こんにちは、机上大使です。
仮面ライダージオウ第30話にて遂に登場した仮面ライダージオウトリニティ!
仮面ライダージオウ、ゲイツ、ウォズの力が1つとなり、これまで描かれたどれとも違うオーマの日を迎えました!
そしてこの第30話は、仮面ライダーブレイドの悲しみのエンディングを終わらせる物語でもあり、まさに“奇跡悲しみが終わる場所”と言っていいでしょう。
OPナレーションもさらに新しくなり、話がさらに進展することを物語っていました!
では、仮面ライダージオウ第30話について書いていきましょう!
■前回の第29話ネタバレ&感想記事
■目次
白ウォズの目的は世界の破滅
前回の第29話は、突如現れた剣崎が仮面ライダーブレイドに変身し始が変身する仮面ライダーカリスを襲撃するところで物語が終わりました。
「ジョーカーアンデッド」という設定も反映されており、剣崎と始の体には“緑色の血”が滴っていました。
先週回の記事にも書きましたが、このジョーカー同士が戦うのはかなりまずい状況なんです。
仮面ライダーブレイドにはバトルファイトという種の存族をかけた戦いという設定があって、このバトルファイトにジョーカーアンデッドが勝利しただ1人の勝者となると世界が破滅してしまんです。
仮面ライダーブレイドでは、主人公の剣崎自身がジョーカーアンデッドとなり始と同等になることで世界の破滅を防ぎ、その後は互いが決して合わないように剣崎は人間の暮らす所から遠く離れ生きることになりました。
それが、今回の第30話で天音ちゃんがアナザーブレイドになることによって破られ、会ってはならない2人があってしまった。
これこそ、白ウォズの目的だったのです。
白ウォズは、自分自身が描く未来が訪れないことに苛立ちを感じており、いっそのこと世界を破滅させてしまおうと考え付いたのです。
バトルファイトでジョーカーを1人にすることで世界を破滅できることを知っていた白ウォズは、天音ちゃんをアナザーブレイドにすることで始を呼び力を使わせ、剣崎と鉢合わせて戦わせる。
そしてこの世界にジョーカーを1人にして世界を破滅させようと計画したのです。
自分の描く未来が訪れないから世界を破滅させる…
これまで冷静に行動していた人物とは思えない、身勝手で大胆な方法に私もびっくりでした。
それを叶えるために始が大切にしている天音ちゃんを利用するというあくどい手法も使い、まさに白い悪魔と言っても良いでしょう。
過去を引きずるゲイツとウォズ
戦いを避けてきた2人が天音ちゃんがアナザーブレイドになったことで戦わなければならなくなったことから、ソウゴ達は天音ちゃんの身を助けることを最優先にすることにします。
アナザーブレイドが写真スタジオばかりを襲撃していたことを思い出したソウゴは、始が働いていた写真スタジオを探し出し始めが住んでいる場所を特定します。
その中でソウゴ達は、天音ちゃんが始との過去の繋がりが忘れられなかった結果その心の弱みを白ウォズに狙われたことを知り、黒ウォズは始との過去の関係を引きずる天音ちゃんを情けないと言わんばかりに嘲笑しました。
ところがソウゴはそんな黒ウォズに
「それってウォズもゲイツもそうじゃん。」
とツッコミを入れたのです。
ソウゴは第29話でツクヨミから、黒ウォズが裏切ったことでレジスタンスが壊滅してしまったことを聞かされています。
それが原因でゲイツはウォズに対し怒りを募らせ続け、ウォズもゲイツから距離を置くように接してることを認識していました。
ソウゴはそんな2人のギスギスした感じが、今回の始と天音ちゃんと変わらないと言いたかったのです。
しかしソウゴは、話をそこで終わらせずに言葉を付け加えます。
「2人にとっては過去の出来事でも、俺にとっては未来のこと。だから変えることができる!」
第29話でも同じようなことを言って話をごちゃごちゃにしていましたが、まさかここでこの言葉を使ってウォズを説得しようとするとは…うまく話ができているなと感心してしまいました。
