こんにちは、机上大使です。
仮面ライダージオウ第19話、「仮面ライダークイズ」という新たな仮面ライダーが現れ物語は更なる加速を見せています!
その登場の仕方も前回の仮面ライダーシノビとは異なった登場方法で、視聴者を飽きさせない構成となっていました。
では早速、仮面ライダージオウ第19話について書いていきましょう。
■前回の第18話のネタバレ&感想
■目次
白ウォズに乗っ取られた語りポジション
今回のライダージオウは、初っ端から違いを見せつけてきます。
今までは、ソウゴに就いていたウォズ(以降黒ウォズ)が本の内容を読んで前回の物語とちょっとしたネタバレを披露するのが仮面ライダージオウのお決まりでした。
しかし2019年から始まった未来編では、黒ウォズが本に載ってない歴史のためにネタバレも起きず焦りを見せている場面があったりしていました。
そして今回の第19話で、大きな変化が起きています!
今回の冒頭の語りは・・・
違う未来のウォズ(以降白ウォズ)が語りを行っていたのです!
背景は真っ白で周りはデジタル文字で時間を表現するという、見た目は黒ウォズとは正反対。
黒ウォズのようにねっとりとした語り口調ではなく、淡々とした口調で物語を解説していました。
そしてその内容もソウゴの側近としてではなく、救世主「ゲイツリバイブ」となるゲイツの側近としての内容になっていました。
前回アナザーシノビに変身していた「神蔵 蓮太郎」をソウゴが仮面ライダーシノビとなる未来へと導いたことによって、歴史が魔王のいない未来にシフトしていっていることを暗示しているようなシーンでした。
このままミライドウォッチが完成してゆけば、あの黒ウォズのポジションはどんどん白ウォズが乗っ取ってしまうでしょうね。
ファッション!パッション!クエスチョン! 新たなライダー登場!
物語は、いきなり仮面ライダーとアナザーライダーの戦闘が開始されます。
とある大学でアナザーライダーが出現し、学生や教員を襲っているという事件が発生。
そこに駆けつけた「常磐 ソウゴ」と「明光院 ゲイツ」が仮面ライダージオウとゲイツに変身し戦闘が始まるのですが、そこにハットをかぶった一人の青年に声を掛けられます。
「待て!その怪人は俺の獲物だ!」
そういうと青年は「?」マークの形をしたネックレスをかざします。
次の瞬間ネックレスがまばゆい光を放つと同時に青年の腰にベルトが装着!
赤と青の「?」が施されたベルトが装着されると、クイズ番組のシンキングタイムのような待機音が鳴りだし、そこにジャケットのうちポケットからとりだし「?」マークに変形したプレートをベルトに装填!!
『パッション!ファッション!クエスチョン!クイズ!!』
青年は仮面ライダーに変身したのです!!
アンダースーツに赤と青の「?」が縦一列にいくつも施され、胸部のアーマーには『○』と『×』のマーク。
額にはとても大きい「?」の装飾があり、複眼の形も「?」となっているという「?」がいっぱいの仮面ライダーが登場しました!!
新たな仮面ライダーの登場に困惑する二人に対し、その仮面ライダーはいきなり問いただす!
「救え世界、答えよ正解・・・問題!!俺はお前たちとも戦う。『○』か『×』か?」
唐突に問われたことでさらに困惑する二人に対しその仮面ライダーは、
「正解は・・・『○』だ!!」
と答えを出し、ジオウとゲイツに駆け込んで戦闘を開始するのでした!!
戦いはクイズ方式!? 謎の仮面ライダーの狙い?
謎の仮面ライダーは、クイズを出しながら攻撃を行うというこれまた独特の方法でバトルを行います。
「俺の攻撃に吹っ飛ばされる。『○』か『×』か?」
とといかけ、答えを間違えると電流を浴びせたり、
「問題!このあと俺のキックは決まる。『○』か『×』か?」
と問いだして、「○」と『×』の巨大なエフェクトの『○』側を突き破ってのライダーキックを繰り出したりとクイズ番組でお馴染みのシチュエーションを彷彿としたアクションを行います。
独特の戦い方に対応しきれなかったジオウとゲイツは惨敗してしまいました。
二人を撃破した謎の仮面ライダーは倒れていたアナザーライダーに目標を戻し
「やっとお前にクイズが出せるな!」
となにやら意味深なことを発して殴りかかろうとします。
ところがタイムジャッカーの「オーラ」によって時間を停止され攻撃を阻止されてしまいます。
するとオーラは謎の仮面ライダーに向かってこんなことを口にしました。
「オリジナルが残ってるなんてね。」
オリジナルが残っているなんて?
