こんにちは、机上大使です。
突然ですが、最近こんなことがありました…
この質問を受けたとき、私に衝撃が走った。
平成仮面ライダーの大きな括りである、“平成1期”と“平成2期”。
仮面ライダーが大好きな私としては、この言葉はもう聞き馴染みすぎて、家に玄関があるくらい当たり前のものでした。
でも冷静に考えてみると、この言葉…
わけが分からない!
なんだ平成1期や2期って?
仮面ライダーって毎年やってたのに、そうやって括る理由があるの?
仮面ライダー初心者の友人にとってみれば、私の当たり前だったことが非常に珍しいものだったのです。
当たり前だと思っていた玄関が、実は自動扉だったぐらい珍しいことかもしれない…(なんだこの例え)
そして私はこうも思った。
この疑問を持ってる人って意外に多いんじゃないのかと
仮面ライダー大好きな人がこぞって“平成”を謳歌しているのを見て、この質問をするのに気まずさを感じている人がいるのかもしれないと!
もしかしたらこの括りに疑問を抱いて…仮面ライダーを視聴することに抵抗を感じているんじゃないかと…。
なので今回は…
平成仮面ライダーの大きな括りである平成1期と平成2期の由来やその違いを書いていきます!
この記事を見ればもう大丈夫!!
ずっと謎だった平成1期と平成2期のことが分かります!!
ちなみに仮面ライダーを何から見たらいいのか迷ってる方は、会話の中にもあるおすすめ3選記事を見てみてね!
平成1期と平成2期の違いは…
平成1期と平成2期の違い…それは…
第1話の放送開始月が違うこと
2000年1月30日から始まった仮面ライダークウガを皮切りに、毎年1月頃に新しい仮面ライダーを放送していたのが平成1期。
仮面ライダークウガ(2000~2001年)
仮面ライダーアギト(2001~2002年)
仮面ライダー龍騎(2002~2003年)
仮面ライダー555(2003~2004年)
仮面ライダー剣(2004~2005年)
仮面ライダー響鬼(2005~2006年)
仮面ライダーカブト(2006~2007年)
仮面ライダー電王(2007~2008年)
仮面ライダーキバ(2008~2009年)
仮面ライダーディケイド(2009年)
この10作品が平成1期に当たります!
このうち9作品は1年間放送していたのですが、最後の仮面ライダーディケイドだけが半年でテレビ放送を終えました。
そして2009年から放送月が9月に変わり、仮面ライダーダブルからの10作品が秋ごろから放送開始となりました!
仮面ライダーW(2009~2010年)
仮面ライダーオーズ(2010~2011年)
仮面ライダーフォーゼ(2011~2012年)
仮面ライダーウィザード(2012~2013年)
仮面ライダー鎧武(2013~2014年)
仮面ライダードライブ(2014~2015年)
仮面ライダーゴースト(2015〜2016年)
仮面ライダーエグゼイド(2016〜2017年)
仮面ライダービルド(2017〜2018年)
仮面ライダージオウ(2018年〜2019年)
この10作品が平成2期に分類されます!
これが平成1期と平成2期の違いです。
放送月が変わったことで、後に平成1期と平成2期という言葉が生まれたんですね!
…はい終わり!!
正直このことだけ覚えていればもう大丈夫!!w
万事解決だね!!
それじゃあ素敵な仮面ライダーライフを!
ばいば~い!
…と言いたいのですが、私としてはもっとこの2つの違いを知ってほしいというのが本音でございます!
上記のことだけ知ってれば十分なのですが、次からはもっと知りたい方に向けてこの2つの細かな違いを書いていきます。
あなたは仮面ライダーの沼に踏み込む覚悟はありますか?
平成1期と平成2期の細かい違い
どうやら逃げずにやってきたようですね?
ここまで来たということは、平成1期と平成2期についてもっと知りたくなったということ!
その欲望を叶えるため、ここからは平成1期と平成2期の放送開始月以外の細かな違いについてお教えしましょう!
