こんにちは、机上大使です。
仮面ライダーゼロワン第21話…ものすごく物語が動きましたね!
ZAIAが主催するお仕事5番勝負の3回戦「裁判勝負」ということで、物語の主な流れが…
内容説明→レイダー出現→ヒューマギア悪意伝染→サウザーによる破壊→或人を追い込む
という流れが定着しておりますが、その中でもこれまでと違う今後に繋がる転換点が所々に見えました。
或人にとっては残酷ですが、逆転へと繋がる事柄が起きまくる21話。
真実を知り、さらに人間の悪意を見せつけられ時…或人は何を思うのか?
早速書いていきましょう!
■前回の第20話ネタバレ&感想
悪意あるサイバー犯罪?
お仕事5番勝負の3回戦は「裁判勝負」。
結婚詐欺の裁判にて、ZAIA側がZAIAスペックを装着した検事「市森直人」が有罪を。
飛電が招集した弁護士ヒューマギア「弁護士ビンゴ」が無罪を勝ち取る勝負となっています。
人の人生がかかっている裁判を勝負に利用しようとする垓の気がしれませんが、この男は…
「無罪を主張する被告人をヒューマギアが無罪にできれば、それは素晴らしいことじゃないですか?」
なんてうまい言葉で或人を煽るんですねw
無罪を獲得するなんてかなり低いって聞きますし、以前の勝負からわかる通りの相変わらず露骨な不平等。
それでも後がない或人は、一縷の望みにかけて勝負に挑みます。
今回被告人となっている「榊」は、彼女である「千春」から結婚費と称して大金を騙し取ったということで裁判にかけられています。
ライズフォンのメールで榊から振り込みを催促している履歴も残ってるし、SNSでの榊のアカウントで大金を手に入れた胸の内容を書いていたりと証拠は十分です。
が、榊は一貫して無罪を主張し、ビンゴは…この主張を信用しました。
ビンゴにはヒューマギアだからこそできる高度な嘘発見システムが備わっており、ビンゴの目には榊が嘘をついている可能性は0だと決定したのです。
事実、千春に催促のメールを送った時榊はお笑いライブに行っていたのです。
ライブ中はライズフォンをいじれないので、榊がメールを発送するのは不可能なのです。
その模様はお笑い芸人型ヒューマギアの視覚情報で判明しており、証拠品として“腹筋の欠片”も持っていました
ええ…もうお分かりですね、腹筋崩壊太郎ですw
顔こそ出はしませんでしたが、声はなかやまきんにくんで「腹筋パワー!」が響いていました!w
とまあ榊にはアリバイがあることが法廷で明らかになったのですが、ではなぜ千春に榊からのメールが送られたのか?
ビンゴはこの事例を、何者かのなりすましによる犯行であると推理しました!
榊は何者かによってアドレスやアカウントを乗っ取られ、第3者の犯行の橋渡し役にされてしまったのです。
つまりこれは姿見せぬものによる…悪意あるサイバー犯罪ということ
ビンゴはこの推理を裁判にて突きつけます!
