こんにちは、机上大使です。
仮面ライダージオウ第40話にて遂に降臨した仮面ライダーグランドジオウ!
変身シークエンスも素晴らしかったのですが、何よりもその攻撃方法がえげつなかった!w
仮面ライダー電王クライマックスフォームの高岩さんらしい伝説のアクションも拝めましたし、アナザー電王やその変身者に関わる人物たちのやり取りがいつかのエグゼイドを見ている気がしてジーンとしました…。
劇中最後には意味深な発言もあって最後の最後まで見逃せない要素がてんこ盛りとなっております!
■前回の第39話はこちら
■目次
アナザー電王が向かった過去とは?
第39話の終盤ですべてのライドウォッチが集め、グランドジオウライドウォッチの入手に成功したソウゴ。
ところが侑斗によってソウゴが悪い魔王になると聞かされたモモタロスは、瞬時に侑斗の言葉を信じてソウゴから電王ライドウォッチを取り上げてしまいグランドジオウライドウォッチは消えてしまいました。
そう簡単に変身させてはくれないようです。
さて、その最中ではデンライナーを奪ったアナザー電王(タクヤ)がとある時代に向かっており、さらにユキヒロに憑依し契約を感りょさせたイマジンもその時代に向かっていました。
その時代は2017年5月11日、タクヤの姉でユキヒロの彼女だったサユリが命を失ってしまうきっかけが起こった日でした。
ユキヒロはその日、入院していたサユリをとある事情で病室から連れ出していたのです。
ところがその日の後サユリの容体が急変してしまい、命を失うという最悪の結末を迎えてしまいます…。
タクヤはその日から、が亡くなったのが病室から連れ出したユキヒロの所為だと思い込み、ずっとユキヒロを憎み続けることになってしまったのです。
そして2年後、タクヤハアナザー電王となってその時代に行きサユリを守る為にユキヒロを排除しようということになります。
デンライナーの中で一休みしていたウラタロス達には「邪魔しなければ危害は加えない」として手足を拘束するだけだったので、アナザー電王になったのは本当にサユリを守りたいという純粋な願いからだったのが伺えます。
タクヤ自身は本当は心優しい青年だと思うのですが、2年間ずっとずっとユキヒロを憎み続けていたんですね。
ここで気になるのが、サユリの絶命の起因となったユキヒロの行動。
命を失うほどの難病をサユリが持っていながら、なぜユキヒロは病室から連れ出すなどという行いをしたのか?
それには、ユキヒロしか知らないサユリの事情とユキヒロの覚悟があったのでした。
楽にさせる為に恨まれ続ける
結果から言うと、サユリの命はもうどうやっても助けられない状態でした。
これはサユリとユキヒロしか知らない事で、弟のタクヤには傷ついてほしくないという思いからその真実を隠していたのです。
そこでサユリは、絶命する前にどうしても思い出の場所に行きたいとユキヒロに要望。
ユキヒロはそれを承諾し、サユリの状態悪化を覚悟のうえで病室から連れ出したのです。
でもタクヤからすればそんな事情は知る由もないので、ユキヒロの身勝手な行いによって姉が亡くなったと思ってもおかしくありません。
明らかにユキヒロは恨まれ損です。
サユリが亡くなる前にその事情を話せさえすれば、こんなことにはならなかったかもしれないのに…
しかしこれこそがユキヒロの覚悟だったのです。
タクヤは姉がきっと元気になってくれることを信じていますが、残念なことにサユリにはもう後が無くそのことをタクヤには伝えていません。
もし伝えてしまったら、タクヤの希望は打ち砕かれ絶望に追いやられてしまうかもしれない。
最悪…もう立ち直れないかもしれない。
それを危惧したユキヒロは…サユリが亡くなったことを自分の所為にすることを選んだのです!
