こんにちは、机上大使です。
仮面ライダージオウ第43話、これまで不穏でありながらも明らかにされてなかったスウォルツの陰謀が判明した話となっていました。
スウォルツとツクヨミの関係性の真実や、なぜツクヨミが記憶喪失になってしまったのかもこの回であきらかとなり、終盤に向かうための大きな転換点となっています!
書き換えられた歴史でのソウゴと飛流の決着も描かれています。
早速書いていきましょう!
■前回の第42話についてはこちら
■目次
スウォルツの正体とツクヨミの真実
第42話の終盤でツクヨミがスウォルツの妹であることが明かされ、そこにいたウールも驚愕を隠せずにいましたが、それは視聴者側はすでに分かっていることであります。
しかしスウォルツはこの後にとんでもないことを打ち明けるのです。
「我々はこの世界と違う時間軸からきた王家の一族。時間を止める力は我々一族だけの特別な力なのだ」
なんと…
スウォルツとツクヨミはソウゴやゲイツと違う時間軸からきた王族で、力はその一族だけが持っていたというのです!?
ソウゴが王様になりたいと言っていたその隣には本当の王族がいたってことなんですね。
そしてスウォルツは、
「王座はまもなく、“私のもの”となる!」
…え?
新たな王を擁立するためにタイムジャッカーとして物語の最初から動いていたはずが、ここにきてスウォルツが王様になるとわけのわからないことを言い出しました。
「は?おかしくない?それじゃまるでスウォルツが王様になりたいって言ってるみたいじゃないか!?」
もう自分の知らない事しか明らかになってて驚くことしかできないウール君ですが、視聴者全員が思ったことを代わりに述べてくれました。
そうそう!
だとしたらなんでアナザーライダーをあれだけ生みだす必要があったんだと我々もその答えを聞く権利があります!!
そんなスウォルツは、
「お前の意見は求めん」
と言わんばかりににたっと笑ってウールを突き飛ばしたのです!
結局アナザーライダーを生み出してきた理由を知ることはできませんでした。
ともかくスウォルツとツクヨミが違う世界の王族ということが明らかになったのですが、ここで1つの疑問が生まれました。
何でスウォルツとツクヨミがこの世界に来たのかということです。
スウォルツはきっと新たな王を擁立するという建前で、自分が王になる為に仮面ライダーの力を集めようと目論んでいたと思います。
ただ、ツクヨミは記憶を失った状態でゲイツ達のいる2068年にやってきていて、なんだかスウォルツとは違うやり方でこちらに来たような感じです。
これについてもこの話ですべて明らかになりました。
どうやらツクヨミは、スウォルツによって記憶を消されてこの世界に追放されてしまったというのです!
王族の中で次の王を決める際に、最も力を持っている自分ではなく妹のツクヨミが選ばれてしまったことにひどく憤慨したスウォルツがツクヨミの記憶を消して違う時間軸に追放したんだそうです。
すっごいありきたりというかなんて言うか…めっちゃ子供みたいな理由w
自分じゃなかったから嫌だっていうわがままのせいでツクヨミの人生は狂わされちゃったんだなって思うと、ツクヨミ結構悲惨ですね…。
ウールやオーラは子供でしたが、スウォルツは中身が子供だったのでした。
与えるということは奪えるということ
あまりにも幼稚な理由でツクヨミが記憶を奪われてゲイツ達の前に現れたというのが判明しましたが、その話の最中にオーラが館に入っていきます。
前回の第42話でスウォルツに従う代わりに時間停止能力を与えられた海東を見たオーラは、時間停止の力の真相を説明してもらうためにやってきたのです。
が、スウォルツは説明してやろうとオーラに近づいたとたん海東に力を与えたようにオーラの頭を鷲掴みします!
すると海東に力を与えた時とは逆に、オーラから発しているエネルギーがスウォルツ側に吸収されていきます!?
