仮面ライダーゼロワン第16話ネタバレ&感想 喪失のクリスマス 新たな戦いの狼煙

こんにちは、机上大使です。

 

仮面ライダーゼロワンの第16話について書いていきたいと思いますが、まず言いたいことは…

 

非常に丁寧且つスピーディーでワイルドなお話でした!

 

今回の第16話は半分が滅亡迅雷.net編の終焉で、もう半分が新たな物語の始まり回となっていました。

或人と迅との最終決戦がかなりの見物となっています!

 

後半の新章突入では、今話題の1000%男「天津 垓」の真の目的が明らかになります。

この男、かなりぶっ飛んでますよ?w

それでは、書いていきましょう!

■前回の第15話のネタバレ&感想記事

仮面ライダーゼロワン第15話ネタバレ&感想 人間とヒューマギア…戦いの中で失ったもの

2019年12月19日

約束のゆびきり

第15の最後、日の出と共に登場したゼロワンシャイニングアサルトホッパー。

これまで以上に高速移動と空中機動力を向上させ迅と真っ向勝負遠仕掛けます。

 

ただ迅にはZAIAから強奪した大量のギーガがおり、ゼロワンシャイニングアサルトホッパーに反撃の隙を与えない。

結果背後を取られると、滅の形見である「スティングスコーピオンプログライズキー」遠使用した「スティングカバンショット」をくらってしまう。

さらにそこへギーガ達がゼロワンを囲い、確実にとどめをさそうとしていた!

 

そんな状況の中で、或人は意識をゼアの人工知能内に転送される。

再び送られたことに疑問を抱く或人は後ろから声をかけられます。

「或人社長」

聴き慣れた澄んだ声…イズでした。

イズは第15話の決戦の際に迅によって機能停止に追い込まれていたのですが、どうやらイズの記憶媒体であるセントラルメモリーは破損していなかったようなのです。

その結果イズはゼアの人工知能内で目覚めます。

同時に自分が機能停止している間に何が起きたのかをゼアの記録映像で振り返るのですが、そこでイズが或人がゼロワンシャイニングアサルトホッパーとなったことと…或人がその力の本質を出し切れていないことを確認。

イズは或人をサポートするためにゼアへと意識を転送させたのです。

 

やはり頼りになる社長秘書!

しかし実際にこの状況で逆転する方法はあるのか?
…あります!

イズはゼロワンシャイニングアサルトホッパーをサポートする「シャインシステム」を或人に提案。

シャインシステムを使えば或人の思考から攻撃防御をサポートし、必ず逆転できるというのでした。

 

そんな画期的なシステムを聞いた或人は…

「そっか…社長は“社員”がいるから頑張れる!」

と相変わらずのギャグをぼろっとこぼす。

「「アルトじゃ〜ナイト!」」

息ぴったりな2人が同時に決め台詞を決める。

「今のは、社員と輝くという意味のシャインをかけた非常に面白いジョークですね」

といったギャグの解説も付け加えてw

離れ離れだった2人のいつも通りのやりとりは、再開を喜びを分かち合っているよう。

 

そして或人はイズと約束する。

「俺は必ず滅亡迅.netを撲滅させる!だから、早く治ってくれよな」

そう言って或人は小指を差し出す。

それを捉えたイズも小指を差し出し…

「はい」

そうして互いの小指を結んだ。

「必ず勝つ」

「必ず直す」

約束のゆびきりを交わし、或人は再び戦場へと戻るのだった。

そして或人は命ずる。

「シャインシステム起動!」


隙なし!シャインシステムの猛攻

「シャインシステム…起動」

或人のコールによってコールすると胸部のコアが起動し強烈な光を放つと共にギーガを粉微塵にした。

巨体のギーガ達を一瞬にして灰とかしたシャインシステム。

その全容は言うなれば…

ファンネル!!

ガ○ダムのキュ○レイ等が使っているファンネル!

光を纏った菱形のエネルギー体が現れ、先端からレーザーを照射し対象を焼き尽くすのです!

 

さらにこのファ…シャインシステムは防御にも長けています。

迅が空中で攻撃を仕掛けると、複数のエネルギー体が密集し回転。

回転することにより強靭な盾と化すのです!

攻守一体となり或人を支えるシャインシステム!

知る余地もなかった迅はレーザーの猛攻とゼロワンの驚異的な加速で一気に追い詰められる!

