こんにちは、机上大使です。
「ジオウサイキョウー!2019」
仮面ライダージオウ第22話、タイトル通りジオウがマジ半端ねえ!マジ最強!な話になっていました!
新たに登場した仮面ライダージオウⅡとなるための過程も、ソウゴの成長と龍騎のミラーワールドの設定をうまい具合に組み合わせていました!
では、第22話のネタバレ&感想を書いていきましょう。
■第21話のネタバレ&感想記事
■目次
己に翻弄されるソウゴ
前回の第21話では、ソウゴが失われた鏡の世界に行ってしまいそこで出会った鏡の中のソウゴと出会いました。
鏡の中のソウゴは現実世界のソウゴとは真反対の性格で、オーマジオウになったソウゴはこんな感じなんだろうと思わせてしまいます。
最終的には鏡の中の仮面ライダージオウによって現実世界に戻されるのですが、鏡の中のソウゴはここから本領を発揮します。
鏡の中のソウゴは、いろいろな言葉を使ってソウゴを追い詰めていきます。
「偽善者」
「お前はオーマジオウの力を使おうとした」
「ゲイツをダシにして、お前はオーマジオウになろうとしたんだ!」
「お前の言葉と心は裏腹だ!口では綺麗事を言っても、心は真っ黒なんだよ!!」
「違う!!!」
ソウゴは鏡の中のソウゴの言葉を否定するも、もしかしたらそうだったんじゃないのかという疑心暗鬼に駆られ苦しめられるのです。
最高最善の魔王になりたくて動いていたのに、実はすべて最低最悪の魔王になるための道のりだった・・・。
前に見た2068年の自分のようにならないようにしていたのに、心の中ではそうあろうとしている自分を受け入れられないでいました。
許せない自分
一方でゲイツも自らが犯そうとした過ちに苦しんでいました。
ゲイツは前回アナザーリュウガを倒すため自らの命をかけて倒そうとしましたが、「鏡の城戸 真司」を消滅させるために現実世界の「城戸 真司」の命を奪うという白ウォズの提案に判断を揺らいでいました。
最終的には、
「罪もない人間を倒させるわけにはいかない」
と白ウォズの提案を棄却しますが、まっすぐすぎるゲイツは一瞬でも白ウォズの無慈悲な考えに賛同してしまった自分を許せずにいたのです。
今までジオウを倒すために手段を択ばないようにしていたゲイツは、ソウゴの最高最善の行動に予想以上に影響されていたのです。
そんなゲイツは、自分自身の過ちを償うために1人でアナザーリュウガを倒そうとします。
最初に提案した命をかけた方法で・・・。
アナザーリュウガを倒す命がけの方法
では実際にゲイツは、どのような方法を使ってアナザーリュウガを倒そうとしていたのか?
それは、仮面ライダーゲイツの必殺技「タイムバースト」に隠されていました。
タイムバーストには、ライダーキックを命中させる前に一瞬タイムラグを発生する能力があります。
アナザービルドにタイムバーストをくらわそうとした際に、すでに攻撃を受けて撃破されたアナザービルドの映像が逆再生されいずれ実態と重なり攻撃が命中する描写がありましたが、あれはタイムバーストの能力だったんですね。
撃破される未来が一瞬だけ映し出されるということは、相手を撃破できる未来が確定したということ。
ゲイツはこのタイムラグを利用して、アナザーリュウガが攻撃を反射する前に撃破しようと考えたのです。
ただこの方法にはとんでもないデメリットがあります。
確かにこの方法なら、アナザーリュウガが攻撃を反射させる前に倒すことはできますが、
決して攻撃が反射されないということではないのです。
アナザーリュウガの能力はしっかり反映されて、仮面ライダーゲイツのタイムバーストはその後反射されます。
仮にアナザーリュウガを撃破できたとしても、撃破したほどの強力な一撃が自分にも返ってくるのです。
致命傷ともいえるダメージによって、最悪命を落としてしまうかもしれない・・・。
それでもゲイツは、今回でこのタイムバーストをアナザーリュウガに与えようと試みます。
それが最悪な結果を招いてしまうとも知らずに。
アナザーリュウガの動機は真司の心の恨み
今回の物語では、アナザーリュウガの動機にも深く触れています。
前回では、アナザーリュウガは今は閉鎖した「OREジャーナル」の読者を襲っているという情報だけが入っていました。
なぜアナザーリュウガは、「OREジャーナル」の読者だった人たちだけを襲ったのか?