放送開始月が変更した以外にも、実は平成1期と平成2期には大きく変更された点が幾つかありました。
■ベルトの仕様が変化した
平成仮面ライダーは各々が個性的な変身ベルトを身に着けていますが、そのベルトにも平成1期なりの共通点、平成2期なりの共通点があるんです。
・平成1期のベルトの共通点
クウガ~ディケイドの平成1期のベルトは、中心にアイテムやエンブレムがあるのが特徴です
仮面ライダークウガの変身ベルト「アークル」のような中心に大きな装飾があったりすれば、
仮面ライダー龍騎のベルト「Vバックル」ように、中心にエンブレムが施されたアイテムを装填したりしているものもあります。
仮面ライダーディケイドの変身ベルト「ディケイドライバー」のようなカードを装填するというタイプもありますが、カードの背面デザインがベルトの中心になるよう設計されていますね。
仮面ライダーファイズのベルト「ファイズドライバー」、仮面ライダーカブトのベルト「カブトゼクター」のように、携帯電話やカブトムシ状の機械をベルトの中心に合体させて変身したりという場合もあります。
他にも様々な個性的な変身ベルトがあるのですが、どれにも共通する点として中心にアイデンティティの象徴ともいえるものを置いているんですね。
最初の仮面ライダーである仮面ライダー1号の変身ベルトをオマージュしているようですね
・平成2期ベルトの共通点
仮面ライダー1号の変身ベルトの面影を残しつつ個性的なデザインとなっている平成1期に対し、平成2期は遊び心に溢れたデザインとそれぞれ独自のギミックが施されています!
まず最初に見てほしいのが平成2期最初の仮面ライダーであるダブルのベルト「ダブルドライバー」。
過去の平成1期のライダー達とはうって変わったデザイン!
造型で「W」を表現していて、平成1期のようにエンブレムを使ったものではなくなっていますね。
さらにもう1つ大きな違いとしては、変身ベルトに使用する小物アイテムが追加されたということ
このダブルドライバーでは、USBメモリーを模したアイテムを2本装填することで様々な組み合わせのフォームチェンジを行うことができます。
さらに平成2期の2作目ライダーであるオーズの変身ベルト「オーズドライバー」は、3枚のメダルバックルに装填し右側にあるアイテムでバックルのメダルをスキャンして変身します!
上の画像以外にもたくさんのメダルがあるので、数えきれないほどのフォーム数を持っております。
3作目のフォーゼのベルトの「フォーゼドライバー」は、4つのスイッチ状のアイテムをスロットに差し込むことで変身します。
その他の平成2期仮面ライダー達も、その世界観に沿ったアイテムをベルトに差し込んだり読み込ませたりして変身を行っています。
仮面ライダーらしさよりも、その世界観に重きを置いたデザインとなっているのが平成2期の特徴と言えるでしょう
このように平成2期の仮面ライダー達は、ベルト以外に様々なアイテムを用いて変身を行うようになりました。
ちなみに余談ですが、平成1期のベルトは名称がバラバラなのに対し、平成2期からは「○○ドライバー」と統一されているんですよ。
この背景には玩具のベルトの売り上げを上げるためという大人な事情もあるのですが、ここではその話は割愛しましょうw
とりあえずは…
・平成1期はベルト単体で変身を行う
・平成2期は変身ベルトと小物アイテムを駆使して変身する
ということを覚えていただければいいです!
■一般人の扱い方の違い
仮面ライダーの世界で生活している一般人の扱い方も平成1期と2期でかなり違いがあります。
・平成1期は人がたくさん…
平成1期では割とダークな世界観なのが特徴的で、一般人がめちゃくちゃ命を落とします
え?子供番組なのに???
そう思うでしょう…はい、それはもう本当にたくさんの一般人が犠牲になります。
特に平成仮面ライダー1作目の仮面ライダークウガでは、怪人が堂々と人の命を奪います。
それも、裂いたり、車で轢いたり、毒だったり、内側から脳を破壊したり…やばいよねw
さらに4作目の仮面ライダーファイズでは、心臓を燃やして人間を灰化するというまあまあトラウマな描写が多々あります。
動いている心臓が実際に燃えるシーンもあるため、当時の子供たちはそれはそれは怖い思いをしたでしょう。
…まあその1人は私なんですけどね。
作品が増えていくにつれてだんだん表現は落ち着いてはくるのですが、それでも平成1期は一般人にかなり厳しい扱いをしていたなというのが私の印象です。
・平成2期は亡くならない代わりに…
それに対して平成2期の仮面ライダーでは、一般人の扱い方が一変しました。
なんといっても平成2期は総合的に見て…
一般人の命が尊重されています!!
つまり命が奪われない!亡くなりません!
おお~やったー!これなら子供にも安心して見せることができますね!
…がその代わりに
一般人が怪人に変貌します
平成2期では人の命が尊重されている代わりに、その人自体が怪人になって仮面ライダーの前に立ちはだかります。
でも安心してください、怪人になった一般人も倒せば元通りになりますから。
基本的に平成2期では、よほどのことがない限りは一般人の命は保証されています。
ただ例外もあるので注意してください!!