流石ヒューマギア弁護士。
あらゆる犯罪の可能性を瞬時に思考し、ライズフォンなどのハイテク機器が発達している世界で最も怖いサイバー犯罪を導き出す優秀さ。
しかもそれをマシンであるヒューマギアが導き出すというのもこのシーンの面白いところですよね。
これまでと違い飛電の圧倒的有利な状態から始まった勝負。
でも悲しかな、ここでも人間の悪意がビンゴを襲うんですよね…。
知らされる残酷な真実
ヒューマギアがちょっと活躍すると必ず現れるレイダー、もちろん登場しました。
ただ今回は、誰が変身したというのが視聴者側も分からないようになっていました。
ガトリングを左腕に携えた「ダイナマイティングライオンレイダー」がビンゴを襲撃します。
駆けつけたバルカンアサルトウルフと共闘したゼロワンシャイニングアサルトホッパー。
アサルト同士のタッグをなんだかんだで初めて見れてテンションが上がったのですが、レイダーには逃げられてしまいます。
ただそこには、ZAIAスペックが落ちていた。
これはまさか…検事の市森のもの?あのレイダーの正体もそうなのかと思わされますが、確証を得るためにも詳しく調べなければならない。
証拠品として諌は或人から受け取ろうとするのですが、或人は渡す条件としてあることを要求します。
それが…滅との面会でした
第19話で或人は諌によって滅が再起動していることを知りましたが、この第21話で宿敵との再会を果たします。
自社の商品で夢の象徴であるヒューマギアを暴走させ人類滅亡を企てた滅亡迅雷.netの司令塔…或人にとっては憎き敵。
その気持ちは未だに残っているであろう或人が、滅との面会を求めた理由は…ヒューマギアの暴走の真意でした
或人は、滅亡迅雷.netが壊滅してもマギア化が止まらない現象が滅の仕業だと思っていたのです。
「勝負においても支障になるし、何よりヒューマギア達が可哀想だからやめてくれ!」
こんなことを滅に訴えたかったのでしょう。
ヒューマギアが“自らの意思”でマギア化していることも知らずに…
「人間に対して悪意を感じ取ったヒューマギアがアークによって暴走する」
人間に対して悪意を向けたヒューマギアが自らの意思でアークに接続し暴走する旨をゼロワン第19話にて垓が説明していました。
しかしこの事実はZAIAの社長室で唯阿のみが聞かされたため、このことを知っているのは唯阿、垓、視聴者だけで或人は知りもしません。
ここで、宿敵である滅からその真実を知るのです。
自慢のヒューマギアが、人類の希望となる夢もマシンが…
自らの意思で襲っていることを
或人にとってこの真実はあまりにも残酷すぎる…
どこかでまた滅亡迅雷.netが暗躍していたとおもっていたら、自分で暴走を選択しているなんて…惨い。
人から恐れられ、垓からは不必要と断言されていたのに…唯一のモチベーションだったヒューマギアの優しささえ否定された或人。
きっとその心には、想像を絶する重荷がのしかかったことでしょう。
或人…キレる
既に或人の心労は相当の物ですが、物語は或人にさらなる追い打ちを掛けます。(もうやめてくれ…)
滅と会う前に改修したZAIAスペックの所有者が分かったと警察から連絡があり駆けつけると、そこには榊を逮捕した警察官がいました。
諌は違う人に渡したというのですが、自分が逮捕したということで自分が来たといっていました。
その警官から告げられたのは、ZAIAスペックの所有者が検事の市森だったということ。
突如ビンゴを襲撃したレイダー、逃走先に落ちていたZAIAスペックの所有者が市森…誰がどう考えてもレイダーの正体が市森だと考えるでしょう。
或人は市森が不正を働いたとして、試合の中止を垓に求めるのでした。
が、展開は思わぬ方向へ…
市森は自分ではないというのですが、ビンゴのセンサーでスキャンすると…市森は嘘をついていないと判断したのです。
ビンゴによって市森がレイダーではないことが分かったという状況を…垓は恐ろしいまでの言いがかりで詰め寄ります!
「これは明らかな名誉棄損ですね!自ら思考するAIは廃棄しないと!」
…いやいやいやちょっと待て!!w
アークに勝手にラーニングを施し、他社の製品を破壊したりデータを抜き取ってあたかも自分の物のように扱ってきたあんたがそれ言う!?
よくそんな言葉を堂々と発言できたな!w
きっと誰もが垓に対しこう思ったでしょう。
この発言によって悪意を感じ取ったビンゴはアークとの接触が始まってしまうのですが、該はバックアップを取っているかと確認するや否やまさかの物を取り出しました!
かつて滅亡迅雷.netが友達を増やすために使っていた…ゼツメライザーです!