我が魔王にこう言われた黒ウォズは、図星を突かれたように言葉を詰まらせるしかありませんでした。
天音ちゃんがジョーカーに
ソウゴ達が始が住む山荘に向かう最中で、始は天音ちゃんと対峙し天音ちゃんからどうして離れてしまったのかを話していました。
始は、傍に自分がいつづけてしまうと天音ちゃんが自分に縛られてしまうと危機を感じ「ハカランダ」を出ていったのでした。
互いを理解しようとしていた始と天音ちゃん、そんな時白ウォズのノートで導かれてしまった剣崎が現れ再び戦いを始めてしまいます。
天音ちゃんが2人の間に割って入り戦いを止めようとするも、そこへ白ウォズが現れ天音ちゃんをアナザーブレイドに変身させてしまい戦場は混乱状態に。
圧倒的な力を持つアナザーブレイドに手も足も出ない2人は、とうとう変身解除に追い込まれてしまいました。
するとアナザーブレイドは、戦意喪失した剣崎と始から緑色のエネルギーを吸収しだします。
剣崎と始を取り込むのだと思っていたのですが、アナザーブレイドが吸い込んだのはアンデッドの力。
アンデッドの力を吸い取られた2人は、アンデッドの力を失い人間に戻ってしまったのです!
緑色の血が赤色の血に戻り、剣崎と始は驚きを隠せていませんでした。
しかし状況はかなりまずい状況になってしまいました。
2人のアンデッドの力を手に入れたアナザーブレイドは、実質ただ1人残ったジョーカーとなってしまったのです。
始か剣崎の対決に決着がつくことでバトルファイトに終焉をもたらすと思っていたら、まさかの天音ちゃんがただ一人のジョーカーになるとは…
無理やりとはいえ、ジョーカーが独りになってしまった。
つまりこれから先起きることは…世界の破滅
アナザーブレイドはエネルギーを天空に流し込むと、黒い捻じれたオブジェクトを出現させます。
これこそバトルファイトを開催している統制者であり、かつて剣崎達の前にも表れた「モノリス」
ブレイド本編では、このモノリスから大量のダークローチが出現し世界を破滅しようとしていました。
まさか統制者も仮面ライダージオウに友情出演するとは思いませんでしたが、モノリスから無数のジョーカーの姿が確認できたので、偽物ではなく本物の統制者でしょう。
白ウォズの計画通りに世界の破滅の危機が訪れようとしているのでした…
白ウォズに説教!?ソウゴの王の器
本来は敵であり、何度もソウゴと達を妨害してきた白ウォズ。
しかし今回の白ウォズの行いは、ソウゴ達の妨害というよりは完全にヤケクソになって何もかもめちゃくちゃにしてやろうという後先を見ない行いです。
今回の第30話では、そんな白ウォズに対し、ソウゴは容赦なく説教を繰り出したのです。
始の住む山荘に向かうソウゴ達は、ゲイツとウォズを先に行かせ自分は白ウォズと話をすることにします。
何も話すことはないとソウゴとの会話を拒否する白ウォズですが、ソウゴは白ウォズに迫りこんな質問をしました。
「白ウォズは自分の未来の為にここに来たのに、今は世界を破滅させようとしている…どうして?」
ナチュラルに優しく的確に、興味本位で聞くようなニュアンスで白ウォズに質問しました。
しかし、そんなソウゴとは反対におもむろにイライラを露わにした白ウォズは、先ほども書いたように自分が望む未来は訪れないから世界を破滅させることをソウゴに打ち明けます。
瞬間ソウゴは、
「諦めるなよ!勝手に未来を決めつけるなよ!!」
と白ウォズを怒鳴りました。
ソウゴは、世界を破滅させようとすることよりも、白ウォズが自分が望んでいた未来を諦めてしまったことに対して怒りを露わにしたのです。
「決まっている未来なんてない。今生きてる俺たちが作りだすのが未来なんだ!」
と言葉を付け加え、白ウォズを説得します。
ただ忘れてはならないのは、白ウォズはソウゴの敵なので魔王のお説教なんて聞くつもりなんてないはず。
