こんにちは、机上大使です。
仮面ライダーゼロワン第11話は…まさかのバッドエンド回!?
俳優お仕事編の後編とうことで、最終的には大和田とエンジが和解してドラマが無事完成!(パチパチパチ)と思っていたのですが…まさかのとんでも展開に驚愕の連続。
まさかあの大和田伸也さんをあんなふうに使うなんて思いもよらなかったです。
前回から急成長を遂げている暗殺ちゃんも、今回で一皮剥けるような展開となっています。
第10話で師弟関係となった2人ですが、この2人の関係性も歯がゆいものとなっていました。
そして前回から登場したZAIAエンタープライズジャパン社長「天津 該」は、今話から早速暗躍しています。
何やかんやでうやむやにされていた唯阿との関係性も今回で明らかになります。
では仮面ライダーゼロワン第11話について、書いていきましょう。
誇りによって命を救われた者同士
前回で「ヒューマギアとは芝居はできない」という理由からドラマ降板を訴えた大和田。
或人は飛電の社長として、大和田に撮影を続けてほしいと説得を試みるのですが…
「君たちは会社のイメージの為にこのドラマを作ってるんだろう?そこが私とずれてたんだよね…。」
と或人に本音を呟いたのです。
大和田はこれまで数々の人間の俳優と共演してきたことで、“芝居とは感情のぶつかり合い”ということを拘りとしています。
そして何より大事にしているのは、見ている人が本当に楽しいと思うものを作り上げることでした。
そのためには演じる俳優さんの人としての厚みが大切で、エンジのような機械では小手先のテクニックしかできない。
エンジは“それっぽく演技しているだけで芝居ではない”と、大和田は長年の俳優人生の観点からエンジの欠点を或人に打ち明けました。
大御所俳優である大和田からの拘りとご指摘の数々、或人もその拘りや信念に刺激を受ける。
しかし或人はそれでも、エンジとの共演を訴えました。
なぜなら或人自身が、扱う人によって様々な感情を見せたヒューマギアを見てきたから。
思いやりを持って接したヒューマギアは、腹筋崩壊太郎やマモルのように人の幸せの為に働き。
逆にぞんざいに扱われていたヒューマギアは、ジーペンのように従いながらも反感を抱き心を通わせていませんでした。
そして何より、或人はヒューマギアの父によって愛を覚え命を救われています。
そんな人間味あふれている機械なんて、ヒューマギア以外は見当たらない。
だから人間が心を通わせるように接すれば、ヒューマギアはきっと応えてくれるという確信を或人は持っていました。
故に或人は、大和田を説得する際にこう付け加えたのです。
「確かに会社のイメージアップもありますが、私はそれ以上に“ヒューマギアの可能性を世間に知ってほしい”と思っています。
私はヒューマギアに命を救ってもらいましたから!」
…と。
そんな中で、エンジが滅亡迅雷.netに接続し「アルシノマギア(モデル:哺乳類絶滅種「アルシノイテリウム」)」に変貌。
駆けつけたバルキリーライトニングホーネットにより破壊され、ハリウッドで演技をラーニングしたエンジは破壊されてしまいました。
大和田説得の最中で起きてしまったアクシデント。
スタジオも破壊されエンジも破壊され、ドラマ制作はお蔵入りとなる空気が関係者全員によぎります。
復元できても演技をラーニングしたエンジはもういないことから、流石の或人も頭を抱えてしまいます。
誰もが中止を確信した時…なんと或人の前に大和田が登場!
実は大和田、先ほどの或人の言葉の中にあった「命を救われた」というワードに自分と似たものを感じたんだそう。
大和田曰く、幼いころは何の取り柄もない人間だったらしく、何もない自分に絶望し生きる意味すら失いかけていたんだそう。
そんな時に出会った芝居という道によって、大和田は生きる意味を見出しここまで登り詰めてきたんだそうです。
或人がヒューマギアに救われたように、大和田は芝居に命を救われたのです!
大和田は、自分と同じように“自分の誇りに”命を救われ今も誇りとしてる或人に感化されていました。
「私も信じてみたい、俳優ヒューマギアを…松田エンジを!」
先程まで機会に芝居はできないと言っていた大和田でしたが、或人の信念によってその考えを改めてくれたのです!
