こんにちは、机上大使です。
再び未来編へと戻った仮面ライダージオウ第23話は、様々な人間の動きに変化が描かれている話になっていました。
ソウゴは追試に悩み、ゲイツやツクヨミはオーマジオウの再来に悩みというそれぞれが持つ複雑な心境が描かれていました。
2121年の世界観とそこに登場する仮面ライダーキカイの設定は驚愕ものです。
では、第23話のネタバレと感想を書いていきましょう。
■前回の22話のネタバレ&感想記事
ソウゴの試練
前回の第22話で仮面ライダージオウⅡへとパワーアップを遂げたソウゴ。
仮面ライダージオウⅡは未来を先読みする能力を持っており、その能力のおかげでアナザーリュウガを完膚なきまでに叩きのめしていました。
そして今回、ソウゴにはとある試練が待ち受けていました。
追試です
これまで仮面ライダージオウを見ていた人ならわかると思いますが、ソウゴは勉強を全然していません。
なので当然テストは赤点となり、追試という高校生にとっての鬱イベントが待ち構えています。
さらにその追試の科目が・・・数学!
ここにきて第1話のプロフィールで出てきた“数学は絶望的”の付箋回収をしてきましたw
しかしソウゴは、仮面ライダージオウⅡによる先読み能力を手に入れているためテストの問題や解答も先読みできると自信満々!
確定した勝利を胸に刻み、いざ尋常にテスト開始!
ペラッ!
・・・、・・・、あれ!?わかんない!!
なんと仮面ライダージオウⅡの先読み能力は発動せず、問題の答えがわかりませんでした。
結果は14点という散々な点数に。
世の中そんなに甘くないのだ我が魔王・・・。
ただ、ソウゴには再追試という救済が発生し、再追試に向けたテスト勉強が始まります。
「崖っぷち!」
と力強く書かれたハチマキを額に巻き付け、いざ勉強開始・・・ところが資料に出てくる難しい数式達がソウゴの頭脳に襲いかかる!
数々の覇道を潜り抜けてきたソウゴも数式達の攻撃はかなり効くらしく、耐えきれないソウゴは眠りへとつくのでした。
ソウゴが見た2121年の世界
ソウゴは、夢の中で奇妙な世界を見ることになります。
昔懐かしの田舎のような世界でおじいちゃんとおばあちゃんに襲われ、そこへ仮面ライダーキカイの変身者「真紀那 レント」という機械生命体に助けられます。
レントはソウゴに、この世界は2121年の世界で「ヒューマノイズ」という機械生命体に支配された世界であると説明します。
人間は絶滅寸前という最悪な状況にたたされているという状況になってしまっているそうです。
ソウゴはこの後、寝て起きてを繰り返しながら2121年の世界をレントと共に徘徊することになります。
これはソウゴが見た夢の世界に過ぎない・・・と言いたいのですが、ソウゴが見た夢はこれからの物語に大いに貢献することになるのです。
なぜならソウゴの見た夢は・・・予知夢だからなのです。
ソウゴは夢で未来を見ることができるんです。
これも恐らくオーマジオウの才能によるものなのですが、違う時間軸の未来まで見えてしまうとは驚きです。
第17話で見たソウゴの夢も、同じ予知夢だったのでしょうね。
話は変わりますが、ここで残酷な真実が判明してしまいました。
仮に「オーマの日」でソウゴを倒したとしても、2121年には人間が滅びかけてしまう未来が待っているということがはんめいしてしまいました
白ウォズでさえ知らない未来とはいえ機械に支配されてしまう未来が待っているのなら、まだ人間に管理されているオーマジオウの2068年の未来がいいなと個人的には思ってしまいます。
もしかして、オーマジオウはその時間軸の未来が分かっていたからあんな風に荒廃した世界を作ったんですかね?
実態を持たないアナザーキカイ
夢から覚めたソウゴは、ゲイツからの連絡を受けてアナザーライダーの出現場所に向かいます。
早速仮面ライダージオウⅡに変身しそのアナザーライダーを撃破するのですが、倒した爆炎から契約者が出現しなっかったのです。
アナザーライダーは、アナザーウォッチと契約した人間が触媒となることで変身ができるのですが、その触媒となった人間がでてこないというこれまでにない状況が発生します。
状況が読めないソウゴとゲイツですが、視聴者にだけちょっとした答え合わせを見せてくれました。
倒したアナザーライダーの残骸の中にあった頭部が腐敗したかのように消滅すると、頭部の真ん中に会ったパーツが虫のように独立して動き出したのです。
その謎の生命体がどこにでもある木に掴まると、おびただしい数の触手で木を取り込みアナザーライダーへと変身したのです!
アナザーライドウォッチでを使わず、そして人間でないもので変身するアナザーライダー。
さらには、タイムジャッカー3人も一切関与がないという謎すぎるアナザーライダーが現れてしまいました。
しかしソウゴは、アナザーライダーの挙動と夢で見た仮面ライダーキカイの挙動が酷似していることから、仮面ライダーキカイのアナザーライダー「アナザーキカイ」であることを突き止めます。
最初に聞かされたときは「寝てないで勉強しろ!!」とソウゴを叱責しますが、後に白ウォズから予知夢であることを聞かされたゲイツは手のひらを返しソウゴを眠らせようとします。
ラベンダーの匂いで眠らせようとしたのを見たときは、
“お前本当にオーマジオウ倒したいのか!?”