敵味方という垣根を越えて言葉を贈るソウゴに白ウォズは、自らが敵であることを認識させようとします。
が、ソウゴは…
「そうだよ。だから最後までもがいて、俺達を苦しめればいいじゃん。俺達は負けないように戦うからさ!」
と、白ウォズも予想だにしない言葉を発したのです。
自分たちをもがき苦しめればいいという言葉を敵に言うなんて誰も思いはしないし、そのあとに自分たちも強くなって乗り越えて見せると付け加える。
しかもそれを笑顔でしれっと言ってしまう…。
ソウゴの王としての器がさらに垣間見えた瞬間でした。
言いたいことを言い終えたソウゴはゲイツ達を追いかけようとしますが、白ウォズはソウゴを呼び止めます。
ソウゴに嫌味でもいうのかと思っていましたが、白ウォズはジオウⅡライドウォッチとゲイツリバイブウォッチをかざし、第29話終盤で自らと共鳴して発生した現象を再び発生させました。
その発生した空間から出てきたのが、今まで見たことがない未知のライドウォッチ。
白ウォズはなんと、ジオウⅡライドウォッチとゲイツリバイブウォッチと一緒にそのウォッチもソウゴに渡したのです。
圧倒的王っぷりに心動かされた白ウォズは、誰も知らない未来を作ろうとしているソウゴに“邪魔”という認識から“可能性”という認識を見出したのです。
これから先の未来の行く末をソウゴに託した白ウォズですが、その顔はすっきりしているような表情をしていました。
自分を邪魔ものと認識していた白ウォズでさえも虜にしてしまうソウゴの王の魅力は、未来創造の力よりも計り知れない能力ですね。
きっとオーマジオウが最善最高の魔王だったら、きっと人徳溢れる魔王になるんだろうと勝手に思ってしまいました。
新たな未来をみんなで
ソウゴに促されて先に向かったゲイツとウォズは、目にした現場に緊迫感を覚えます。
胸部にカリスとブレイドの刻印が刻まれジョーカーと化したアナザーブレイドと、その上には漆黒の雲の下に堂々と浮かび上がっているモノリス。
一刻を争う危険な状況を何とか阻止しようとアナザーブレイドに挑もうとしますが、アナザーブレイドから放たれた衝撃波を受けてしまいゲイツをウォズも吹き飛ばされてしまいます。
圧倒的な力に怯む2人、モノリスには無数のジョーカーの姿。
絶望的ともいえる状況からか、二人は互いの過去のことについて話を始めました。
もし世界が破滅してしまった時の為に、互いに話すべきことを話そうと黒ウォズが切り出したのです。
するとゲイツは、ずっと言いたかったことを黒ウォズにぶつけだしました
「ならば言わせてもらう。俺はお前が気に食わん!!」
そんなことはわかりきっていると反応する黒ウォズですが、ゲイツはその後に、
「だが過去の事を引きずる自分も気に食わん!!」
と黒ウォズが予想だにしない言葉が帰ってきたのです!
レジスタンスを裏切り、しかも誤った情報を送ったことによって壊滅状態にしてしまった自分自身の行いに憎しみを持つのは当然のはず。
しかしゲイツは、友達と認めたソウゴの言動や可能性を見続けてきたことで、これまでとは全く違う未来があるのではないかという希望を見出していたのです。
そんな希望を見出していたゲイツは、黒ウォズとの過去のをわだかまりを捨てみんなで一緒に新たな未来を見ていかないかと黒ウォズを勧誘します。
『2人にとっては過去の出来事でも、俺にとっては未来のこと。だから変えることができる!』
ソウゴに言われた言葉を思い出した黒ウォズは、自分を憎み切っていたゲイツが過去を捨てて力を合わせようとしていること、みんなで作り上げる誰も見たことがない未来への期待感をこみ上げ…
「確かに、興味深いね!」
と初めてゲイツの言葉に共感したのでした。
みんなで一緒に新しい未来を作り上げる!!
そのためにはこんなところで世界を破滅させるわけにはいかないと、2人は初めて協力してアナザーブレイドに挑むのでした!