よく見ると、この謎の仮面ライダーとアナザーライダーはデザインがものすごく似ているんです。
てことは、このアナザーライダーのオリジナルが謎の仮面ライダーということなのでしょうか?
となると、なぜオリジナルとアナザーライダーが共存なんてしているのかが疑問になります。
ジオウの世界のルールとして同じライダーが2人存在することはないはずなので、本来こんな事態にはならないはずなんです。
前回の第18話で、スウォルツが2022年で仮面ライダーシノビからライダーの力を奪った際、変身者の蓮太郎の記憶はなくなっていました。
なのでたとえ未来の仮面ライダーであってもそのルールは適用されるはずなんです。
しかし、2019年で同じ名義の仮面ライダー同士が共存している・・・この事態は次回で詳しく教えてくれるのでしょうか?
互いの未来の明暗を分ける戦い
ソウゴ達は手分けしてアナザーライダーを探すことになり、「ソウゴと黒ウォズ」と「ゲイツとツクヨミ」で分かれることになるのですが、ここからソウゴ側とゲイツ側それぞれの会話が同時進行で進んでいきます。
ゲイツ側では、ゲイツ達の前に白ウォズが現れて未来の仮面ライダーについて話が始まり、ソウゴ側ではソウゴと黒ウォズによる会話が始まっていますがお互いに話していることの共通点があります。
それは・・・、
仮面ライダークイズを倒さなければならないということ。
謎の仮面ライダーは「仮面ライダークイズ」という名前で、2040年の仮面ライダー。
白ウォズがとある理由で2019年に連れてきました。
当然魔王のいない時間軸の仮面ライダーのため、黒ウォズの本には載っていない仮面ライダーです。
そのため黒ウォズは、この2019年が自分たちの望んでいない未来に変わりつつあることをひどく警戒していました。
本来存在するはずなかった仮面ライダーが実際に2019年に現れているという現実から、現時点の2019年は魔王のいない時間軸にシフトしていっていると予想しているのです。
そのため黒ウォズは、ソウゴが魔王になる時間軸に戻すための方法として、
未来の仮面ライダーを消滅させなければならないことをソウゴに伝えます。
一方の白ウォズは、2019年が魔王のいない未来に変わりつつあることと、それを黒ウォズが予感しつつあることを想定していることを話していました。
そして、それらの可能性を排除するために、
ゲイツ自身が仮面ライダークイズを倒し、力を奪わなければならないことを伝えます。
互いの未来の結末のために、どちらかが仮面ライダークイズを倒さなければならない。
消滅させるか力を奪うか・・・、いずれにしろソウゴとゲイツにとってあまり気乗りしない選択をしなければならなさそうですね。
また力を奪った際、変身者は仮面ライダークイズとしての記憶を失ってしまいます。
ゲイツは、一人の人間の記憶を奪って救世主にならなければならないのです。
このことについて白ウォズは、
「これから先幾度となく慈悲なき選択を迫られる。これはそのためのレッスンだと思えばいい!」
と言ってしました。
でも、口は悪くも値が優しいゲイツにそんなことができるのでしょうか?
ゲイツの複雑な心境を知ることはなく、白ウォズがノートで救世主のために未来を描こうとします。
そこにツクヨミがノートを使わせてほしいと頼むのですが、当然白ウォズは拒否。
しかしツクヨミには仮面ライダークイズのウォッチを手に入れるために妙案があることをしると、白ウォズはノートにこう書き記しました。
[ソウゴ達はアナザーライダーを探す最中、クジゴジ堂に戻ってしまう]
今まで「ジオウ」と書いていたのに「ソウゴ」と書いていることから、恐らくツクヨミがこう書くようにと指示したのでしょう。
書いてある未来通りに、ソウゴ達はクジゴジ堂に戻ってきてしまいます。
ソウゴは不思議にい思いながらもクジゴジ堂に入ると、そこにはなんと時計の修理を頼んでいるお客さんが!!