自分に恨みを持っていれば、それ以上絶望させることはない。
恨んでさえいればタクヤはまだ楽になれるかもしれないと思ったのです。
結果としては、タクヤはアナザー電王となり恨みの発端となったサユリの願いを妨害しようとする裏腹な結果となってしまいましたが…。
ユキヒロから真実と覚悟を聞かされたソウゴは、2017年5月11日に行き過去のタクヤにその真実を伝えました。
すると過去のタクヤは、
「未来の俺を止めてくれ…!」
と姉の命の灯が消えることを受け入れ、涙ながらに姉の最後の望みを叶えさせることをソウゴに懇願したのでした。
このやり取り、見たときにエグゼイドの“花家 大我”と“鏡 飛彩”の関係性にとても良く似ていると思いジーンと来てしまいました。
エグゼイドでは、飛彩の彼女“小姫”がバグスターウイルスによって消滅してしまったことへの恨みを自分に向けさせることで、飛彩の心に安寧を与えていたという話があるんです。
「俺だけを恨んでりゃよかったんだ!!」
と大我が発した時は、大我が過去の失態でどれだけの重荷を背負っているのかと胸が苦しい思いをしたのを覚えています。
天才外科医の為に恨まれ続けた闇医者と同じものを抱えていたユキヒロの選択と覚悟には、私はただただ胸を痛めることしかできませんでしたね…。
モモタロスがウォズに憑依!!…だがしかし
暗い話題が続いたのでここで明るい話題に変えましょう!
仮面ライダージオウ第39話ではモモタロスがゲイツに憑依してMゲイツとなり、ゲイツリバイブ豪烈でオラオラ戦闘をしていたことで話題を呼びました。
そして今回の第40話では、モモタロスがウォズにが憑依してMウォズが姿を現します!
元々は再びゲイツに憑依するつもりだったのですが、ゲイツがウォズを盾にしたためにこのような事態になってしまいますww
そんなわけでモモタロスが憑依したMウォズなのですが、とーーってもお似合い!w
長髪のオールバックと1束の赤い髪が当時の良太郎と似ていてめちゃくちゃ決まっているんです!
本人もこれまでになかったオラオラ顔をしており、ウォズギンガに変身するときもライダーパスを投げるように逢魔降臨歴をぶん投げていましたw
これまで優雅路線だったウォズがオラオラになり、ウォズギンガのマントに違和感を抱きながらもイマジンを追い詰めていきます。
これならあっという間にイマジンを倒すことができる!…と誰もが思ったとき突如アクシデントが起こります。
Mウォズが突如動きを停止したのです!?
突然体が動かなくなったことに動揺するモモタロス。
その隙にイマジンは逃走し、ウォズギンガの変身解除と同時にモモタロスの憑依が強制終了したのでした!
「二度と体を奪うのは止めてくれないか?台詞が恥ずかしすぎて口が腐る!」
とモモタロスに冷たく吐き捨ててウォズはその場を立ち去っていきました。
勿論その言葉にカチンときたモモタロスはウォズの後を追いかけていきますw
一見するとこの第40話におけるギャグシーンの1つなのですが、実はこのシーンはウォズの素性をさらに謎めかせるシーンでもあるんです。
問題のシーンはウォズギンガが停止し、変身解除と共に憑依が解除された所。
実はこの憑依状態を強制的に解除できるのは、これまで特異点である“野上 良太郎”しかできませんでした!?
仮面ライダー電王では、第1話でモモタロスが憑依したことによって暴走したのを自らの意思で止めたことから良太郎が特異点であることが判明します。
今回はそれと同じようなことをウォズがおこしたのです!!
ひょっとするとウォズは…特異点?
7月に公開される映画『劇場版仮面ライダージオウ Over Quartzer』では“クォーツァー”というウォズみたいな恰好をした時の管理者組織が現れていて、ウォズもその組織の一員的なことを映像では紹介していました。
このシーンはウォズのクォーツァーとしての要素をこっそり紹介したのではと私は考えております!
遂に降臨!仮面ライダーグランドジオウ!
1度は侑斗の警告で消滅してしまったグランドジオウライドウォッチですが、ソウゴの行動や言葉を見ていくうちにソウゴを認めていきます。
そして最後はソウゴを完全に信じることはせずともソウゴが最善の魔王への可能性を認め、電王ライドウォッチを渡すようモモタロスに促しました!
再びソウゴの下にすべてのライドウォッチが揃い、再び1つに重なりグランドジオウライドウォッチが誕生!
ジクウドライバーにジオウとグランドジオウのライドウォッチを装填し…変身!!
DX玩具発売時から話題になっていたクウガ~ジオウを代表する音声が連続して流れる超長い変身待機音が流れ、黄金のヒラヒラとソウゴの後ろからイギリスのビッグベンのような黄金の時計塔が現れる!
さらにOPや第1話の最初に現れた平成仮面ライダーの銅像が現れ、錆が剥がれその姿が露わとなっていく…。
それはまるで常磐ソウゴ初変身の像のよう!