色々蓄積していたわだかまりがこの1話で解決してしまいましたが、世界の破滅が目前に迫っているからこそ早急に解決できたんだと思います。
そして何より、ゲイツがソウゴと過ごしたことによって以前とは全く異なった考えを持つようになったことが要因なんだと思います。
ジオウトリニティ降誕!!
新たなる未来の為にアナザーブレイドを止めようとするゲイツとウォズですが、圧倒的すぎるアナザーブレイドに押されていってしまいます。
そこへ、白ウォズと話を終えたソウゴが仮面ライダージオウに変身した状態で2人に加勢しますが、それでも戦力の差は変わりません。
ジオウはこの状況を打開するために、早速白ウォズから託された新たなるウォッチを使用することにします。
それこそ、ジオウが新たなる力を得るためのウォッチ「ジオウトリニティライドウォッチ」!
ウォッチを起動するためにボタンを押しますが、ボタンを押した瞬間にモノリスを包む暗雲が獅子座のレグルスから放たれた光によって消し去ってしまいます!
ウォッチをジクウドライバーに差し込みリューズを回しパーツを展開すると、レグルスからゲイツに向かて黄色い光が照らされます。
もう一度リューズを回すと、今度は緑色の光がレグルスから発せられ、ウォズを照らします。
まるでそれは、レグルスが3人の新たなる未来の始まりを導こうとするようです。
そしてドライバーを回して変身!!
瞬間、ゲイツとウォズの体が謎の力によって腕時計のような形状にトランスフォームし、ジオウの周りを発生した黄金の輪と共にぐるぐる回りだします!
「え!?なに!なに!なに!なに!なに!?」
わけのわからない状況に戸惑うジオウ。
しかしこれだけでは終わりませんw
腕時計形態になったゲイツとウォズが、自分の肩にくっついたのです!
しかも自分の顔がずり落ちて胸部のパーツとなってしまった!?
物理法則を無視したあり得ない状況に完全にパニックになってしまったジオウですが、ずり落ちて文字がなくなった頭部には
『ラ』『イ』『ダー』
とそれぞれの複眼の色ので描かれた「ライダー」の複眼が現れ、回っていた黄金の輪もジオウに取り付けられます!
その黄金の輪にも「ライダー」と刻まれており、これまでにないくらいライダーを主張していますw
この仮面ライダーには3人の意思がちゃんと生きていて、ゲイツが喋れば右腕がガシガシ力強く動き、ウォズが喋れば左腕がグネグネ動き、ソウゴが喋れば胸部が動いたり全身が動くという。
仮面ライダー電王クライマックスフォームを彷彿する、どの歴史にも存在しない新たなる仮面ライダーがここに誕生しました!
真ん中に針時計が置かれた謎の空間に飛ばされたソウゴ達。
3人ともわけのわからない状況に焦っていますが、黒ウォズだけ使命感に駆られたようにあの祝辞を執り行います!
「とりあえず…やらねば…祝え!“おそらく”3人のライダーの力が結集し!“多分”未来を創出するときの王者!
その名も…仮面ライダージオウトリニティ!!
“きっと”新たな歴史が創生された瞬間である!」
「おそらく」、「たぶん」、「きっと」…予想だにしない出来事に加え、持っている本に書いてないことがおきたからってあまりにも不確定な祝辞を行った黒ウォズw
「ねえ、それって本当に祝ってる?」
と胸部のみでクエスチョンを表現する我が魔王にツッコまれてしまいましたw
しかしその大胆な見た目とは裏腹に、計り知れない力を見せつけます。
ジオウトリニティは、ジオウ、ゲイツ、ウォズ3体の力を使うことができ、その力を見事に使い分けアナザーブレイドを圧倒します!
ジカンザックスで斬り付けたと思ったら、ジカンデスピアで連続で突きまくる!
さらにサイキョウギレードと合体したジカンギレードを使ってアナザーブレイドの剣を真っ二つに両断してしまいました!
最後は3人の力を一気に開放するトリニティタイムブレイクを発動!!