その理由は真司が語ってくれました。
真司は「OREジャーナル」で働いていましたが、時代の進歩によって「OREジャーナル」は時代についてくることができず閉鎖に追い込まれてしまいました。
襲った読者がずっと支持してくれれば、「OREジャーナル」は潰れずに済んだのに・・・という恨みがアナザーリュウガの動機になっているのです。
逆恨みと言ってもいいほどの情けない理由による犯行。
でも真司は、
「そんなことは決して考えてはないけどそれは表向きの考えで、心の奥底ではそんな情けない感情を持ってしまっている。多分、鏡の中の自分が本当の自分なんだ」
と語っていました。
真司の心の奥底で恨んでいたものが鏡の世界の自分によって体現され、それがアナザーリュウガとして現実に現れ恨みの根源を襲っていたんですね。
”鏡の中の自分が本当の自分”
そんな自分もいることを認めないと先には進めないという真司の言葉は、鏡の中の自分の言葉に戸惑うソウゴに刺激を与えました。
未来にかけ、光も闇も受け入れる
ソウゴは真司の話を聞いた後に、もう一度鏡の中の自分と対話をします。
自分は最高最善の魔王になることを宣言するも、「綺麗事だ」と鏡の中のソウゴに一蹴されてしまいますが真司の言葉で刺激を受けたソウゴはこう続けます。
「俺には最高最善の面もあるし、最低最悪の面もある。綺麗事を言ってる裏で思っている黒いことも両方本当なんだ!それを認めないと、未来なんてやってこない。」
またもや一皮むけたソウゴは、鏡の中の真っ黒な自分を受け入れたのです。
そんな自分を認めれば、自分は最低最悪の魔王になってしまうかもしれない。
そんな未来に恐怖心を抱いている自分さえも受け入れ、それでも未来の自分に賭けることを鏡の中の自分に宣言したのです。
確かな覚悟と自分自身を受け入れたソウゴを見た鏡の中のソウゴは、ポケットから奇形のライドウォッチをソウゴに渡しました。
それこそが、「ジオウライドウォッチⅡ」のもう傍らだったのです。
「光と闇、過去と未来、その2つをすべるのが真の王だ!」
ジオウライドウォッチⅡが1つに重なるのと同じように、ソウゴも鏡の中の黒い自分と重なって新たな力を手に入れたのでした。
時間も人の命も操る力
ソウゴが新たな力を手に仕様としているとき、ゲイツはアナザーリュウガとの戦闘に決着をつけるべく命がけのタイムバーストを発動します。
ツクヨミの静止も間に合わず、ゲイツは空高くにジャンプしライダーキックをアナザーリュウガに食らわせます。
予測通りタイムラグを使ってアナザーリュウガを撃破しますが、同時に反射されたタイムバーストがゲイツを貫きました。
致命傷ともいえるダメージを食らったゲイツは「ゲイツライドウォッチ」の破壊と同時に・・・絶命してしまいました
信じられない現実に泣き叫ぶことしかできないツクヨミと、絶望し倒れこむ白ウォズの前にある男が姿を現します。
それがソウゴです。
ゲイツが絶命したことをソウゴに伝えようとするツクヨミにソウゴは奇妙な事を告げたのです。
「やっぱりこうなるね。でもこれは既に俺が見た未来だ!」
と言いながらソウゴがジオウライドウォッチⅡをかざすと、周りが鏡が割れるように砕け画面がブラックアウト。
瞬間、映像はゲイツがタイムバーストを発動する直前に戻されたのです!
今まさにライダーキックを行おうとするゲイツ。
しかし突然時間が巻き戻され、ゲイツ達はタイムバーストを発動する前に戻りました。
これこそが、新たなライドウォッチ「ジオウライドウォッチⅡ」の力。
時間を逆転させ過去へと戻し、人の命でさえ管理できてしまうちから
オーマの日に使われ、オーマジオウになるときに使われるライドウォッチの力、すなわちこれは・・・
オーマジオウの力!
ソウゴは遂にオーマジオウの力の一端を手に入れたのです。
時の王者 仮面ライダージオウⅡ降誕!
オーマジオウの力によりゲイツを救い出したソウゴ。
”過去と未来、2つの世界を統べるウォッチ”をジクウドライバーに装填し変身!!
『カメンライダー!ライダー!ジオウ!ジオウ!ジオウⅡ!!』
「善も悪も、光も闇も、すべて受け入れる!その力で俺は、未来を切り開く!!」
最高最善と最低最悪、どちらの自分も受け入れ未来の自分に賭けたソウゴは、過去と未来を表すかのような2つの時計を宿したスーツを身にまとう仮面ライダーへと変身したのです。
「王の凱旋である。祝え!全ライダーを凌駕し、時空を超え過去と未来をしろしめす時の王者、その名も仮面ライダージオウⅡ!新た歴史の幕が開きし瞬間である!」
久しぶりの黒ウォズによる儀が行われ、場の雰囲気は仮面ライダージオウⅡに引き込まれる。
そしてここから、過去と未来を統べる時の王者の逆襲が始まるのだ!