「クウガ!アギト!龍騎!ファイズ!ブレイド!響鬼!カブト!電王!キバ!ディケイド!ダーブル!オーズ!フォーゼ!ウィザード!鎧武!ドライブ!ゴースト!エグゼイド!ビルド!」
『祝え!!』
仮面ライダー!グランドジオウ!」
これ見よがしのゴールドカラーと、各所に散りばめられた平成仮面ライダーの彫刻!
平成仮面ライダーの集大成にふさわしいというしかないそのお姿は、まさに王にふさわしい…。
仮面ライダーグランドジオウがこの地に降り立った瞬間です!
で、お約束のウォズの祝辞なのですが…
「祝え!いや、もはや言葉は不要!今この瞬間を味わうがいい!!」
とあまりの感動に語彙力を失い、自分の職務を放棄したのでしたww
強すぎるぜグランドジオウ!
前回の第39話の最初に各仮面ライダーの必殺技をその場に出現させる映像から、グランドジオウの能力は平成仮面ライダーのシーンを好きな時に好きなところを召喚できると予想していました。
そしてその予想は見事に的中し、グランドジオウは様々な平成仮面ライダーを彫刻をタッチするだけでその場に召喚することができるのです。
前回のようにビルド、クウガ、オーズ、鎧武者を召喚しアナザー電王をボッコボコにしていました。
が、グランドジオウの能力はそれだけではなかったのです!?
その能力を順に紹介していきます。
■各平成仮面ライダーの武器を使用できる
仮面ライダーグランドジオウはライダーの召喚だけでなく、各平成仮面ライダーの武器を使用することができます!
劇中ではクウガの彫刻をタッチするとクウガ タイタンフォームが使用していた「タイタンソード」を召喚しアナザー電王を何度も切りつけていました!
召喚する際に『剣』を意味するリントの文字が浮かんでいたのがとても細かかったです。
さらにビルド ラビットラビットフォームやタンクタンクフォームが使っていた「フルボトルバスター」も召喚!
中には「フルフルラビットタンクボトル」も入っていて、
『フルフルマッチブレイク!』
のサウンドと共に砲撃を行っていました!
この感じだと今後も各平成仮面ライダーの武器を使いまくってくれそうです!
鎧武 極アームズの超チート版と考えていいと思います!w
■ライダー達の時間を止めたり巻き戻したりできる
グランドジオウのもう1つの能力は、召喚したライダーの時間を自由に操ることができること!
劇中ではオーズのタトバキックを電王にぶつけると、グランドジオウの頭部にあるジオウの彫刻が突如動き出し…
「時間よ戻れ!」
の号令と共にオーズのタトバキックが巻き戻されました!?
その間にグランドジオウはフルボトルバスターでアナザー電王を追撃し、隙を与えたところに再びオーズの時間を動かし再度タトバキックをぶつけました!!
グランドジオウの必殺技「オールトゥエンティータイムブレイク」では、召喚した仮面ライダーの時間を止めて好きなタイミングで時間を動かすことができていました。
召喚するだけでも十分すぎますが、巻き戻したり止めたりして自分の思うように操れてしまうとか…こんな敵タジタジやでw
■基本フォーム以外の仮面ライダーを召喚可能
第39話では、クウガ達は全て基本フォームで登場していたために召喚できるのは基本フォームだけかと思っていたのですが、どうやらどんな仮面ライダーも召喚できるようでした!
グランドジオウのオールトゥエンティータイムブレイクを使用した際に何体もの仮面ライダーを召喚したのですが、
・仮面ライダービルド ジーニアスフォームのジーニアスフィニッシュ
・仮面ライダー鎧武 スイカアームズの双刃割り
・仮面ライダークウガ ペガサスフォームのブラスとペガサス射出前(第22話「遊戯」のゴウラムにつかまって飛んでる状態)
・仮面ライダーオーズ ガタキリバコンボ全員によるガタキリバキック
を召喚し時間を停止。
サイキョーギレードでアナザー電王を吹き飛ばし、一斉に時間停止を解除してすべての技をアナザー電王にぶつけましたw
ひょっとすると「オールトゥエンティータイムブレイク」限定なのかもしれませんが、グランドジオウは平成仮面ライダーの全ての仮面ライダーを召喚することができることが判明しました!