オーラは顔色を悪くし、その場に倒れてしまいました。
スウォルツはオーラから時間停止能力を奪ってしまったのです。
「与えられるということは、いつでも奪えるということだ!」
やはりウールやオーラは、スウォルツから時間停止能力を与えられてたんです。
疑問なのがウールとオーラに力を与えられた際の記憶が一切無いことですが、これは恐らくいつでも利用できるように力を与えた際にその記憶をツクヨミのように消したんだと思います。
子供だから自分の力と勘違いして動いてくれるだろうと思ったんでしょう。
でももう自分が王になる道ができあがったことで2人は不要になった…だから力を奪ったんですね
オーラはこれでただの性悪美少女になってしまったわけですが、危機を感じたウールがすぐにその場を逃走。
それを海東が追いかけるという形で、その場にはスウォルツとツクヨミ2人だけとなりました。
スウォルツはツクヨミに、
「まさか生きているとは思わなかったが、今となっては好都合だ!お前の力をいただくぞ!」
と発言しツクヨミの力までも奪い取ろうとしますが…そこに現れたのはウォズ!?
ウォズはどうやらスウォルツの不審な行動を察して、飛流側に付くふりをしてスウォルツを監視していたというのです。
やっぱりウォズは裏切ってなんてなかったんだ!
ところがウォズはスウォルツの圧倒的な力に吹き飛ばされてしまいます。
結局スウォルツの暴挙を止めることができず、ツクヨミの力がスウォルツの手に渡ってしまいました。
ウォズは何とか力を振り絞ってツクヨミ一緒に脱出し、ソウゴ達の元へ向かいました。
これによって時間停止能力を持っている人間は、
スウォルツ
ウール
海東
の3人となりました。
ウールはすぐに力を奪われそうですが、海東は何やかんやでその力を持ったままいる気がしますねw
スウォルツに残る疑問点
それにしてもスウォルツの行動ですが、明らかになった真実以上に疑問点があります。
現時点で私が気になっている疑問点ですが。
・なぜスウォルツは妹のツクヨミの顔を知らなかったのか?
・なぜ2058年のスウォルツと比べて明らかに老けているのか?
・なぜ幼いころのソウゴ達から新たな王を選ぶような行動をしたのか?
この3つが気になっています。
妹の顔を知らない事や老けについてはなんだか関連性がありそうですが、バスの中で時の王者を選別する行動がかなり謎です。
自分が王様になりたいはずなのに、いちご狩りツアーと称して子供の中から王を選ぼうとしたあの行動の理由とは…
そういえばスウォルツは幼いソウゴの王の資質を見るなり何か手を加えていました。
あの行動が今後の伏線になっていくのかもしれません。
仮面ライダージオウの物語は、辿っていくと全てスウォルツが関連しているようにも見えます。
スウォルツの身勝手な野望から仮面ライダージオウの物語が始まったとしたら、常磐ソウゴがオーマジオウになる未来を作ってしまったんだとしたら…この男本当にとんでもない男です。
スウォルツを止めるために加古川飛流を討つ
スウォルツに利用されていたことに怒るウールたちですが、追いかけていた海東に見つかってしまいますが、海東は奪ったはずのグランドジオウライドウォッチをオーラに渡したのです。
やはり海東はアナザージオウⅡライドウォッチを狙っているようです。
でも今の身分に疑いの目を持たれたくないと、別でウール達を捜索していたアナザーライダーに居場所を教えて追いかけさせました。
ウール達は間一髪の状況でソウゴ達に助けられ、オーラはスウォルツの事情を説明。
そしてスウォルツを倒すことを条件にグランドジオウライドウォッチをソウゴに渡したのです。
それと同じタイミングでゲイツの電話からツクヨミがクジゴジ堂に帰還したと連絡が入り、ソウゴ達はクジゴジ堂へと足を運びます。
ツクヨミが力を奪われて疲弊していますが、クジゴジ堂に久しぶりに全員が集合しました。
ソウゴはウォズの行動を許し、ゲイツはツクヨミの事情に悩みながらも仲間の帰還に安堵したのでした。
さてこれからどうするか?
スウォルツの野望や飛流によって変えられた世界と問題は残ったままです。
でもソウゴは自分たちの状況を好転させるために時間の流れを元に戻すことをすぐさま決断しました。
そのためにやることはただ1つ…加古川飛流を倒すこと
王様らしい速やかな決断でその場の士気は上昇。
ソウゴ、ゲイツ、ウォズ、士の4人が一致団結し、飛流のいる館へと向かうのでした。
決戦!仮面ライダー4人VSアナザーライダー18体
飛流がいる館へ向かうと、そこにはソウゴを恨み続ける飛流率いるこれまで登場した全アナザーライダーが集合していました!