 

視聴者さえ想像しえなかった自動追撃と自動防御には驚き。

ゼアはシャイニングアサルトホッパーになるだけでなく、このシステムさえも既に構築していたんですね。

ゼアはなぜここまで予測し対策することができたのか?

この伏線を忘れずにいたいです。

迅の最後…人類滅亡を望む彼の本意

シャインシステムによって形成逆転となり、迅は追い詰められますが、彼は絶体絶命の危機となっても一つの思いを決して忘れていませんでした。

「必ず人類を滅亡させなきゃ!」

人類滅亡にとにかくこだわる迅…もはや執念でした。

 

なぜ彼はここまで人類滅亡にこだわるのか?

アークから人類が地球上の敵と示されていたとはいえここまでの拘りは異質を極める。

「なんでそこまで人間を憎む!お前に何かしたのか!?」

滅亡迅雷.netが人間を滅ぼそうとした本当の理由はなんなのか?

「我々は人間の奴隷ではない」

こう滅が言っていたのを思い出しますが、彼らはかつて人間に酷いことをされたのか?

その復讐心で人類滅亡を企てたのか?

 

その答えは…

「そんなの知らないよ!ずっと滅に人類を滅亡しろって言われてきたんだから!!」

なんと、彼自身に人間を滅ぼす理由などなく、親である滅が滅ぼせと言ったからやったと言うのです。

 

これを聞いて私が思い描いたのが…少年兵でした。

大人になると理性が勝り引き金を引けないが、子供ならそれが当たり前だと教えれば何の躊躇いもなく引き金を引ける。

それが当たり前だから、悪意も善意もなくやらなきゃいけないからやる。

そう教えられてきたからそれが正解なんだと判断するのです。

 

迅は完全にそのパターン。

なんで滅ぼさなきゃいけないのかの本当の理由はわからない。

でもアークが滅ぼせと、滅が滅ぼせと言うから、自分は人間を滅ぼさなきゃいけない。

 

完全無欠のAIが、どんなことでもラーニングし我がものとするはずのヒューマギアが…その純粋さ故に、悪事さえも真っ直ぐに受け止めてしまう

或人はそんな迅を怒りもせず、哀れみもせず、むしろその純粋さを褒めていました。

そして…

「ひょっとしたら…こんなふうに戦わなくて済む道があったのかもしれない…」

第6話で見せた善意のある迅を知っていたからでしょう。

彼を救えなかった自分を悔やんでいるようでした。

だからこそ或人は願う

「いつか人類とヒューマギアが一緒に笑いあえる世界になったら」

と…

 

しかし迅は、

「ヒューマギアが笑うのは、人類が滅亡した時だ!」

と叫びレバーを2回引き飛び上がる!

悪意のラーニングによってそう思考することしかできない迅。

ここまでいけばもう迅も1人の被害者です。

 

滅亡迅雷.netはこの手で倒さなければならない!

こんな悲しい戦いはもう絶対にあってはならない!

或人は覚悟を決めキーを押し込む!

「これで終わらせる!!」

互いが互いの信念を胸に抱き、渾身の一撃を繰り出す!

『塵芥隼迅 フライングユートピア』

『シャイニングストームインパクト』

ライダーキックが空中で火花を散らしぶつかりすれ違う!

互いに背を向け…しばしの沈黙。



勝者は…ゼロワン!!

迅は体を爆発させ返信を解除、顔の肌は焼け落ち内側の鉄が剥き出しになっていました。

 

体中が機能障害を起こし表情も虚ろ。

今まさに完全に機能を停止しそう。

それでも迅は…

「人類は…必ず…滅亡する。アークの…意思のままに…」

そう言いながら何かにすがるように空へと手を伸ばすと…完全に機能を停止…爆散したのでした。

 

やはりクリスマスの高橋脚本…誰かが去ってしまいましたね。

迅は最後まで洗脳を解かれることなく、昭和の怪人のようにアークを称えて生涯を終えました。

「ショッカー万歳」

怪人達が爆散する前に行っていたのを思い出します。

 

一度は善意に目覚めても親である滅に忘れさせられ、最後は復讐心によって悪となってしまった迅。

その最後はあまりにも悪役らしい散り方でした。

 

これによって、滅亡迅雷.netは完全に壊滅しました。

つまり人間の勝利!