「なんでお前が持っているの!?」というイズのツッコミを待つことなくゼツメライザーによってビンゴはマギアとなってしまいました。
バックアップを確認したのは、ゼツメライザーでマギア化しようと考えていたからなのか…。
自分の手でビンゴをマギア化させた垓はサウザーに変身。
ゼロワンの阻止も虚しく、ビンゴはサウザーに破壊されてしまいました。
垓の独走は止まりません。
「ヒューマギアはただの道具に過ぎない。道具を活かすも壊すも、人間が決めることでしょう。」
ヒューマギアに対する心無い言葉を或人に吐き捨てる。
唯阿が第3話でもこんなこと言ってましたが、それとは比にならない明らかな悪意を宿したこの言い方に或人は…
キレた
怒りをおもむろにサウザーに向け、ゼロワンシャイニングアサルトホッパーで襲い掛かる。
が、スペックで勝っているサウザーに押されてしまう…さらに垓は、
「怒りを抑えられず暴走する…廃棄すべきヒューマギアと同じだ」
或人の人間性にまでケチをつけ始める。
ヒューマギア暴走の真実、垓の悪意に満ちた言動で心身ともに疲弊し我を忘れブチギレる或人はその発言でさらに怒りを増す。
そして…それに呼応したように胸のコアが、赤く発光していた。
ゼアによるプログラムとはいえ、アサルトグリップによってアークともつながっているゼロワンシャイニングアサルトホッパー。
アークは或人の怒りに何を示すのでしょうか…。
絶望の展開は逆転の兆し
ゼロワン第21話で起きたことを書き起こしてみましたが…本当に見ててつらい展開ですよねw
5番勝負が全体的にこんな感じですから、或人が可哀想すぎます。
ただですね…そろそろこの一方的な展開は終わると思います
今まで或人は、ヒューマギア達が暴走する原因を知らないままとZAIAとの勝負を行っていました。
いつ暴走するかわからない驚異と、ヒューマギアを真っ向から否定し無残に破壊してくる垓と戦わなければいけませんでした。
しかしこの第21話で、或人はヒューマギアが自らアークに接続して暴走することを知りました。
この時の或人にとっては計り知れないほどの辛い真実ですが、同時に或人はこの事実も知ったのです。
人間は滅びゆく存在だと人間がラーニングしたということを
これについては第16話にて、垓がアークにラーニングを施したことが判明しています。
人間が人間を滅ぼせとラーニングした…摩訶不思議な真実ですが、これを知ると知らないとじゃあ大違いです。
だってこの真実は逆に言うなら、ヒューマギアは何にも悪くないということを意味しているんですから!
さらに今回、垓は大胆にも或人達の前でゼツメライザーを使用しました。
滅亡迅雷.netしか使ってなかったはずの代物を垓がなぜ所有していたのかは不明ですが、この行為を見たとき私は…
「あーこいつやっちゃったなw」と思いました。
垓は、ヒューマギアが僅かにデータを弄るだけで暴走する欠陥品であることを証明するためにゼツメライザーを使用したのですが、ぶっちゃけそれなら今まで人間がやってたように言葉責めで追い詰め目の前で暴走させればよかった。
該は飛電の不利な状況を利用してこの方法を行ったと思うのですが、少したたみかけすぎましたね。
これによってイズは垓に不信感を抱くのは間違いありませんし、マギア化する代物をZAIAの社長が所持し使用したと知ればA.I.M.Sが…諌が絶対に黙ってないでしょう。
もしかしたら、来週にはこの行為によってラーニングした人間が垓であることが判明するかもしれません。
第17話から始まり、何かと飛電側が不利な状態が続いたお仕事5番勝負。
垓による心無い行いや或人に迫る絶望の数々が見るに堪えなかったですが、これが或人の逆鱗に触れる…はず!
逆転はもう目の前です!