さらに大和田は、バックアップされたエンジを1から鍛え直すと自ら発言。
全員が一丸となって、1からドラマ撮影を再開しました。
誇りとするものによって命を救われたもの同士、互いを尊重し和解した瞬間でした
このままドラマは完成しハッピーエンドと…この時は誰もがそう思っていたと思います。
しかし現実は、我々の想像の斜め上を行く結末を迎えます。
ZAIA社長の魔の手
或人の必死の説得のおかげでドラマ撮影が再開したことで、現場は再び活気に満ち溢れています。
そんな中、その場に居合わせた唯阿によって或人はとある場所へ同行することになります。
到着したのは『ZAIAエンタープライズジャパン』
AIや宇宙開発などテクノロジー事業を扱う大企業。
飛電インテリジェンス以上に大企業らしく、世界中にその名を轟かせています。
そしてデイブレイク前の開発都市にも関わっており、飛電と共にヒューマギアを共同開発した会社でもありました。
そしてここで、ずっと気になっていた真実が1つ明らかになります。
唯阿は諫に黙ってずっと該と密会してたのですが、実は唯阿は…ZAIAの職員だったのです!?
A.I.M.Sには武器などの技術顧問として出向していただけで、唯阿は密会してたといより“本来の居場所に帰還”していたのです。
ヒューマギアを憎む諫とあまりにも温度差があったり、ヒューマギアを道具と一線を置き続けていたのはそもそもそういった事業に関わる職員だったからなんですね。
そうした事実も明らかになった中で、或人はZAIA代表取締役社長「天津 該」と初対面します。
該が実物の名刺を渡す中、或人はライズフォンによる電子名刺を交換するというちょっと不思議な光景を見せられます。
すると該が指を鳴らすと、狭い社長室の景色が一変し徹子の部屋じみた絢爛豪華な部屋へ様変わり。
これだけ大々的に或人を招き入れた該、でもその微笑みからは何か不穏なものを感じずにはいられない…。
「飛電或人社長、折り入ってお願いが…」
ソファに腰掛けるなり話を切り出す該。
そして紅茶を飲みながら真意を語る…
「御社を…飛電インテリジェンスをお売りいただけませんか?」
なんと該は、飛電インテリジェンスを買収したいと話を切り出したのです!!
突然の話に新米社長の或人は驚愕を隠せない。
しかし該は、
「早めにご決断なされたほうがよろしいですよ?今後の御社にとっても。」
と意味深な発言をして或人を急かす。
「決断を迷られるなら、一度撮影現場へ行ってみては?きっと非常事態になっているはずです」
…が、この言葉は決してはったりではありあませんでした。
この頃と同時に撮影現場では、悲惨な事態が起こってしまっていたのです!
“暗殺ちゃん”ラーニング完了…
前回で大和田に弟子入りした暗殺ちゃん。
大和田の殺陣をラーニングしたことによって戦闘能力が向上したものの、バルカンとバルキリーによって破壊されました。
今回も破壊される前のデータをバックアップし再登場しますが、暗殺ちゃんの表情はだんだんと表情を無くしていっています。
決して機械的になったのではなく、相手を冷徹に仕留める本当の暗殺者の如くの無表情。
更に同志であるヒューマギアを襲おうとしたことに滅はなぜか称賛し、迅以上に伸びしろがあると発言。
自分が上になったと、暗殺ちゃんは迅を鼻で笑いました。
やはり上下関係が少しづつ逆転している気がする…。
滅びはこれまで暗殺ちゃんに数々の標的を指定してきましたが、今回も暗殺ちゃんに標的をしていします。
その標的は、「大和田伸也」
かつて自分に稽古をつけ、弟子にしてくれた恩師が次の標的に。
流石の暗殺ちゃんもこれには戸惑いを見せる。
そんな中でドラマ撮影が再開し、シーンは遂に終盤へと向かう。
そのシーンはエンジ演じるギリィが同僚の警官に裏切られ銃を向けられる中、大和田演じるネズミがギリィを庇うというもの。
演目通り警官が発砲し、ネズミは凶弾に倒れた。
「ハイカット!」と監督が勢いよく叫び、見事な芝居をした大和田に駆け寄る。
ところが大和田、倒れたままピクリとも動かない…現場は段々と歓喜の表情が消えていく。
大和田を撃った銃は勿論ドラマ用の小道具で、人に危害を加えるものではない。
しかしその後ろで、その元凶が姿を現します。
その正体は…暗殺ちゃん
抵抗を見せるような仕草をした暗殺ちゃんだが、あの時の抵抗はどこへ行ったのかというくらい冷徹な表情で師匠である大和田の左胸を打ち抜いたのです。
『ラーニング…完了。』
淡々と呟いた暗殺ちゃんは、被っていた帽子とかつらを外し自分自身がヒューマギアであることをスタッフたちにばらした。
唯阿によって改造されたデータも受け継がれているのか、目とモジュールの色は青色