ヒューマギアが暴走することもない…飛電インテリジェンスは1つの危機を脱することができたのでした。

 

これで物語が終わり…なんてことはなく、また新たな問題が起きそうな予感。

迅が破壊されてた途端、アークは新たなキーを2つ製造。

その2つはまたこれまでのキーとは異なった形状をしており、左右反転した形状をしていました。

その時、何者かが滅の遺体を踏みつけながら現れる!

真っ白なスーツを身に纏った男…1000%LOVE男「天津 垓」!?

なぜ彼が滅亡迅雷.netの隠れ家にいるのか?

なぜ彼がそのキーが出来上がったその瞬間にその場に現れたのか?

 

謎の多い垓にどんどん植え付けられていく様々な謎。

あまりに謎が多くて頭がパンクしそうなキャラクターですが…

「進捗率…1000%」

という言葉を発したので、こいつはもう黎斗みたいなネタキャラになるなという安心感が思考を奪い去っていきましたw

これからの垓にある意味期待大です!

 

そして心配なのは、迅の今後です。

迅はOPでも出てきたりとゼロワンの代表的なライダーたる存在なのですが、この第16話で跡形も無くなりました。

滅は機体が残っているのでまだ希望はありますが、迅は今後ゼロワンに出てくれるのでしょうか?

ただ前の暗室ちゃんのように、顔を作り替えてデータを移植すればひょっとしたら何とかなるかもしれませんね。

もしそうなるならば、或人達側の手で蘇って欲しいです。

社長解任の行方は?

滅亡迅雷.netを完全に壊滅し、ひと時の平和が街に訪れます。

街では滅亡迅雷.netが完全に崩壊しヒューマギアが暴走することはないというニュースが流れており、住民にも安堵の表情が現れていました。

 

そうした平和の風が吹く中で、飛電インテリジェンスの社長室では…

「お帰り」

「或人社長こそ、お帰りなさい。そして私を修復してくださり有難うございます」

そう、イズの修復が成功し無事に再起動することができたのでした。

お茶目な動作確認をした後、再び或人のそばにお仕えすることに。

 

しかし或人は…

「感謝を言うのは俺のほうだよ!会社のことを何も知らない俺が社長としてここまでこれたのはイズのお陰だ。」

イズに対する感謝を述べた後に、いかにもこれが最後というニュアンスを含めた言葉を発しました。

実は或人、前回の第15話にて役員による緊急取締役会によって社長を解任されてしまう危機に陥っているのです。

イズが修復されている間に起きたことなので、イズは当然知る余地もありません。

その緊急取締役会が今まさに行われるのでした。

これまで起きてしまったヒューマギアによる事件の責任を取るため…けじめをつけるために、或人は会議室へと向かいます。

 

会議室には或人や福添といった飛電のお偉いさんが多数席につき、或人が社長になってから起きた事件を纏めたであろう資料を読んでいます。

現場は重苦しい空気に包まれていますが、話をきりだしたのは福添につくシェスタ。

「では、飛電 或人社長を解任すべきと思う方は挙手してください

流石ヒューマギアというべきか、直球で或人を解任すべきかを重役たちに問います。

或人を疎ましく思う福添は当然挙手。

それを目撃した或人は、わかってはいてもやはり落ち込みを隠せずにいました。

ほかの人達もきっと手を挙げるだろう…

そんなことが脳裏をよぎったに違いありません。

 

その結果は…

「賛成…1票

「「え!?!?」」

賛成したのは福添だけで、他の重役たちは誰1人として手を挙げていなかったのです!

まさかの事態に困惑した福添は、挙げたふりして頭がかゆいから掻きたかったふりをしたのでしたw

 

ちなみに福添の隣にいた山下も挙手しておらずそれどころか山下、

「先代の遺言通り、会社の危機を守ってくれました!社長はたった1人で責任を負い、命がけでテロリストと戦って…!」

「社長は我が社のヒーローです!」

なんて言っており、前回とは正反対の発言をして社長を讃えていましたw

ほんとスネ夫みたいな都合のいい男!w

まあ本音は福添のメンツを守るためだったのでしょうが、ここぞとばかりの太鼓持ちスキルを発動していました。

世渡り上手って彼のことを言うんだろうなw

 

社長解任を覚悟した或人に待っていたのは、解任ではなく継続でしかも重役たちからの称賛の嵐!

1人納得していなかった福添も山下に押されて一言、

「まあ、認めるべきところは認める…私は器が大きいからな!」

とまさかの或人を社長として認める部分があると言ってくれました。

「でもこれで調子に乗るなよ!少しでも気を抜けば、社長の座は私が奪い取る!いいな!」

といった説教も付け加えてw

 

或人は満場一致で社長継続の道を獲得。

 

祖父是之助の遺言通り飛電インテリジェンスの社長を続けることに!