珍しいと思いそのお客さんの顔を見てみると、そのお客はなんと仮面ライダークイズの変身者なのでした!!
アナザークイズの正体
クジゴジ堂にソウゴ達とゲイツ達が合流すると、仮面ライダークイズの変身者の自己紹介が始まりました。
彼の名は「堂安 主水(どうあん もんど)」、白ウォズに誘われて2019年に来たんだそうです。
そして彼の口から、驚きの真実が告げられます。
「やつ(アナザークイズ)は俺の父親だ。」
なんということでしょう、アナザークイズは主水のお父さんだったのです!!
取水の父親「堂安 保」は研究者で、才能ある研究者だったそうですが才能に反して中々結果に恵まれなかったそうです。
そして結果が出ない事への不満をタイムジャッカーオーラに嗅ぎ付かれてしまいます。
「ちょっと悪い知らせと、めちゃめちゃ良い知らせがある。このままではあなたの研究は一生評価されない。でも契約すれば輝かしい栄光を手に入れられる。」
というオーラのお決まりの宣伝文句に保は乗せられてしまい、アナザークイズになる契約をしてしまいました。
結果、保は知識を求める怪人へと変貌してしまったというわけですね・・・。
主水が2019年に来た理由
主水の父親である保がアナザーライダーになった経緯はこれで分かったのですが、主水はソウゴ達にもう1つの話をしていました。
先ほどオーラが保に言っていた「研究が一生評価されない」側の話、つまり本来の堂安家の未来の話でした。
保は未来、研究に没頭しすぎて家族と心を通わせるほどができないほどになってしまいます。
そして家族から離れてしまった末に、亡くなってしまうという悲しい未来が待っているようです。
このことからゲイツは、その未来を変えるために2019年にやってきたと予想しましたが主水はこの予想に対し、
「未来を変えるなんてのは後ろ向きの人間がすることだ!」
とゲイツ達が今ここにいる理由さえも否定するような言葉を発します。
その言葉に該当しているゲイツとツクヨミは明らかに怒りを見せますが、未来を変えないならなぜ過去に来たのでしょうか?
その答えは、主水の母親にありました。
主水の母親は2040年で病に倒れてしまい、ベッドで寝た切りという深刻な状態にあるようなんです。
そのときに主水の母親は、自分は夫である保に愛されていなかったのかと考え込むようになってしまいました。
主水はそんな母親を気の毒に思い、若いころの父親である保に母親のことを愛していたのかを確認するために2019年に来たんだそうです。
「歴史を変えても意味はないが、ほんとのことを知らないと母は前には進めない。」
と、母親を大切に思っている息子の言葉もきくことができました。
未来を変えるのではなく、今自分が求めているものにたどりつこうとする。
常に正解を求めるその姿勢こそが、仮面ライダークイズの変身者となる資格となったのかもしれませんね。
激闘!VSアナザークイズ
主水が2019年に来た本当の理由を知った後のソウゴ達は、冒頭の戦闘時のピリピリ感とは異なってかなり打ち解けていました。
一緒にクイズをしたりと和やかな雰囲気がクジゴジ堂を包む見込むと、あっという間に日が沈んで主水はクジゴジ堂に寝泊まりすることになりました。
しかしそんな時間も長くは続きません。
翌朝、起床したソウゴ達に黒ウォズがとある新聞紙を渡しました。
そこに書いてあったのは、
『研究者 連続失踪事件』
これは間違いなくアナザークイズの仕業。
ツクヨミはタブレットで次に起こる事件を先読みし、ソウゴは主水を起こして同行させようとしますがゲイツはそれを阻止。
結果ソウゴとゲイツでアナザークイズがいる場所に向かうことになりました。
場所は変わりとある研究所。
アナザークイズが研究員たちを襲おうとしているところをソウゴ達が駆けつけ、仮面ライダーに変身して戦闘を開始します。
戦闘は2対1ということもありジオウ側が有利になり、ジオウはディケイドアーマーオーズフォーム、ゲイツはエグゼイドアーマーに変身!