ジオウ、ゲイツ、ウォズがライダーキックを発動する際に発生するエフェクトが一気に出現し、アナザーブレイドを取り囲みます。
3人のライダーキックフォームの残像がジオウトリニティに重なり、3つの力を一気にアナザーブレイドにぶつけます!!
キックの軌道を描くゲイツのエフェクトと、ジオウトリニティが迫るたびに文字が1つになっていくジオウのエフェクトと、キック炸裂と共にアナザーブレイドを包み込み爆発するウォズのエフェクトが見事にマッチ!
大爆発と共にアナザーブレイドを撃破しました!!
爆発と共にアナザーブレイドのウォッチは破壊され、吸収された剣崎と始のアンデッドの力はウォッチとなって封印されました。
そしてジョーカーの存在が封印されたことによってこの世界にアンデッドが完全に封印され、モノリスはこの世から完全に消滅。
新たな未来を作り上げる決意をした3人の力で誕生したジオウトリニティによって世界は救われ、これから始まる新たなる未来の創出が始まるのでした。
ジオウ第30話はブレイド第50話?
ジオウトリニティの誕生によりレグルスはかつてないほどの光を放っていたことから、この日が新たなオーマの日となりました。
その後人間となった剣崎と始は、ウォッチをソウゴに託しこれから始まる本当の人生に期待を寄せるのでした。
これぞ仮面ライダーブレイド幻の第50話といってもいいのではないでしょうか?
ブレイド本編がかなり儚い最終回だった分、その儚さを見事に活かして無事ハッピーエンドとなったような気がします!
世界と始を守るために自らを犠牲にした剣崎ですが…
この第30話は、世界を守ったと同時にアンデッドという呪縛から剣崎と始を解き放ってくれたのです!!
ハッピーエンドが大好きな私としてはたまらないまとめ方で、個人的に剣崎と始が本当の意味で救われたことに感動してしまっていました。
まさに第30話は“奇跡悲しみが終わる場所”になったんですね!
しかし人によっては、前のしみじみとした最終回のほうがいいという人もいるはずです。
本編のようなしみじみとした終わり方で幕を閉じてもいいし、14年の時を超えブレイド本編をハッピーエンドに導くのも良し。
ファンによって2通りの楽しみ方ができるのは、平成最後の仮面ライダージオウだからこそできたんだろうなとしみじみと感じてしまいますね…ありがたやです。
新たなオーマの日にそれぞれは…
ジオウトリニティによって一件落着した今回の事件。
この一件によってジオウトリニティ誕生のこの日が新たなるオーマの日となったのですが、この新たなるオーマの日によってさまざまな場所で出来事が起こりました。
■白ウォズの消滅
オーマの日にゲイツリバイブがジオウを倒したことでできた未来からきた白ウォズですが、新たなるオーマの日がジオウトリニティ誕生により確定したことでその未来の可能性はなくなってしまいました。
つまり、白ウォズを含めた全ての未来の存在がなくなってしまったのです。
このことにより、白ウォズの存在はこの世界から消えてしまうことに…
本来ウォズという人物は唯一無二の人物、2人そろうことはあり得ない。
敵とはいえ、残酷な現実に少し寂しい気持ちになります。
白ウォズは消滅する前に、同じウォズである黒ウォズと最後の会話をすることになるのですが、その会話の中で白ウォズは自らの敗因を吐露します。
「私には、仲間ができなかった」
自分の未来を作り上げるために行動してきた白ウォズですが、その中では人を利用することのみを行っており、救世主であるゲイツでさえも自らの未来の為の贄としようとしていました。
しかしその全てが裏目に出た結果、自分には理解しあえる仲間は誰一人作れず孤独に終わってしまったのです。
そして白ウォズは、
「彼なら面白い未来をつくれそうだ」
と自らの過ちを吐露した後にこんなことを口ずさんでいました。
自分とは正反対の敵をも認め手中に収めてしまうソウゴを、初めて評価したのです。
敬愛する我が魔王を評価されて思わず笑みがこぼれる黒ウォズですが、白ウォズは顔の表情を険しくし黒ウォズに忠告を述べました。
「スウォルツ氏には気をつけたまえ、彼は底知れぬ野望を持っている」
確かにスウォルツは初登場の時から他のキャラより一歩先を歩いている感がしましたが、ソウゴの少年時代にもかかわっていたりと謎が多いキャラです。
計算高い白ウォズが忠告するほどですから、スウォルツにはまだ知られざる秘密が隠されているのでしょう。
そんな話をしている中、白ウォズにノイズのような現象が発生します。
消滅が目前に迫っていますが、白ウォズのその表情はとても清々しく満足感にあふれているようでした。
「君が深い闇に堕ちないことを祈る」
そう言い残し、白ウォズはこの世界から完全に消滅してしまったのでした。
最後の最後に完全にフラグっぽいことを言い残して消えていった白ウォズ。
これから起こるかもしれない黒ウォズへの災難にちゅうもくしてもいいかもしれませんね。
■いまだ残るオーマジオウとなる未来
ウォズ同士が最後の会話している最中、ソウゴとゲイツもとある出来事に巻き込まれていました。
ソウゴ達の前に現れたのは、突如現れしれっと姿を消した海東!
