こんにちは、机上大使です。
超特大の隕石が落下の危機が迫っている仮面ライダージオウ第38話。
その最中で繰り広げられる人間ドラマに、勇ましさと切なさを感じるお話になっていました。
地球の危機に抗うソウゴ達と地獄兄弟を止めるために奮闘する加賀美、そして2058年に向かったツクヨミと士。
たった1話でたくさんの要素が詰まっています。
その中でも加賀美が本編でできなかったことができたり、地獄兄弟の切なすぎる結末など見どころもいっぱいです!
タイムジャッカーの行動
第38話は第37話最後の超巨大な隕石落下の危機の直後の物語ということで、超巨大隕石を破壊するためにソウゴとウォズはウォズギンガ タイヨウで破壊するという作戦を思いつきます。
ところが影山が加賀美を人質にとり、フォーゼライドウォッチをギンガミライドウォッチを渡すよう命令されてしまいます。
何とか策を講じて無害のまま加賀美を救出しようと試みますが、そこへ矢車ことアナザーカブトが乱入し2つのウォッチを奪われてしまいました。
これによってソウゴ達は宇宙へ行くことができなくなり、隕石を破壊するすべがなくなてしまい万事休す。
このままでは地球は滅びワームに支配されてしまいます。
ところがそのウォッチをある人物が取り返してきてくれます。
それがタイムジャッカーウール
地球が滅びることは、新たな王を擁立することを目的とするタイムジャッカー達にとっても良くない状況。
そのため仕方なくウールが地獄兄弟からウォッチを取り戻したのです。
で、本当ならそのままソウゴ達に渡しに行けばいいのですが、律儀なのかウールはスウォルツにウォッチを渡しに行くと告げます。
ところがスウォルツは、ウールからウォッチを取り上げるとそのままどこかへ去ってしまうのでした。
ツクヨミはスウォルツの妹!?
2019年で隕石の落下が迫っている中、ツクヨミは士と共に2058年に向かいとある建物に到着していました。
ディケイドの士の設定である”その年代に行くとその時代の誰かになる”という設定でその建物のコックになっている士に疑問を感じながら建物へと入っていく。
そこでツクヨミ達が鉢合わせしたのが、今のツクヨミと同じような服装とヘアスタイルをした少女。
「あなたたち、介入者ね!」
とかつて2009年でのスウォルツとツクヨミが鉢合わせた際の台詞と同じことを発します。
まさかこの子が…幼き頃のツクヨミ?
その真意を知るためツクヨミが近づこうとすると少女は「近寄らないで!」と言いながら手をかざす。
瞬間、タイムジャッカーのようにツクヨミと士の時間を止めてしまいました!
やはりこの少女は幼いころのツクヨミだと誰もが確信した時、少女の後ろからツクヨミのフラッシュバックに写った黒い服と帽子の男が現れました。
その男を見るなり少女は、
「お兄ちゃん!」
と発言をしたのです!
フラッシュバックの後ろを向いていた男は、ツクヨミのお兄ちゃん!?
その男は、動けなくなったツクヨミをしばらく見つめたとともに少女と共にその場を去ってします。
少女と兄と呼ばれる男の正体はその時点では明らかにはなりませんでした。
そんな時背後から新たな刺客が現れます。
スウォルツです。
スウォルツはウールに行き先を告げず去っていきましたが、2058年に向かっていたんですね。
まずいものを見られたことで始末しに来たと思いましたが、スウォルツは持っているフォーゼとギンガのウォッチをツクヨミに返しました。
スウォルツが言うには、ジオウとウォズギンガの力だけでなくツクヨミの力も使わないと隕石は破壊できないというのです。
同時にスウォルツは奇妙な事を発します。
「お前と時の王の力が共鳴する時、新たな時代が誕生する」
今後の話数的に、ジオウの最終フォームや物語の展開の伏線でしかない発言。
しかしその言葉の詳細を語ることなくスウォルツはその場を去っていき、これ以上いても仕方がないと士はツクヨミを連れて2019年に戻っていくのでした。
2019年に戻れば、目の前に太陽を覆い隠すほどの巨大な隕石が迫りくる状況。
事の重大さに気づいたツクヨミは、渡されたウォッチを渡すため一目散に走り去ってゆきます。
それを後ろで眺めていたスウォルツですが、ここで衝撃的な発言が出てきます。
「そろそろ力に目覚めてもいいころだ。お前が私の大事な”妹”ならば!」
何ということでしょう!!
スウォルツがツクヨミの兄であると発言したのです!