そこにはあのアナザークウガもいて、場の空気が張り詰めています。
4人に対し向こうはアナザージオウⅡ含めたアナザーライダー18体!
多勢に無勢という言葉がこれほど似合う状況はありません。
4人は一斉に変身!
仮面ライダーグランドジオウ
仮面ライダーゲイツリバイブ疾風
仮面ライダーウォズギンガ ファイナリー
仮面ライダーディケイド
となってアナザージオウⅡとの決戦を開始!!…となる直前に、
「祝え!我が魔王が偽の魔王を倒し、時の王者となる資質を証明する瞬間を!!」
と随分久しぶりにちゃんとした祝辞が披露!w
「相変わらずあれをやるのか?」
「は?あんなこといつもやってるのか?」
「知らないのか…」
ウォズの祝辞を「くどい」と一蹴した士と、ウォズの記憶のないゲイツによるすれ違いトークもあり場はジオウらしい意気揚々の雰囲気にw
「へへ!…なんかいける気がする!!」
仲間たちが集合し元気を取り戻したソウゴも、自分の決め台詞を披露!
今度こそ決戦の開始である!!
ウォズギンガのメテオ攻撃とゲイツリバイブ疾風の圧倒的スピードでアナザーライダー達は手も足も出ず一瞬で撃破!
映画で苦戦していたアナザークウガもゲイツリバイブ疾風の前では手も足も出ませんでした!
グランドジオウは本当に久しぶりにライドヘイセイバーを使ってアナザーライダー達と戦闘を開始!
個人的にあの武器好きなので再登場はかなり嬉しかったですねw
そしてサイキョージカンギレードでアナザーライダーを撃破!
アナザージオウⅡとの一騎打ちが始まります!
力を奪われたディケイド
4人別れての戦闘によって1人になったディケイドも次々とアナザーライダーを倒していきますがそこに現れたのは仮面ライダーディエンド!
ストーカーをする側とされる側がその場で再開…そして2人の戦いが始まりますが、その戦闘を端から獲物を狙っているかのようにスウォルツが観察している。
ディケイドがディエンドを吹き飛ばしファイナルアタックライドでフィニッシュを決めようとしたその時、ディエンドは時間停止能力を発動!?
ディケイドの時間は停止し身動きが取れない状況になってしまいました。
するとその瞬間を待ちわびていたかのようにスウォルツが登場し、ディケイドにブランクライドウォッチを押しつける!
どうやらこれこそがスウォルツと海東の計画。
士を油断させたところで時間を停止し、各自にディケイドの力を奪う計画だったのです。
力を奪われ倒れるしかないディケイド。
ソウゴ達がアナザーライダーとの決戦をしていく中で、密かにスウォルツの陰謀が進んでいるのでした。
未来を創る者と過去を見続けた者の決着
グランドジオウとアナザージオウⅡとの戦いはグランドジオウの優勢で進んでく。
どれだけ足掻いてもソウゴに勝てない飛流は悔しさに嘆く。
飛流がソウゴに勝てない理由それは…
飛流が過去のことしか見ていないから
ソウゴは王様になる為にずっと戦ってきた。
最高最善の魔王になる為に、最低最悪のオーマジオウにならないために。
どんな時でも前を見て未来に向かって進んできました。
飛流はその反対で、親の仇であるソウゴ(実際はただ巻き込まれただけ)を恨み続けていた。
常磐ソウゴを倒すために、親の仇をとるために。
自分の恨みを果たすために後ろを見て過去を見続けていました。
そしてソウゴは第43話で
「俺は、未来を創る為に戦う!」
とまた1つ前へと歩む決心をしたのです。
これだけ心が前が違えば、そこから湧き出すエネルギーの違いは明らか。
どんな人でもソウゴを応援したくなると思います。
主観的にも客観的にも、ソウゴの方が飛流より何倍も強いに決まっているのです!
最後はグランだジオウの必殺技『オールトゥエンティータイムブレーク』が発動!