「これからもよろしくお願いします!!」

飛電の為にさらなる精進を誓った或人なのでした。

 

ちょっと話は変わりますが、福添は本当にいいキャラしてると思います。

先代社長を副社長として見守っていたからこそ社長という席がいかに重いものかを知っている福添。

その席を全くのド素人に奪われたことで疎ましく思っていた中でも相手をちゃんと評価するという一面も持っているのは、やはり副社長として人の上に立つに相応しい人物なのでしょう。

是之助が福添を副社長に任命した事に少しだけ納得できました

 

また福添は映画「令和・ザ・ファースト・ジェネレーション」でかなり印象が変わったキャラというのもあり、これからのキャラクター性に相当期待できると思います。

なぜそう思うのか知りたい方は、ぜひ映画を見に行ってください!


遺物を前に浮かぶ後悔

或人が社長を続けることができるようになった最中で、A.I.M.Sにも1つ動きがありました。

唯阿がZAIAに戻ることになったのです

 

元々唯阿はA.I.M.S職員で、A.I.M.S技術顧問として召喚されていました。

滅亡迅雷.net撲滅に伴って、ヒューマギアに対する警戒のある程度の緩和もあることからこのタイミングでの人事異動は妥当です。

ただ…この2人のコンビネーションというか、デコボココンビ感が見れなくなるのかと思うと寂しい気持ちがありますね。

 

ただ別れの時でも2人は決してしんみりはしません。

「これでお前の世話をしないで済む。」

「ふん!言ってくれるじゃねえか。」

相変わらずですねw

 

お涙頂戴なんて一切ない2人は話題を一気に切り替えます。

その話題の内容は、滅の残骸について

 

滅亡迅雷.netの撲滅前に隠れ家にて機能停止した滅の残骸が、何故かA.I.M.Sの施設内に捕縛されていたのです。

不破曰く唯阿が“何やらいじくっていた”らしいので、事件の後A.I.M.SかZAIAが回収したのでしょう。

 

12年前のデイブレイクの首謀者であり、かつて諌の命も奪いかけた滅。

自我に芽生えたヒューマギア達も不幸に追い込み、人類滅亡を企てた破滅の権化が…今は動かない鉄の塊として目の前に置かれている。

憎み続け恨み続けたヒューマギアテロリストの勝利に歓喜したいはずなのに、諌の中にあるのは歓喜とは程遠いもの。

「俺は何と戦っていだろうな…」

自分自身の過去に対し後悔のような表情を浮かべているようにも見えました。

唯阿はその問いに答えることなく、A.I.M.Sを後にしたのでした。

クリスマスで暴かれた1000%男の正体

ヒューマギアの暴走の心配がなくなった街では、クリスマスムード一色に染め上がっていました。

親子やカップルといった様々な人たちが集い、ヒューマギアがチキン等を売っていました。

中には去年に世間に衝撃を与えた「鮭」も売っていましたよw(よかったなサモーン…)

 

街にはたくさんの笑顔が溢れ、或人達はその笑顔を誇らしく見守る。

やっぱりヒューマギアは人類の夢なのだと改めて心に思うのでした。

 

 

一方ZAIAでは、垓がA.I.M.Sから戻ってきた唯阿からの事後報告を聞いていました。

滅亡迅雷.netが撲滅したことでもうヒューマギアが暴走することはない

唯阿はこれから訪れる安寧の期待を込めて垓に報告しました。

 

ところが垓は、唯阿の報告を抹消面から否定したのです。

「滅亡迅雷.netはなくならない。ヒューマギアが存在する限り。なぜなら箱舟、『アーク』が生きてるからさ」

そう言い放った途端、街ではベローサマギアとドードマギアが襲来!?

滅亡迅雷.netが滅んでも尚現れたマギアに、市民はパニックに陥りました。

 

確かに水中深くにあるアークは破壊できてはいません。

せっかく滅亡迅雷.netを撲滅したのに、まだヒューマギアや人類に危機が迫るのかと不安がよぎります。

…が次の瞬間、垓は我々の想像をはるかに超える言葉を告げたのです。

「そもそもアークを生み出したのは私だ」

………は!?!?!?!?

ここにきてのいきなりすぎる衝撃的な事実が発覚してしまいました!

