ』彼には大魔王にして時の王者オーマジオウとなる未来が待っている…か、どうかわまだわからない!ここら先は、この本とは違う歴史が記される必要があるみたいです。」
そうして『逢魔降臨歴』を閉じ、仮面ライダージオウは終わりを迎えたのでした。
映画との関連性
さて、仮面ライダージオウのテレビ放送が終わったわけですが、きっとみなさん疑問に思うことがあると思います。
“劇場版仮面ライダージオウ Over Quartzerとのつながりがない?”
映画を見た方なら分かると思うのですが、ジオウのテレビ最終回と映画では矛盾している所や触れていないところが結構あるんですよね。
何よりも、ジオウの最終回の最後までウォズが「逢魔降臨歴」を所持していたのが一番の矛盾です。
映画の終盤でウォズがとある事情で逢魔降臨歴を破り捨てるのですが、テレビではしっかり本を持ってる。
そして、テレビ本編ではクォーツァーについて全く触れていないんですよね?
ウォズがそれらしい表情を見せたりはしましたが、最後までクォーツァーの名が出てくることはありませんでした。
映画ではドライブライドウォッチ入手もやっていましたし、テレビでもゲイツ達は既に剛との面識があったりという繋がりがあったので映画は本編の途中だと思う方も多かったはず。
映画はテレビ本編でのパラレルエンドと考える他ないとは思いますが、クォーツァーについて全く触れていないのは今後で保管してくれるんですかね?
これはあくまで仮説ですが…
・クォーツァーが平成リセットを行う前にスウォルツが動いたのがテレビ本編ストーリ
・ウォッチを全て集めた段階ですぐさまクォーツァーが平成リセットを引き起こそうとしたのが映画ストーリ
と、2種類の分岐を映像として作ったという考え持つことにしました。
これはあくまで私の仮説の為、どのように考えるのかは個人の自由だと思います。
でも1つだけ言いたいのは…まだ映画見てない人!絶対見てねってことです!!
終わり&ジオウの感想
仮面ライダージオウ最終話について書いていきました…。
何というか…長かったようであっという間だったというのがすごく印象的でした!
最初は宝探しの旅の中でレジェンドライダー達が登場するだけと思っていたら、それぞれのテーマにあった重厚な物語のものが多かった。
俳優さんたちも沢山な人が出てきてくれましたし、サプライズの方法が素晴らしく秀逸。
平成仮面ライダーを追い続けてきた人たちに朝早くから喜びと驚きを与えてくれましたw
レジェンドに頼りきりにならず、オリジナルストーリーも濃厚で存在しない未来のライダーまで登場させたりとアイデアがいっぱい入っていました!
ソウゴ役の「奥野 壮」さんの顔つきも1年間でめちゃくちゃ逞しくなってたりと、キャラと共に成長している感じもたまらなく良かったです。
今年の5月に「令和」に変わりましたが、今回の仮面ライダージオウ最終話を見終わった後に実感がわいた人はきっと多いはずです。
目の前にいた平成仮面ライダーの終わりこそ、私たち仮面ライダー好きにとっての平成の終わりと思わざるおえません。
私が幼少期の頃に始まったクウガから毎年続き、いつの間にかつけられた“平成仮面ライダー”という名称。
いつからつけられたのかは分かりませんが、知らないうちに私もそういっていましたねw
これだけ長く続いた物が遂に終わってしまったと考えると…やっぱりいろいろ思うことがあります。
クウガから見始めてちょくちょく離れたりはしてしまったけど、最後にはこうして戻ってきて平成仮面ライダーの最後を見届けることができたんだと。
まさに時代を駆け抜けてきた英雄たちです。
私達に英雄の生き様を20年という長期間にわたり見せ続けてくれた「東映」には感謝するしかありません!
平成仮面ライダーを生み出してくれて本当にありがとうございました!
そして、主役ライダーを演じ続けた高岩さんもこれで見納め。
長期間にわたって様々な主役ライダーを演じてきた最高の役者さんには感謝の極みしかありません。
高岩 成二さん、本当にありがとうございました!本当にお疲れさまでした!!
…さて、平成仮面ライダーが終わって平成が終わったと僅かに失意を感じる人もいると思いますが、
まだまだ平成は終わらねぇ!って人もいるでしょう!
なぜなら仮面ライダージオウのVシネマの放映が決定したからです!
タイトルは
「仮面ライダージオウ NEXT TIME ゲイツ マジェスティ」
学パロエンドとなったジオウ世界の続きが描かれているようなんです!
詳細はまだわかりませんが、コメディチックな部分も豊富でかなり楽しめそうな内容になりそうです!
来週からは遂に令和の最初の仮面ライダー
「仮面ライダーゼロワン」
が放送開始します!!
新キャストも発表されてテンションもますますヒートアップ!
これまで仮面ライダーを見てきた人も、まだ仮面ライダーを見たことがない人も…
来週のテレビ朝日の朝9時は誰もが令和仮面ライダーのスタートダッシュを行うことができます!
私も令和仮面ライダーの始まりをばっちりテレビの前で見てやろうと思います!
仮面ライダージオウに関するブログはここでいったん終わりますが、本当に楽しく書かせてもらいました。
1話も逃すことなく書くことができたのは、見てても書いてても楽しくて仕方がなかったからだと思います!
ゼロワンでも…ガッツリ書いていきたいと思うので、乱文で申し訳ありませんがお付き合いくださると幸いです!
最後になりますが…
仮面ライダージオウの役者さん、スタッフの皆さん…本当にお疲れさまでした!
平成仮面ライダーは令和になってもずっと私たちの英雄です!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
またいつかの明日に会いましょう。