全ライダーのライダーキックがマシンガンの如くアナザージオウⅡに炸裂し、グランドジオウのライダーキックによって爆散!
同時に空間に亀裂が生まれ衝撃波があたりに広がっていきます。
荒れ果てたビルは元の戻り、館の加古川飛流の像が消滅。
そこには家族が公園で遊んでいる光景が広がっています。
ソウゴはアナザージオウⅡに完全勝利し、時間の流れを元に戻したのでした!
残酷な結末
アナザージオウⅡ撃破によって元に戻った世界。
ツクヨミもゲイツも記憶を取り戻し、ソウゴの下へ集っていきます。
倒された飛流は破壊されていないアナザージオウⅡのウォッチを再び手に取ろうとしますが、それは海東に盗られてしまう。
スウォルツによってウォッチの奪還に失敗した海東でしたが、時間停止能力というおまけ付きで目的であるお宝を手に入れたのです。
スウォルツももう必要ないと言いっているので、正式に海東のものとなりました。
ウォッチを盗られてことで焦る飛流ですが、そこにスウォルツが追い打ちをかけるように言ったのです。
「お前に王の資格など…ない!ひと時の夢を見られただけでもありがたいと思え!」
スウォルツの策略の為にソウゴへの恨みを利用され、偽の王として崇められたら用無しと見放されてしまった…。
過去ばかりを見続けソウゴを恨み続けた飛流の結末は…
ソウゴを孤独にしようとするはずが自分が孤独になってしまった
という残酷な結末でした。
本当の仇はスウォルツなのにソウゴを恨み続けた飛流による自業自得といえばそれまでですが、ちょっとかわいそうすぎる結末です。
彼自身も加害者になってしまったとは言え、親をスウォルツの計画の為に失ってしまった被害者なんですから。
飛流には何かしらの救済措置を取ってほしいなと個人的に思ってます。
とにかく今回のお話で一番伝えたいことは、人を恨んで悪いことをすると自分に還ってくるからしちゃだめだよってことですね。
時間の流れが元に戻ったことで一件落着と行きたいところですが、問題はむしろ悪化していると言っていいでしょう。
戦いの最中でディケイドの力が奪われてしまったからです。
物語が終わりに差し掛かる中でのアナザーディケイドライドウォッチの登場はとても嫌な予感がします。
破壊者としての力が楽しみでもありますが、チートすぎて落ち込んでしまうかもしれません。
終わりと次回予告
今回は、仮面ライダージオウ第43話のネタバレ&感想を書いていきました!
前を見続けた男の結末と後ろを見続けた男の相反する結末が1話で描かれていて、アナザージオウⅡ編終了に申し分ないお話でした。
スウォルツとツクヨミの内情もたくさん明らかになって情報量がかなり多いし、それによってスウォルツの全てが明らかになったわけじゃないのでまだまだ不安が残ります。
ウール達がこれからどうやって生活をするのかとか、ディケイドの力を失った士の行動なんかも注目していきたいですね。
次回の第44話は、スウォルツがアナザーディケイドとなって登場!
今まで出てきたどのアナザーライダーよりも魔王らしく禍々しいデザインでまさに魔王って感じです
さらにはアナザードライブも登場し、次回がどんな内容になるのか全く想像できません。
でも一番驚いたのが、次回予告の一番最初に登場した仮面ライダーアクア!?
「仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦 MEGA MAX」で登場した2051年の仮面ライダーなのですが、なんとレジェンドライダーとして仮面ライダージオウに登場します!
湊ミハルも映画で演じていた俳優さん「荒井 敦史 」が担当するというファンにとって驚愕で嬉しすぎる事態に!
仮面ライダーアクアが登場する「仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦 MEGA MAX」は現在、アマゾンプライムビデオで見ることができます!
仮面ライダーオーズを全話見るとより楽しい作品となっていますし、そのオーズも全話プライムビデオで見ることができます!
日数的に全話は厳しいと思いますが、少しでも仮面ライダーアクアについて知っておけば次の話は間違いなく楽しめると思います
!
アナザーディケイド、アナザードライブ、仮面ライダーアクア!
この3体の登場でどのように物語が進んでいくのか…全く想像できない!ww
次回がめっちゃ楽しみです!!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
またいつかの明日に会いましょう。