結局何のために現れたのか分からなかった海東ですが、その海東が持っていたのは、白ウォズが持っていた未来ノート!?
どうやら海東がここに来たのは、このノートを盗むためだったようです。
ところが海東は、ソウゴ達に祝電があると言い自分の背後にオーロラカーテンを発動させます。
そのオーロラカーテンから出てきたのは・・・オーマジオウ!!
新たなオーマの日を迎えたことでオーマジオウの未来は無くなったかと思ったら、なんとオーマジオウがまだ未来に存在している!!
これからソウゴに起きる出来事には、まだ最低最悪の魔王となりえてしまうルートが残っているのいうのでしょうか!?
オーマジオウは、若き自分にこれから先の歩むべき覇道を勧めるのでした。
「お前が手に入れていない力はあと6つ。すべてのウォッチを集めるのが王への道…。覇道へと繋がる道しるべだ」
その6つが、『アギト』、『響鬼』、『カブト』、『電王』、『キバ』、『ドライブ』のウォッチ。
再びソウゴは、仮面ライダージオウ放送当初のライドウォッチ集めに戻ることになるのでした。
終わりと次回予告
今回は、仮面ライダージオウ第30話のネタバレと感想を書いていきました。
クライマックスフォームをほうふつとさせるジオウトリニティの見事な活躍もすごかったですが、仮面ライダーブレイドをハッピーエンドに導いたのも見どころなポイントと言ってもいいでしょう!
ゲイツとウォズのわだかまりも解消され、これから先は仲が良くな3人を拝めるのかなと期待しております!
でも、ソウゴがオーマジオウになってしまう未来がまだ消えていないあたり油断はできません。
それにタイムジャッカーの対立も全く解決していませんから、物語の進行はこれからどんどん発展していきそうです!
そして次回の第31話は、待ってました仮面ライダーアギト編!!
登場するアナザーアギトは、アギト本編に出てきたアナザーアギトと瓜二つ!?
詳しいファンはその違いが判るらしいのですが、私にはその違いが判りませんw
仮面ライダーアギトに変身する「津上 翔一」本人も登場するというサプライズ予告に大絶叫!!
さらに本編でもサイコメトリーを使っていた「風谷 真魚」も大人女性として登場!
さらには「究極の平凡」とまで言われいじられていた刑事「尾室 隆弘」までも出演!?
凄すぎる友情出演に魂が目覚めそうですw
最近は仮面ライダー以外の人にもたくさんの人が出演してくれて私とっても嬉しい!
ところが本編はツクヨミにもスポットを当てている?
ツクヨミには隠された力が宿っているというらしい。
これはツクヨミが仮面ライダーとなるのか、又はビルドのベルナージュ的立ち位置に君臨しソウゴの最終フォームへの助力となるのか?
いずれにしてもツクヨミの今後はこれからの進行にかなり重要な気がする!
仮面ライダーアギトが好きな人、ツクヨミが好きな人は絶対に見てね!!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
またいつかの明日に会いましょう。