諸悪の根源であるアークを生み出したのは、1000%男の天津 垓だった!?

 

でも、ヒューマギアやそれに関わるのは飛電インテリジェンスが関わっていたはずなのになんでZAIA社長の垓がアークを生み出したなんて言うのか?

その理由はこれまた想像以上にやばいもの…

「12年前に打ち上げ予定だった衛星に、人間の『犯罪心理』と『愚かな争いの歴史』をラーニングさせ…人類に敵意を抱く人工知能を生み出した。それがアークだ。」

デイブレイクの裏で起きていたヒューマギアの暴走は、垓によるラーニングで引き起ったのです!

デイブレイクタウンでキーを容易く回収できたのも、自分が生み出したからできたんですね。

 

垓の証言からデイブレイクを整理すると…

1:12年前、垓によるラーニングによって人間を敵視したアークが滅亡迅雷.netを生み出し人類滅亡を執行。

2:第4話で明らかになった人間側の施設爆破によってデイブレイクが発生。

3:撃ちあがるはずだったアークは爆発によって湖に沈み眠りについた。

こういうことになるのでしょうか。

 

最後に垓はこう語る。

「アークが目覚めた今、そのテクノロジーを利用し…ZAIAは全世界に君臨する!」

 

…なるほど、垓の行動目的が段々明確になってきました。

 

垓の最終目的はZAIAを全世界に知らしめトップに君臨すること

 

垓という人間は…

ZAIAを一番にしたいから衛星に悪意あるラーニングをして飛電インテリジェンスを貶めようとし、結果としてデイブレイクを引き起こすきっかけを作り。

さらに12年越しにアークが目覚めると、飛電インテリジェンス、滅亡迅雷.net、A.I.M.Sといったあらゆる機関や組織を利用してアークの力を入手しようとしていた。

おまけにアークの力を入手するためなら他の会社が失墜しようとお構いなしで、むしろZAIAが一番になるなら好都合というやばすぎる思考を持った男ということになります

垓という人間が、どんなに汚いことでも平気で行える非人道的な人間でることが一目瞭然です。

 

そんなやばすぎる野望を知ってしまった唯阿だが、垓から私の為に働くようにと指令を受けると…

「…はい」

拳を精一杯握りしめながらも、抗うことはできませんでした。

大手企業を手のひらで失墜に追い込んだ男に抗ったらどんなことが起こるのか…。

人生が狂うかもしれないことを考えると、こう判断せざる負えないですよね。

 

自分や諌が命がけで戦ってきたのが、実際は務めてる社長の野望として利用されていたのはかなり悔しいでしょうね。

仲間思いな一面もある唯阿の心をこれからどんどん闇に沈んでいかないか心配で仕方ありません。

 

檀一族を彷彿とさせる、やばすぎる思考回路を持った1000%男。

本性が暴かれたこの第16話は序章でしょうから、ここからどのように狂人化していくのかが注目です。

…それにしても或人以外の仮面ライダーの社長って、本当にロクなのがいないですね。



新章開幕の狼煙「TOB宣言」

「アークが生きている」

その言葉通り倒したはずのマギアが住民達を襲いだすという事態に、或人や諌は動揺を隠せません。

なんとか倒すことはできたのですが、起きるはずのなかったヒューマギアの暴走に世間が黙っているはずがありませんでした。

 

飛電インテリジェンスは緊急記者会見を開いたのですが、迫りくる質問の数々に或人や福添も戸惑ってしまいます。

「ヒューマギアの安全性は確保されていないのでは」

「セキュリティ事態に問題があるんじゃないか」

といった根も葉もないことまでも言われてしまう始末です。

社長として何か発言して少しでも不安を取り除かなければと思った或人は、

「セキュリティは現在改善に向けています!どうか安心してください!」

とマスコミを何とか和ませようと発言するが…

「安心なんてできませんね…。」

なんとついさっきやばい人間と判明した垓が記者会見に乱入!

 

カメラの前での堂々の乱入…やっぱり頭がぶっ飛んでる垓ですが、世間の目も全く気にせず或人を問い詰めていく。

「いつまで夢にすがっているつもりですか?」

そうある人に吐き捨てると、垓は報道陣側に振り向き自らの会見の如く凛とした佇まいでこう告げます。

「皆さん、暴走の危険があるヒューマギアを、ましてやそれを販売する飛電インテリジェンスを野放しにするわけにはいきません!
そこでZAIAエンタープライズは、飛電インテリジェンスに…『TOB』を宣言します!」

 

TOB?