滅亡迅雷.netに接続しているときの赤発色じゃないのにも関わらず、ヒューマギアが人を発砲したと現場に思わせたのでした。
さらに暗殺ちゃんは、大和田を打ち倒すという任務を果たしたことで暗殺ヒューマギアとしてのラーニングを完了。
非常事態に駆けつけた諫との戦闘に入るのですが、変身したドードマギアの見た目が明らかに変化。
胴体には沢山の銃口が取り付けられたゴツイアーマーが装着されていたのです。
それによって耐久面も増加し、バルカンによる「パンチングカバンショット」も軽くいなしてしまう。
遠近両用となったドードマギアに全く歯が立たず、バルカンは変身会場に追い込まれてしまった。
明らかに
人に刷り込まれたヒューマギアへの敵意
ZAIA社長の該から意味深な発言を受けたことで何かを感じ取り急いで撮影現場に駆け込んだ或人ですが、時すでに遅し。
大和田は暗殺ちゃんによって撃たれ、スタッフによって救命措置を受けていました。
該の言った通り、非常事態に陥ってしまった現場。
それだけではなく、監督は或人に向かって…
「ヒューマギアが人を撃った!ヒューマギアは殺人マシーンだ!!」
と発言。
好意的に思っていた監督やスタッフにも、ヒューマギアへの敵意が刷り込まれてしまっていました。
そこへ滅も現れ、改めてヒューマギアが人類を滅ぼす存在なのだと或人に訴える。
しかも人型の状態で人間の命を手に掛けた事実が、より革命へと近づいてしまった。
激昂する或人はゼロワンに変身するが、やはり滅の圧倒的実力差に苦戦を強いられる。
ゼロワンブレイキングマンモスによる「ブレイキングインパクト」をぶちかますも、簡単に止められてしまう始末でした…。
戦いが終わった後も、或人の…飛電インテリジェンスの危機は終わりません。
ヒューマギアが大和田を撃った事はすぐにニュースで伝えられます。
幸いにも一命をとりとめましたが、ヒューマギアの敵意は確実に市民へと刷り込まれていきました。
さらに今回の事件によって遂に警察が強行捜査にのりだした!
これまで幾度となく訪れた危機の中でも、今回のは本当にやばい。
ただ疑問なのは、滅亡迅雷.netによる革命行動をなぜ該は自分の筋書き通りにのような発言をしたのか?
初期の暗殺ちゃんを奪取し改造を施すよう唯阿に指令したのも、今回の筋書きを達成させるため?
飛電インテリジェンスだけでなく滅亡迅雷.netまでも利用しているような仕草をする該。
第10話のネタバレブログでは、飛電はZAIAの技術を奪ったようなことを書きました。
ですが今回の第11話で、その可能性は無いことが分かりました。
むしろ該は全てを利用して、飛電も滅亡迅雷.netも手中に収めようとしているのではないでしょうか?
該の真意は未だ謎ばかりですが、現時点では最も鍵を握る人物であることは間違いなさそうです。
終わりと次回予告
今回は仮面ライダーゼロワン第11話のネタバレ&感想を書いていきました!
これでもかというくらいのバッドエンド回。
或人達の完全敗北と言わざる負えない物語でした。
ヒューマギアへの価値観を悪だと街の人々に刷り込ませること、飛電インテリジェンスの評判をがた落ちさせることがこの1話で実現してしまいました。
警察沙汰となってしまった今期界の事件は、今までの危機の中でもトップに入る部類です。
大体こういうのって中盤か終盤近くでやるのに、まだ2桁に入ったばかりでこの展開は早すぎます!
でもそんな中でも一縷の望みがあります。
第11話の終わりに、衛星ゼアからの通信によってプログライズキーを作り出していました。
イズからの命令も無く作り出されたプログライズキー…ゼアの真意とは一体?
それにしても、あの大和田 伸也さんが凶弾に倒れるというのは誰も予想できないですよね。
大御所俳優をああいう立場の配役に起用するというのも、流石だなと思わざるありません。
次回の第12話は、窮地に追いやられた或人達の前になんとイズのお兄さんが登場!?
探偵型ヒューマギアとしての登場なのですが、なんとイズのお兄さんについてるモジュールが或人の父親についていたものと同じ!?
つまり旧型のヒューマギアということになります。
さらに、これまで登場してきたヒューマギアの中でもとにかく人間らしい仕草や行動をとったりしていています。
彼の登場がヒューマギアという存在の新たな足がかりになるのでしょうか…。
そして来週、ゼロワンの中間パワーアップフォームが登場!
その名も、ゼロワンシャイニングホッパー!
その実力は定かにはなっていないので、来週はその力を期待して待ちましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
またいつかの明日に会いましょう。