第39話の感想を書いた際にムテキやハザードを召喚すればもはや敵はいないと書きましたが、そんなことが事実上できてしまうってことですw
まさに敵なし、あまりにも最強すぎるグランドジオウでした。
それにしてもあれだけの仮面ライダー技の数々を何発も受けることになったアナザー電王は、正直かわいそうとしか言えませんねw
電王もクライマックスフォームに変身!
電王編で見たいものと言えば、やっぱり高岩劇場と異名がついた電王クライマックスフォーム!
でもジオウにウォッチを渡してしまったために、モモタロスは電王に変身することができません。
その事実に混乱するモモタロスでしたが、その状況にグランドジオウが後押しをしてくれました。
グランドジオウが電王の彫刻をタッチすると、召喚されたのは第18話のとある事情でテンション爆下がりな仮面ライダー電王!
「俺…参上…」
と気迫のない決め台詞を発していて、懐かしくなりましたw
モモタロスはその状態の電王に憑依!
「本当の俺!ようやく参上!!」
といつものハイテンションが戻ってくれました!
さらにそこからケータロスを使ってクライマックスフォームに変身!
『モモ ウラ キン リュウ クライマックフォーム』
の懐かしいサウンドと共に、てんこ盛りフォームが登場してくれました!
相変わらずの高岩劇場をかましてくれていて、レジェンドスーツアクターの実力をまざまざと見せつけてくれました!
本来なら変身できないはずの電王を、グランドジオウの能力によって召喚させる。
グランドジオウを立てながらも、視聴者の要望も応えてくれる製作者の粋な計らいが見て取れました!
侑斗の発した言葉が次回への伏線
グランドジオウによってアナザー電王は撃破され、その後はタクヤはユキヒロが姉のサユリを連れた本当の理由を知ることができ誤解を解消することができました。
一緒に来たイマジンも電王やゼロノスによって撃破され、すべての事件は解決しました!
ユキヒロ達の笑顔を見たことによって自分も笑顔になるソウゴ。
侑斗は、そんなソウゴやこれまでのソウゴの行動かを見て最悪な魔王とは遠い存在であることを感じていました。
そして侑斗はソウゴにこう言ったのです。
「本当にお前は常磐ソウゴなのか?」
この言葉が、次回の話の伏線になるのではと思っています。
実は仮面ライダージオウの第25話の中でソウゴの過去に関わるバス事故の新聞をツクヨミが読んでるシーンがあり、そこではソウゴと飛流の幼いころの写真が載っていました。
が、その写真の下にある名前と記事の中にある名前が逆であることが最近分かりました。(よく見ているフォロワーのお陰です)
当時はこれは世昨スタッフによる誤植だと言われていましたが、この新聞記事自体が伏線だとするのならばひょっとすると…
ソウゴと飛流は互いの名前が入れ違って生きているかもしれない!?
まだどうなるのかは分かりませんが、この説が立証されたのならジオウの話はソウゴという名を名乗っていた飛流の物語だということになってしまう!?
来週が楽しみで仕方がありません…どうなっちゃうんだ…。
終わりに
今回は、仮面ライダージオウ第40話のネタバレ&感想を書いていきました!
グランドジオウの超豪華な変身やチートすぎる能力、クライマックスフォームの高岩劇場を拝むことができて視聴者として大満足!
アナザー電王やその周りの人たちの事情も大好きなエグゼイドのような設定で、見ていて胸が苦しくなりました。
映像の最後では、グランドジオウとオーマジオウによる対戦が始まろうとしているところで終了。
あそこまで強くてもオーマジオウにはまだ敵わないとか言っていて、じゃあどんだけオーマジオウ強いだよと疑問に思ってしまいます。
この2人の対決の結末も楽しみです。
次回の第41話では、なんとアナザージオウだった加古川 飛流が再登場!?
しかもアナザージオウⅡにパワーアップしていて、後半に登場したアナザーアギトとかも再登場していました。
そんな飛流は王族のような格好をしていて、その隣にはウォズとオーラが。
さらにツクヨミやゲイツはソウゴのことを覚えていないような仕草をしてしまっています。
またソウゴが1人ボッチになってしまう鬱展開が待っていそうで、ソウゴ好きな方にはちょっと胸が痛くなりそうです。
ソウゴと飛流が入れ替わりなのかどうかの真実にも踏み込んでほしいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
またいつかの明日に会いましょう。