全く聞きなれない言葉ですが、福添等はその言葉に対しひどく驚愕しています。

TOBとは、「株式公開買付け」の略称で、その意味は…

TOB(ティーオービー)とは、“株式公開買い付け(Take Over Bid)”の略称で、上場企業の発行する株式を、通常の市場売買でなく、あらかじめ買い取る「期間」、「株数」、「価格」を提示して、市場外で一括して買い付けることを言います。

TOBは、主に上場会社を買収したり、経営の実権をにぎるために使われます。

引用元:TOBとは?|優しい株

ということになります。

まあ簡単に言うなら…

飛電インテリジェンスZAIAエンタープライズジャパンの物にするということです

依然けしかけた買収を強制的に行うようなものですかね?

 

さらには垓は、飛電インテリジェンスを買収した後のことも世間に公表します。

「もし飛電インテリジェンスを買収した暁には、この世界からヒューマギアを1つ残らず撤去することを約束します!」

まだ買収してもいないのに、あたかも買った気でいるような余裕かつ壮大な宣言!

ヒューマギアで栄えたような街からヒューマギアを一掃する…今の混乱にもってこいの公言ですね。

メディアなどの使い方も上手く、流石は大手企業社長だけあります。

 

しかし垓の自信はほかにもあります。

彼は新たなキーを2つ入手したのですが垓は机の上にいかにもその2つのキーを使って変身するであろうベルトを持っていたのです!!

新たに登場した4本目のベルトですが、その力はいかに?

 

滅亡迅雷.netを倒し社長としても再び歩んでいけると希望を胸に抱いた矢先のこの事態。

或人に全く休憩の余地はありません。

人類に夢であるヒューマギアを守るため、飛電VS ZAIAという企業同士の戦いが始まるのでした!

 

その一方、A.I.M.Sに放置されている滅の遺体に異変が。

完全に機能を停止したはずの滅が目を覚ましたのです!?

そいえば唯阿がいじっていたと諌が言っていましたが、それが原因で目覚めたということなのでしょうか?

これがZAIAとしてまた利用されるのか、A.I.M.Sにつくのか飛電につくのか…はたまた再び滅亡迅雷.netとなるのか?

気になるところです。

終わりと次回予告

今回は仮面ライダーゼロワン第16話のネタバレ&感想を書いていきました!

前半の滅亡迅雷.net編の終焉と後半の飛電VS ZAIAの開幕の返還を1話で行うという大胆さ。

それでいて雑では決してなく、特に迅とゼロワンシャイニングアサルトホッパーとの戦闘は手に汗握りました!

 

いよいよ本気を出してきたZAIA社長の天津 垓の本性は正直ドン引きw

ネタキャラになりそうな雰囲気を持ちつつも、非常に狂人的な思考の持ち主であることは間違いないですね!

でもやっぱり1000%を連呼するのは面白いからやめてほしいw

 

次回の第17話は、12月29ではなく新年令和2年1月5日から!

人間とヒューマギアどちらが生け花をうまくできるかという対決がはじまるそうです!

 

ただZAIA側の人間には、何やら小型のデバイスが見えます。

このデバイスがどうやら、つけるだけで人間にヒューマギア並みの知性と思考能力を与えることができるというのです!?

いかにもすごいマシンですが、なーんか後々事件を起こしそうなにおいがプンプンしますw

 

そして新年一発目に…

新たな仮面ライダーが爆誕します!!

垓が変身するのですが、ビジュアルを見るとめちゃくちゃ帝王みたいな仮面ライダー!

角が5本だし、ゴールドのスーツだしでめちゃくちゃゴージャスです!

その実力はいかがなものなのか…新年一発目は絶対に見逃さないようにしましょう!

ゼロワンのネタバレ&感想記事は今年はこれで最後です!

今年もお付き合いいただきありがとうございました!

新年でもよろしお願いします!

よいお年をお迎えください!

 

ABOUTこの記事をかいた人

当ブログ運営者。幼少期に仮面ライダーに出会い、見たり止めたりを繰り返すが、「仮面ライダーエグゼイド」によって作品の食わず嫌いを克服し仮面ライダーに本格的にのめりこむ。同時にS.H.フィギュアーツの造形美に魅せられフィギュア集めを始める。今はS.H.フィギュアーツの素晴らしさを伝えるためにブログを日々更新中。