こんにちは、机上大使です!
ソウゴの初恋をめぐる物語の後半である仮面ライダージオウ第36話。
どこから話せばいいか分からないくらい要素を詰め込んだ物語になっていました!w
キバ編ということでキバライドウォッチを入手はするのですが、今回はライドウォッチの入手よりもソウゴの初恋相手である北島 祐子の結末に重点を置いていたように見えます。
以前から大活躍したマンホールの蓋は今回も大活躍でしたが、その活躍の裏には祐子のあまりにも常軌を逸した過去があったことも判明します。
今回から現れた仮面ライダーウォズ ギンガファイナリーも活躍しましたが、全体的に見ると釈由美子回と言っていいと思います!
では仮面ライダージオウ第36話について書いていきましょう!
仮面ライダーギンガは何者?
前回の第35話終盤に突如合わられた仮面ライダーギンガ。
次元の違う力で自らに指一本触れさせることなく仮面ライダー達をなぎ倒していましたね。
その仮面ライダーギンガはいったい何者なのかについてですが、それについてはウォズがこう推察していました。
「恐らく次元の歪みから迷い込んだ遺物」
…おうw
全く持って分からないですが、どうやら何らかの原因で次元が歪み、その歪みに別次元から迷い込んでしまったものがギンガだったと私は推察しています。
またスウォルツはギンガについて、「あれは純粋な力そのもの」と言っていました。
力の権化ということですかね…。
そういえばギンガは全く感情が無いような喋り方をしていましたし、同じニュアンスの事しか喋ってしませんでした。
『全宇宙を支配する不変の法はただ一つ……全ての物は滅びゆく……!』
『全宇宙を支配する不変の法は、ただ一つ』
『全てのものは滅びゆく。それが唯一の絶対の法』
とにかく同じニュアンスの事しか言ってないので、人間ではなく何らかの知的生命体と捉えるといいかもしれません。
あんたは黙っててください
同じようなことしか言っていない仮面ライダーギンガは、仮面ライダーキバでキバットバットⅢ世の声をあてた杉田 智和さんが声をあてていました。
でもキバットのようなユーモアは無く無感情で淡々な台詞ばかりでした。
…が、
流石杉田さん、やってくれましたよww
杉田さんと言えばアドリブが十八番らしいのですが、今回もそう捉えられても仕方ないと思えるシーンがあったんです!
ギンガはどうやら太陽の光をエネルギーにしていて、光が遮断されると体が石化し活動が停止するというデメリットを持っていました。
その体が石化するときに…
『まだまだ…“キバって”…』
といって石化しました!ww
このキバってというのは、キバに変身する前にキバットが言う一種の気合入れみたいな台詞で、キバと言えばこれという名台詞の1つなんです!
ギンガの暗い無感情な声で言っていたので最初は分かりませんでしたが、見直すと確実にそういってるんですよねw
このタイミングでキバってという台詞を出すあたりほぼ確実にアドリブだろうと思います!
無感情で淡々としたことしか喋れないアドリブに不向きなギンガを、ギンガのキャラを壊すことなくさりげなくキバ要素をぶち込む杉田さん。
面白い上に流石だなと思わずにはいられませんでした!
あと、ギンガの無感情とは裏腹にベルトから発せられる技名の数々がキバットボイスでテンションが高かったのもギャップで面白かったです!
次狼の助言
キバ編にて登場した松田 賢二さん演じる次狼は、前回はギンガが入っていた隕石が落ちる未来を見たという言葉を呟くだけでソウゴ達との絡みはありませんでした。
しかし今回の36話ではソウゴにキバライドウォッチを渡すという大役を務めることになりますが、同時に次狼らしい助言をソウゴに残していきました。
祐子に当たりそうになる攻撃をソウゴが庇ったことで介抱されていた時のこと。
かつてと同じように介抱してくれたこと、お互いの夢が一緒であることから徐々にいい雰囲気になっていきます。
ソウゴは復讐を止めてほしいとお願いし、祐子はそれを承諾したのですが…
「その女はやめておけ…その女に気を許すな」
と次狼が2人の雰囲気に割って入ってきたのです。
どうやらアナザーキバに従っていたガルル達は本物で、これまでキバの僕としてアナザーキバを守っていたそうです。
ただすっと傍についてきたはずの次狼から思わぬ言葉が発せられました。
「俺はキバの僕として仕えてきたからわかる…その女は腐っている」
と言った次の瞬間、次狼はガルルに変身し主である祐子に襲いかかろうとします!