もし2058年で見た少女と男の姿がそのまま反映されるなら、あの黒い男はスウォルツということになります。
でも2058年の男と今のスウォルツってかなり年の差が離れてますよね?
確実に10年経っただけでなるような歳のとり方をしてません。
でもみなさん、ちょっと考えてみてください。
このジオウ本編では、2068年の紹介の後にタイムジャッカーの存在が明らかになっていますが…
実はタイムジャッカーが2068年に結成されたとは一度も物語では言われていないんです
タイムジャッカーという存在こそあれど、それがいつ結成されいつから活動をしているのかが実は何もわかっていないんです。
そのためスウォルツが2068年の人間だとは言い切れないんですよね。
実は2068年よりも後の人間だったりってことも…。
もし第32話でスウォルツとウォズだけが知ることになった事実が「ツクヨミが妹」ということなら、今後の話の展開にいろんな角度から関わってくると思います。
まあソウゴの性格上仲違いなんてことはないと思いますが、仲間内でもこの事実から何かしらひと悶着ありそうな予感はしています。
加賀美がカブトゼクターの資格者に
今回の第38話最大の見どころとも言っていいのが、加賀美が仮面ライダーカブトに変身したということではないでしょうか!
カブト本編第1話で、カブトゼクターに選ばれなかったという物語からくみ取った素晴らしい演出だったと思います。
仮面ライダーガタックとして戦っても唯一カブト(天道)に勝てず、だからカブトもどき(アナザーカブト)も倒すことができないと弱音を吐いていました。
そこにフォローの神であるソウゴは加賀美にこういうのです。
「勝てるよ絶対!あんたは立派な戦士だ!俺が王様になったら、みんなを守る大事な仕事についてくれないかな?」
ソウゴらしいというか、相変わらずぶっ飛んだことを言い放つソウゴw
それを聞いた加賀美は思わず吹き出し笑ってしまうが、それは嘲笑ではなくどこか懐かしさを感じたような思い出し笑い。
「王様か!“あいつ”もそこまでは言わなかった!」
と友である天道をソウゴに重ねて思い出し笑いをしたのでしょう。
まあ、天道と言えば、
・俺が望みさえすれば、運命は絶えず俺に味方する
・俺の進化は光より早い。全宇宙の何者も俺の進化にはついて来れない
・正義とは俺自身!俺が正義だ
・世の中で覚えておかなければならない名前はただ一つ。天の道を往き、総てを司る男…天道総司
とまあぶっ飛んだことしか口にしない超優秀ニートですから、正直王様になるなんてかわいいもんなのでしょねw
うん、やっぱり天道の方がやばいこと言ってるわwww
そんなやり取りもあって2人の周りには和やかな空気になりますが、そこへ駆けつけたのがウォッチを持ったツクヨミ。
早速隕石破壊作戦を再開するために、地獄兄弟と戦っているゲイツ達の下へ向かい作戦を決行。
ジオウとウォズギンガが共に宇宙に行き、地獄兄弟をゲイツとガタックで倒すことになりますが、ここでもアナザーカブトである矢車を倒すことができず、加賀美は変身解除に追い込まれます。
しかし加賀美は、これまでの”カブトに勝てない”というジンクスに屈しず、
「負けるか!俺は…戦士だ!!」
と自らを奮い立たせアナザーカブトの前に立ち上がったのです。
すると天高くから羽音が…天から現れたのはなんとカブトぜクター!
しかもカブトゼクターは、加賀美の手の中に収まったのです!
第1話で見向きもされなかったカブトゼクターが戦士として立ち上がった鏡を認めたのです!!
自分を認めたカブトゼクターを手に、加賀美用のベルトへとカブトゼクターを装填して変身!
当時は想像もできなかった加賀美新による仮面ライダーカブトへの変身。
さらにゼクターの角をたたみキャストオフ!
『CHANGE BEETLE!!』
加賀美新による仮面ライダーカブト ライダーフォーム誕生の瞬間でした!!
さらに素晴らしいのは、カブトに変身しても戦い方は加賀美のままの荒々しい戦い方ということ!
天道のようにカウンターをとるのではなく、自分から真正面に向かっていくスタイルを貫いていて天道の真似ごとを行いませんでした。
最後はアナザーカブトの攻撃を横に移動してかわしながら回し蹴りライダーキックで撃破という、ちょっとだけ天道リスペクトな技を見せてくれたことも嬉しかったです!