これ結構重要で、この例外に当てはまる作品達は人の命が結構危うくなります。
特に…
仮面ライダー鎧武
は注意してください。
「あ、フルーツの仮面ライダーなんてすごく新鮮!こんな設定だからきっと見やすそうだな~」
って気持ちで鎧武を見ると…地獄を見ます
■世界観の設定の違い
仮面ライダーの在り方としても平成1期と平成2期では扱い方が異なります。
・それぞれの世界で戦う平成1期仮面ライダー
平成1期では、それぞれの仮面ライダーが独立した世界で活躍しています
…て言っても分かりづらいですよねw
かなりざっくりと言ってしまえば、それぞれの仮面ライダーごとに世界が存在していて、各々が自分の世界を守っていて仮面ライダー同士が交流することはないんです。
ドラゴンボール超で言う「第2宇宙」とか「第3宇宙」みたいな感じです。
それでもイメージが掴みづらいなら…地球が10個あってその1つ1つを仮面ライダーが守ってるって思ってください
…わけわかんないですよね、自分でも何書いてるんだろって思ってますw
でも特撮に侵された脳みそではこの説明が1番分かりやすいんですよね…
平行世界ってわけでもないし…本当に“地球10個それぞれに1人の主役ライダーがいる”が的を得てるんです。
まあどうしても訳がわからないなら…
「だいたいわかった」って言って自分なりに納得してください!(我々もそうだから)
・それぞれの地域で活躍する平成2期仮面ライダー」
それに対して平成2期では、1つの世界のそれぞれの地域で各々の仮面ライダーが平和を守っています
平成2期の仮面ライダーはそれぞれの世界で1人ではなく、1つの世界のそれぞれの町や地域で平和を守っているんです。
・仮面ライダーダブルでは「風都」という架空の都市を
・仮面ライダーフォーゼは「天ノ川学園高校」という架空の学校を
・仮面ライダーエグゼイドは「聖都大学附属病院」という架空の病院を中心にした地域を等々…
これらの地域や町が存在する1つの世界に手物語が進行していきます。
なので作品の中には、違う作品のキャラクター同士が鉢合わせるということが起きることがあります
仮面ライダードライブのキャラクターと仮面ライダーダブルのキャラクターが鉢合わせしたりといった、ファンとしては喜ばしいことが発生したりします。
ただこれはテレビシリーズではなく、劇場版やVシネマといったところで行われるので、初心者の方はこういうことがあるんだな程度に頭の片隅にでも置いておいてくださいw
そしてこちらも例外の作品があり、仮面ライダービルドや仮面ライダージオウはかなり設定や世界観が異なります。
でもこれについてもある程度作品を見たからこそ分かることなので、最初の方はあんまり気にしなくて大丈夫ですw
・ちなみに…
仮面ライダーの劇場版作品の中には、平成1期も平成2期も一緒になった映画が多数存在します。
その中には昭和の仮面ライダーや、宇宙刑事ギャバン、キカイダーといった東映作品もぞろぞろと現れることがあり、上記の設定とは逸脱しまくっているものが結構あります。
それらについて言えることは…
そういうもんだと思ってください
この手の映画は、「もう設定なんてくそくらえ!とにかく仮面ライダーいっぱい出すんじゃ!」精神なので、そういう作品と捉えて頭を空っぽにしてみてくださいw
なぜこうなったのか、私たちも分からないのでw
終わりに
今回は平成仮面ライダーの大きな括りである、平成1期と平成2期について書いていきました!
なぜこのような括りを設けたのか、なんとなくですがわかっていただけましたでしょうか?
ただ単に放送開始月が変わっただけでなく、デザインや設定などにもそれぞれ特徴があるんですよ!
後からごちゃごちゃ書いていきましたが…
・クウガ~ディケイドの10作が平成1期
・ダブル~ジオウまでの10作が平成2期
これだけ覚えていればもう全く問題ないので安心してください!w
後ろの方に書いてあることは頭の片隅に置いておく程度にしておけばいいことですが、変身ベルトの形状は本当に様々で特有のかっこよさがあります。
なので何を見るのか迷ったら、自分的にしっくりくる変身ベルトを身に着けた仮面ライダーを見てみてもいいかもしれないですね!
ただ上記でも書いてある通り、平成1期は過激なシーンやトラウマなシーンが当たり前のようにあるので注意してくださいねw
あと仮面ライダー鎧武は安易に見ると後々心がズタズタになるのでそこも注意してください!
それは何でかって?
「虚淵玄が脚本」と言えばきっとわかってくれるでしょう。
とにかくこれで平成仮面ライダーの謎が1つ解明されたね!
どうか敷居を高く感じず、あなたにとってのベスト仮面ライダーを見つけてくださいね!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
またいつかの明日に会いましょう。