ソウゴは仮面ライダージオウに変身し阻止しますが、ある程度戦闘したところでガルルは次狼に戻りソウゴにキバライドウォッチを投げ渡しました。
次狼はウォッチを渡す相手を探していて、それがソウゴであることを認識したようです。
これまでとは違ってあっさり渡されたウォッチですが、次狼はソウゴに
「近いうちお前は深く傷つくことになるだろう。だがそれもいい…男は傷つくことで磨かれる。」
と言って立ち去っていきました。
まるでこれから起きることを見透かしたような発言。
そしてこの言葉は後に現実となり、ソウゴにとって助言となるのです。
祐子の本性
前回では祐子が自らの冤罪をひたすら訴えていましたし、自分を有罪にした検事や弁護士に復讐していました。
なので第36話が放送されるまで、その真犯人が誰なのだろうと視聴者のだれもが思ったはずです。
しかしその真相は我々の想像を遥かに超えていました…。
祐子は冤罪ではなく、むしろ真犯人だったのです
この真実には、祐子の常軌を逸した本性が関係していました。
かつて祐子の彼氏であったテツヤによると、祐子は“自分の嘘を本気で信じてしまう女”なんだそうです。
祐子自身が人の命を奪って投獄されたのに、「自分は冤罪だ!」と嘘をつき自分の中で真実にしてしまっていたのです!
実際に事件のあった2015年では、テツヤの最初にできた彼女を祐子がマンホールの蓋で笑いながら叩きのめす瞬間をゲイツが目撃してしまいます…。
笑いながら楽しそうに人の命を奪うその様は、悪魔そのものと言っていいでしょう。
このころからマンホールの蓋にお世話になっていたことも判明しますが、これでマンホールの蓋が笑いの種でなくなりましたね。
自分に嘘をつき都合よく真実を捻じ曲げるという、祐子のおぞましい本性が浮き彫りになりました。
仮面ライダーウォズ ギンガファイナリー 短縮登場
祐子の本性が浮き彫りになりって一気に話の展開が変わってくるのですが、ここにきて機能停止した仮面ライダーギンガが再び日光により再び動き出します。
強すぎるギンガの攻撃に苦戦するも、気まぐれで参戦したアナザーキバによってギンガは隙を作ります。
それを見逃さんとジオウ、ゲイツ、ウォズがそれぞれの武器をギンガに投げつけ、さらにそこへトリプルライダーキックをはなったことでなんとかギンガを倒すことができました。
ギンガを撃破した際に天高く昇る光と共にスウォルツの手には「ギンガライドウォッチ」が誕生しますが、根端を読んでいたウォズがそれを強奪したのでした!
まあ、あんな露骨に表情を見せてたら誰だってなんかこいつ悪いこと考えてるなってなりますよねw
ギンガとの戦いに決着がついた一同ですが、祐子はすぐさまテツヤの結婚式をぶち壊そうと式場に殴りこみます。
その時もマンホールの蓋を持ち込むというこだわりを見せていましたが、その計画はソウゴ達によって阻止されてしまいます。
ソウゴはアナザーキバとなった祐子を止めるべく奮闘しますが、初恋相手に力を使うことに躊躇ってしまい逆に押されてしまいます。
その危機へ駆けつけたのがウォズ!
早速手に入れた新たなライドウォッチで変身します!
『投影!ファイナリータイム!』
『ギンギンギラギラギャラクシー!宇宙の彼方のファンタジー !ウォズギンガファイナリー!ファイナリー!』
という宇宙要素てんこ盛りな変身音と共にウォズギンガファイナリーに変身しました!
まさかこの声でまた『ギャラクシー』を聴けるとはw
太陽系をモチーフにしたデザインで、太陽を中心に地球や火星などの様々な惑星がスーツに描かれています。
頭部もギンガのベルトと同じデザインが施され、パワーアップに相応しいマントもついております!
「祝え!宇宙最強、ギンガファイナリー! ……緊急時につき、短縮版である」
とめっちゃ短い祝辞も行いましたw
この祝辞は今後正式なものが出ると期待しております。→ありませんでしたww
必殺技のファイナリータイムは、マントを広げて宇宙空間に切り替え宇宙の力を足に宿し、
『超ギンガエクスプロージョン!』
の音声と共に一回転してのライダーキック!