ディケイドアーマーオーズフォームは、仮面ライダーオーズ たじゃどるコンボをモチーフにしていて、顔はタジャドルの顔で腕や足のスーツはタジャドルコンボのスーツになっていました。
最後は二人のタイムブレイクを発動し一斉にアナザークイズを撃破しようと同時にライダーキックを打ち込む!
が!突如時間が止まってしまいます。
そこに現れたのはタイムジャッカーオーラ。
自身にとってもとっておきであるアナザークイズを撃破されないために、時間を止めて援護に来たのです。
するとオーラはジオウとゲイツのキックの方向を変えて、互いにキックが激突する方向に変えてしまいます。
そして時間は動き出し、互いのライダーキックが激突!
ジオウとゲイツは吹き飛ばされ、変身解除となってしまいました。
そんな二人をオーラは嘲笑っていましたが、その余裕を掻き消すように白ウォズが現場に乱入!
「今のままではジオウには勝てず、救世主にはなれない。君にはまだ自覚が足りない」
とかつての黒ウォズのような言葉をゲイツに告げ、仮面ライダーウォズに変身!
今度は仮面ライダーウォズVSアナザークイズという展開に!
[抗うアナザークイズ、しかしウォズのフューチャリングシノビに手も足も出なかった]
とノートに書き記すと同時に「シノビミライドウォッチ」をつかってフューチャリングシノビにフューチャータイム。
変わり身といった忍術を披露し、アナザークイズを混乱させまさに手も足も出させない連撃を行う。
さらにノートを手に取り、
[そしてアナザークイズ、ウォズの必殺技により爆散した]
と入力してジカンデスピアをカマモードに変形。
タッチパネルの連続スライドで発動する必殺技「一撃カマーン」を炸裂し、アナザークイズを撃破しました!!
ゲイツの決断
アナザークイズの変身が解かれ、仮面ライダーウォズにおびえる保。
しかし保は、倒れた際に落としていた時計を拾いそれを庇うように後ろに退く。
その時計は、主水がクジゴジ堂に預けた時計と全く同じものだった。
あの時計は、若き頃の保から受け継がれた代物だったのです。
その場から逃走しようとする保だが、そこにクジゴジ堂へおいてきていた主水が現れてしまう。
主水のは、保に自分の母親(保の妻)を愛しているのかを聞きに来るために2019年にやってきたので、ウォッチが停止している今はまたとないチャンスです。
そして、ゲイツを救世主にしようとしている白ウォズにとっても好都合な状況になってしまいます。
なぜなら白ウォズは、クイズのウォッチを手にするためにゲイツに仮面ライダークイズを倒させようとしているからです。
白ウォズはこのチャンスを逃すまいと、ゲイツに主水と戦うことを催促させます。
でもゲイツは、クジゴジ堂で主水が来た目的を知っているために戦うこと対して複雑な心境を抱きます。
もしクイズのウォッチを作ってしまったら主水の記憶は消えてしまい、ここにきた目的さえ忘れてしまうから・・・。
そんなことを考えていたのか、白ウォズの催促に決断を下すのに少しの時間がかかりますが、主水の元へと足を踏み出し仮面ライダーゲイツに変身します。
状況を飲み込んだのか、主水も仮面ライダークイズに変身。
互いが互いを見つめたのち、二人はこぶしを構え戦いを始めるのでした!!
終わりと次回予告
今回は、仮面ライダージオウ第19話のネタバレと感想を書いていきました。
仮面ライダークイズの斬新な戦い方もそうですが、様々なところでクイズ番組のようなエフェクトをふんだんに盛り込んでいて拘りを感じましたね。
そして変身者も、未来を変えるのではなく正解にたどり着くために過去にくるというまさに仮面ライダークイズに相応しい人間でした。
魔王のいない時間軸にドンドン移行していっている2019年、このままいけば本当に未来が変わってしまうドキドキ感も味わえて毎週が楽しみですねw
そして次回は、なんと劇場版「平成ジェネレーションFOREVER」で登場したダブルアーマーが登場するようです!
映画だけだと思っていただけにこれはうれしいことですね!
最後には仮面ライダーウォズがフューチャリングクイズになっているシーンも流れていたので、どのようにしてミライドウォッチを手に入れてしまうのかも気になるところ。
主水の目的である、母親を愛していたのかの真実も判明するといいですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
またいつかの明日に会いましょう。