ジオウサイキョウー!
仮面ライダージオウⅡは、圧倒的な力によってアナザーリュウガを追い詰めます。
何よりも恐ろしいのが、仮面ライダージオウⅡの未来予知能力!
仮面ライダージオウⅡは、相手がどのような行動をとるのかを予知することができるのです!
アナザーリュウガが、どんな攻撃をどのようなタイミングでどの個所を打ち込もうとするのかを全て見通すことができるのです!
さらに仮面ライダージオウは、そのあまりに強すぎる力でアナザーリュウガの能力を拒絶することができます!
”攻撃力が強すぎて反射できない”というパワー・イズ・パワー理論によるゴリ押しですが、時の王者にはそんな小細工は通用しないという絶対王者を表しているように見えます。
そして仮面ライダージオウを最強たらしめるまさに「ジオウサイキョウー」な能力は、
アナザーライダーを無条件で倒すことができるということ!!
今までアナザーライダーのベースとなったライドウォッチがないと倒すことができなかったのに、この仮面ライダージオウⅡの力さえあれば倒せてしまうんです!
今までの苦労はどこへやらというくらいのチート能力。
これにはソウゴに「無理ゲー」と言わせたアナザーリュウガもタジタジw
最後は、仮面ライダージオウⅡの専用武器「サイキョウギレード」と「ジカンギレード」を合体させ、側面に「ジオウサイキョウー」と描かれた光の刃を発動!
「エクスカリバーーーーー!!!」
とどこかのサーヴァントが言ってしまうかもしれないほどの光を放つ刃でアナザーリュウガを一刀両断しアナザーリュウガを撃破!
リュウガアナザーライドウォッチも破壊され、仮面ライダージオウⅡの完全勝利となったのでした!
確実に迫るオーマジオウの歴史
その後、真司が鏡の中の真司のことを認めていると伝えたソウゴ。
真司は「OREジャーナル」の編集長だった「大久保 大介」と共に、時代の敗北を受け入れるとともに新たにスタートすることを決意。
鏡に映る自分を取り戻したことに笑顔をこぼし、昔と変わらないワチャワチャしたシーンが流れていました。
ただ、この一件でゲイツとツクヨミはこれまでにない危機を感じていました。
2人は仮面ライダージオウⅡが使った力を見たことがありました。
その力は、オーマジオウの力。
ソウゴが確実にオーマジオウへと歩んでいるという現実を、2人は目の当たりにしてしまったのです。
最高最善の魔王になると言い、最低最悪の魔王オーマジオウのような人間のそぶりを見せてこなかったソウゴに対し希望を見出していた矢先の今回の一件は、ソウゴとの今後の関係を考えるには十分な材料となったはず。
「私たちがとる選択は見えたね・・・。」
悲しげに、でもやらざる負えないと腹をくくったような言葉を継げるツクヨミ。
2人が今後どのようにソウゴと関わっていくのか・・・注目です。
終わりに
今回は、仮面ライダージオウ第22話のネタバレと感想を書いていきました。
良かれと思って行ったソウゴの行動が、ゲイツ達が見る最低最悪の未来へ導かれてしまうという何とも言えない状況になってしまいました。
未来の自分に賭け最高最善の魔王を目指すソウゴと、最低最悪の未来を回避するためにうごこうとするゲイツ達。
これまで培ってきた友情に亀裂が入ってしまうのか?
オーマジオウの歴史に移行していったこの事態に白ウォズがどのような策略を練るのか?
どんなアナザーライダーをも倒せる力を持った仮面ライダージオウに対し、タイムジャッカーはどのような手段に臨むのか?
ライドウォッチが必要なくなったことで、今後レジェンドライダーが現れるのか?
見どころがたくさんある仮面ライダージオウに期待大です!
そして次回は、未来編の続き「仮面ライダーキカイ」の物語が始まります。
時代はなんと2121年!?
2068年を軽々超えてしまいましたw
さらに仮面ライダーキカイに変身するのが、かつて仮面ライダー凱武で登場したキカイダーの変身者「ジロー」を務めた「入江甚儀」さん!
ルパンレンジャーの宿敵「ザミーゴ」を演じた後に仮面ライダー役として出演するというまさかの事態に!
役者さんてすげーなーと改めて感じる瞬間でしたw
おまけにソウゴは追試という高校生らしい最大の危機に陥ってしまう!
再び笑いありなストーリーになりそうです!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
またいつかの明日に会いましょう。