ゲイツもパンチホッパーを撃破したことで、地球での戦いは決着がつきました。
後は隕石破壊が成功するのを祈るばかりです。
兄弟の別れ、時の再会
宇宙ではウォズギンガ タイヨウの力によって隕石を内側から破壊する計画の真っ最中でしたが、フルパワーで燃やそうとするにも巨大すぎるために決定打となっていない状況でした。
このままでは隕石を破壊することができないことに焦り始める。
ツクヨミは隕石が破壊されていない状況から苦戦していることを悟り、2058年でスウォルツに言われた自分の力がなければ隕石は破壊できないことを思い出します。
ツクヨミが精一杯手を天にかざすと、ツクヨミの手から一線の光が放たれ隕石へと向かい隕石に触れたとたん隕石の時間が止まったのでした!
この機会を逃すましとウォズギンガ タイヨウによるフルパワー中のフルパワーで燃やしつくし、隕石を脆くすることに成功!
最後は三位一体のジオウトリニティによるライダーキック「トリニティタイムブレークバーストエクスプロージョン」で隕石を撃破し隕石落下を見事阻止したのでした。
隕石の破壊によって世界が救われたことに歓喜する一同ですが、その中で影山だけが絶望の声を挙げていました。
仲間のワームが全滅し、地球侵略の計画も失敗という大敗です。
その時、影山に寄り添ったのが矢車。
このやり取りがとても切なかった…。
「影山…もう一度、兄貴って呼んでくれよ…。」
「俺は、影山じゃない。お前は俺の兄貴なんかじゃない!」
そういいながらワームへと変異した影山は緑の炎に焼き尽くされ消滅していきました…。
かつて自分の手で命を奪った影山。
ワームであっても影山が再び現れたことで矢車は、再び兄弟という自分の居場所を見つけてたんでしょう。
このカブト編で矢車が見つけた白夜は影山だったんですね
その最後に言われた言葉が、
「兄貴なんかじゃない」
矢車の何もかもが崩れ去ってしまいました。
ただ、影山に擬態したまま発さずにワーム化して言葉を発したのは、せめてもの救済だったのかなと個人的には思っています。
「笑えよ!…誰か俺を、笑ってくれよ…」
そういいながら去っていく矢車は、抜け殻のように弱々しくて見ていられなかったです。
ゲイツもその姿に我慢できず、「すまない…」と言葉をこぼしてしまう程でした。
とにかく世界が救われたことで、全人類には平穏が訪れます。
が、ソウゴ達には再び試練が!?
クジゴジ堂に戻ると、ソウゴ達の目の前には大量の特大おにぎりが!
どうやら順一郎が、隕石から非難する際の非常食としておにぎりを作っていたそうなんですが、ソウゴが宇宙に言っているということをウォズから聞いたことでお腹がすいてるだろうといっぱい作ってしまったそうなんですw
その数、1人16個分!?
隕石を破壊した後にもかかわらず、困難が続くことにため息を漏らすソウゴ達。
そんな時、どこからともなく汽笛の音が。
「この音って…」と聞き覚えのある音に反応するソウゴ。
外に現れたのは仮面ライダー電王で登場するときの列車「デンライナー」!
つまり来週は電王編!
ソウゴ達とイマジンたちの時の再会が始まろうとしているのでした!
終わりに
今回は仮面ライダージオウ第38話のネタバレと感想を書いていきました!
加賀美がカブトに変身するという本編のできなかったを実現する演出はほんとに素晴らしいですし、地獄兄弟の扱い方も最後まで地獄で良いストーリーでした。
天道が出てこなかったのがちょっとだけ残念でしたが、だからこそできる演出で大満足でした!
ツクヨミとスウォルツの関係性がどんどん深くなっていますし、ジオウの物語もガンガン進んでいて見ていて気持ちいですね。
来週は電王編!
仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVERで仮面ライダー電王が登場するも、ライドウォッチを受け取ることがなく別れてからしばらく経っての登場ですね!
あの時は佐藤健さんが登場するというとてつもないサプライズで、劇場が歓喜に包まれていたのを今でも覚えていますw
なんですがここでもビックリサプライズ!?
何と桜井侑斗が本人出演するんです!
響鬼編で京介を演じた中村優一さんが、まさかの電王編でも出演するというビックリ展開!w
かなり予想外でした!!
そして遂に…次回ジオウ最終フォームが登場します…。
その名も、仮面ライダーグランドジオウ!!
20の仮面ライダーの力が集結した平成ライダーの集大成のフォームだそうです!
でもまだドライブライドウォッチと電王ライドウォッチを持ってないのにどうやって変身するんでしょうか?
そこも踏まえて、来週の仮面ライダージオウ楽しみにしています!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
またいつかの明日に会いましょう。