アナザーキバを撃破しました!
ちなみに周りを宇宙空間に帰る際、ウォズが「おいきなさい」と言ったのですが、これは釈由美子さん主演のドラマ『スカイハイ』で釈由美子さん演じる「イズコ」の決め台詞なんです!
天国に行く場合は「お生きなさい」
現世に行く場合は「お行きなさい」
呪う場合は 「お逝きなさい」
という意味がある言葉のですが、まさかその台詞をオマージュするとはだれが思ったでしょうか!w
釈由美子ファンにはかなり嬉しいのではと思います!
祐子の最後とソウゴの傷心
アナザーキバの力を失いひどく疲弊した祐子。
ソウゴは佑子を助けようとしますが、祐子はソウゴに
「全人類の傘になれ」
とソウゴの夢を応援する言葉を発しました。
互いの心の距離がまた近づいたと思ったその時、どこからともなく銃声の音がなりその音の発端から発せられたものは祐子の体を貫ていました…。
ソウゴが音のなった場所に目をやると、そこにはオーラが手を銃の形にしていました。
祐子は、顔を傷つけたことによって自らに憎しみを抱いていたオーラによって命を奪われてしまったのです。
祐子の命を奪ったオーラは満足げに笑いその場を去っていきましたが、その様はかつての祐子のような狂気を感じます。
目の前で恋した人を失ったソウゴは、ひどく悲しみ傷つき泣き崩れてしまいました。
傷心したソウゴの心は癒えることはなく、かなり推していた順一郎のアップルパイも食べずにいました。
外の空気を吸ってくると言って外に出るもその顔にはこれまでに元気さを感じられません…。
すっかり落ち込んでいるソウゴですが、その最中に自転車のトラブルに困っている女性を見つけます。
自転車を無事直したソウゴは女性に知らせようとしますが、その女性はかつての初恋相手のように指で顎を撫でながら
「ありがとう。かわいい坊や…」
といったのです。
祐子は「かわいい子」と言っていましたがこの女性は「かわいい坊や」と言っていて、これは幼いソウゴが言われた言葉と同じ!
この人が本当のソウゴの初恋の人かどうかは明らかにはなりませんでしたが、その言葉を聞いたソウゴはかつての祐子との思い出を思い出し涙を流すのでした…
ちなみにこの女性を演じたのは、仮面ライダーキバで麻生ゆり役を演じた高橋ユウさん!!
ここにきてのサプライズゲストにビックリした方も多いでしょう!
そういえばゆりは仮面ライダーイクサにも変身していたこともあるので、実質レジェンドライダーです!
キバ好きを意識した配役は嬉しかったです。
終わりと次回予告
今回は仮面ライダージオウ第36話のネタバレ&感想を書いていきました!
キバ編でありながら様々な要素を詰め込んでいて、特に祐子を演じた釈由美子さんの活躍はすさまじかったですね。
釈由美子さん超大活躍の回でした!!
祐子の恐ろしすぎる本性が明らかになり、その裏でもマンホールの蓋が関わっていたことには笑うにも笑えない衝撃の真実。
思いもよらない結末でしたが、ソウゴの心の成長である失恋という覇道も描き切っていて個人的には好きな物語でした!
ウォズギンガファイナリーは今回はまだわずかしか活躍してないので、これから更なる活躍を期待しています!
次回はなんとカブト編!!
次回予告の映像には「矢車想」と「影山瞬」によるコンビ『地獄兄弟』と仮面ライダーガタックとその変身者「加賀美新」が登場!
アナザーカブトもめっちゃワームですが、隣に仮面ライダーパンチホッパーがいたり姿勢とかで変身者はほぼ確実に矢車でしょうw
しかもこのカブト編はギンガ襲来の際の隕石落下に関わっているように思います。
カブト本編では、渋谷に隕石が落下しそこからワームが生まれたという設定があるので、今回のキバ編での次狼が見た未来やギンガの登場はカブト編に何らかの影響を与えると思います。
しかもギンガが現れた原因である次元の歪みも関わっていて、カブトの世界とジオウ世界での矛盾などについても触れています。
その歪みを知らせるために、通りすがりの仮面ライダーの門矢士も再び登場するのでその絡みも楽しみです。
さらにさらにツクヨミの過去にも触れたりと要素がとんでもなく多い話になりそうです!!
よりジオウ世界に触れる物語の予感…期待しましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
またいつかの明日に会いましょう。