諌がいたから見続けられた
最後に、私がこのゼロワンにおけるお仕事5番勝負を見続けることができた理由をちょっと書いていきたいと思います。
第17話から始まった飛電 VS ZAIAは正直に言うと、今までにないくらい理不尽な展開が多かったw
垓のキャラや活躍を演出したいというのはとても伝わるのですが、それ故に或人への救済が少なすぎる気がしました。
それに序盤のお仕事紹介編は1話完結だったのが、お仕事5番勝負からは2話完結に変わっています。
それに関しては問題ないのですが、1勝負を2回に分けて…しかも大体同じような展開を10回見なければいけないのかと考えると…どうしても失速感が出てしまいます。
SNSでもこのお仕事5番勝負についてはあまり評判がよくありません…。
でも!それでもこの展開の連続を第17話から楽しく見続けることができた!
なぜならそこに…
不破 諌がいたから!!
諌の存在が大きかったのは間違いないと思います!
飛電とZAIAが勝負を繰り返している最中で、繰り広げられた滅との会話で深まる謎。
現れたフードに迫るドキドキ感と諌との関係性の考察といったワクワク。
同じことを繰り返していても、一方そのころ諌はみたいな描写を入れることでどうしても生まれてしまう退屈感を緩和しているような気がしました。
そしてなにより、諌のキャラが非常にいい!!
出てきた当初は力任せにキーを開けるゴリラなんて言われていましたが、メインキャラの中でも一番といっていいくらい聞き分けが良い!
悪いものは悪い!でもその中にもいい部分もあるということをしっかり分かってくれる。
実際第21話で、或人が落ち込んでいる時に、
「ヒューマギアに命を脅かされたが、同時に命を救われた。俺にとって有罪でもあり無罪なんだ…だったら俺たち人間が良いほうに教育してやるしかないだろ。」
って着飾らずに言いながらおしるこ奢っちゃうんですよねこの男は!!
こんなことされたら好きになっちゃうよ!w
…と思ったら煽られてめっちゃくちゃ怒るし、ゴリ押しで状況打破しちゃう破天荒な部分も持ち合わせている!
非常に緩急が激しくて退屈しないキャラクターなんですよね!
或人の全力全開キャラも良いし好きなんですが、諌のようなフォローが上手な兄貴的立ち位置のキャラって素敵ですよね。
人気ももしかしたら或人を超えちゃってるかもしれませんねw
魅力的な諌が1人で行動するシーンを散りばめていたことが、見るモチベーションを保たせてくれたんだなと私は思います。
終わりと次回予告
今回は仮面ライダーゼロワン第21話について書いていきました!
気分が落ち込むような内容と描写が多く胸が痛かったですが、今後の展開に重要な要素が詰まっておりました。
真実を知った或人達は、全ての原因が垓にあることを気づく日は近いかもしれません。
それにしても、ZAIAスペックの所有者について語ってきたあの警察官…怪しいですねw
被告人を逮捕した人物という所がかなり重要な気がしますが…多分レイダーの正体は…
さて次回の第22話ですが、裁判の決着がつく…よりも衝撃なのがゼロワンの新フォームが登場!!
しかしその見た目はこれまでと全く異なり、色がほぼメタリックシルバー。
フォーム名は…ゼロワンメタルクラスタホッパー
メタルは分かるのですが、この「クラスタ」という聞き慣れないワード。
調べてみるとこのクラスタには「集合体、群れ」を意味するそうですが、ゼロワンのベースである「バッタ」と「群れ」で連想するのは…
蝗害(こうがい)
詳しくはWikipediaで見てもらうのが一番ですが、簡単に言えば群れとなったバッタがありとあらゆる植物を食い尽くすんです。
最も有名なのはサバクトビバッタによる蝗害で、群れを成さないはずのバッタが“黒く変色(群生相)”し植物を食い散らかします。
ゼロワンの場合は、ネオンイエローがシルバーに変わっています。
これは…ビルドのハザードフォームを連想してしまう。
物騒な蝗害を意味した名のフォームなんて嫌な予感しかしない。
或人がアークによって怒り狂ってしまうのでしょうか?
でも…あれだけ該に散々な目に遭わされたのですから、そういう意味では逆襲のチャンスかも?w
ただその矛先をイズといった大切にしているものに行かないことを切に願っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
またいつかの明日に会いましょう。