と突っ込まずにはいられませんでしたw
どんどん本来の目標から離れていき、ソウゴを信じソウゴと共に事件を解決しようとするゲイツ。
ただそのゲイツとは反対に、きっぱりとソウゴとの関係を絶った人物がいました。
手のひらを返したツクヨミ
今回の23話で、ツクヨミはこれまでと大きく行動を変えました。
ソウゴにオーマジオウとなる素質があることを見せつけられたツクヨミは、手のひらを返したように白ウォズ側に身を置いたのです!
「オーマジオウを・・・常磐ソウゴを倒すこと」
はっきりと断言したツクヨミは、これまでサポートしてきたソウゴとの関係の一切を絶ち切りました。
未だにソウゴと行動するゲイツに「良く行動できるね」というくらいですから、その覚悟は本物のようです。
あまりの手のひら返しに、視聴者もきっと驚いたことでしょう。
でも個人的には、ツクヨミの心理はとても理解できるんですよね。
“印象は上げるのは大変だけど、印象を下げるのは簡単”という言葉があるように、
オーマジオウのようにならないと思っていたのに、突然オーマジオウの力の片鱗を見せつけられたんです。
やっぱりソウゴはオーマジオウになると自分の中で受け入れたツクヨミなら、まあ当然の行動だと思います。
それにツクヨミもゲイツも、オーマジオウによって作られた最低最悪の世界を見ているわけです。
目の前でたくさんの人がオーマジオウによって倒されたのを目の前で見ているんですから、ツクヨミからすれば今の行動は本筋が通っているんですよね。
さらに言うなら、オーマジオウを倒しゲイツが救世主となる未来があることが判明しています。
それならどちらにつくか・・・ということになるんですよね。
でも違う時間軸の2121年は機械によって世界が支配される・・・地球の未来は詰んでますねw
ともあれ、この急激な手のひら返しをしたツクヨミの行動は個人的には妥当だと思っています。
ゲイツはあんなに迷っているのにツクヨミはきっぱり関係を絶てるのを見ると、女の子って本当に切り替えが早いんだなと思ってしまいましたw
2つの世界の急展開
物語の終盤、現実世界とソウゴの夢の世界でとんでもない事態が起こってしまいます。
■夢の2121年でレントが暴走
夢の世界の2121年では、機械生命体ヒューマノイズに再び襲われレントのエネルギーが消耗してしまいます。
レントはエネルギーを補充するために、宇宙にある衛星から太陽光で生成されるエネルギーによって充電をおこなうことができ、そのやり方のカッコよさから子供たちにも人気の行動でした。
しかしその衛星が何らかの異常をきたし、レントに今までとは異なったエネルギーを与えます。
その瞬間、レントは叫びながら強制的に仮面ライダーキカイに変身。
「お前・・・機械か?それとも・・・人か!!」
敵であるヒューマノイズと同じ言動をとり、ソウゴ達に襲い掛かってきてしまうんです。
夢の中の2121年で唯一の味方であった仮面ライダーキカイの暴走、果たしてレントの運命は・・・という感じになっていました。
■現実世界でのスウォルツの奇行
現実世界ではアナザーキカイによる戦闘が行われており、目覚めたソウゴも合流。
仮面ライダージオウⅡへと変身し、アナザーキカイを追い込み撃破しました。
が、そこで仮面ライダージオウⅡによる未来の先読みが発動し、そこにはウールがスォルツによってアナザーキカイの触媒にされてしまう未来が映し出されました。
瞬間アナザーキカイの頭部からコアが剥がれ、その場から逃げようとするもスウォルツに捕獲されてしまいます。
そしてスォルツは、ソウゴが見た未来通りにウールにそのコアを装着させようとします。
ウールに逃げろと声をかけるもそれは遅く、ウールはスウォルツによってアナザーキカイにされてしまいました!
なぜスウォルツはこのような奇行に走ったのでしょうか?
どうやらスウォルツは、人間を触媒にしてアナザーキカイの力を安定させることで、仮面ライダーキカイのウォッチを生み出そうとしていたのです。
スウォルツにとっても白ウォズにとっても喉から手が出るほど欲しいウォッチをどちらが先に手に入れるのかという挑戦を含めての行いでした。
とはいえ同じ目的で行動していたウールを簡単に危険に追い込もうとするスォルツの行いは到底許されるものではありません。
彼にはかつての難波会長のようにろくでもない結末で退場してほしいものです。
個人的に悲しかったのは、この騒動でアナザーキカイがその場を去ったあとにゲイツやツクヨミが白ウォズと共にその場を去り、仮面ライダージオウⅡがポツンとその場に取り残された様子がとても寂しかったです。
でも、それこそが魔王としての孤独への道だと黒ウォズが解説しているあたり、スパルタな白ウォズと違って黒ウォズは精神的に追い詰めるのが好きなやつだなと思ってしまいました。
終わりと次回予告
今回は仮面ライダージオウ第23話のネタバレと感想を書いていきました。
・ソウゴが見た2121年の世界の悲惨な現実
・全く謎な方法で生まれたアナザーキカイ
・手のひらを返したツクヨミ
と急展開すぎる物語になっていました。
分かったことは、ゲイツによって世界が救われても未来が決して良くなるわけではないということ。
違う時間軸の未来のほうがいいじゃないとは言えなくなってきましたね。
あなたは、「機会による支配」と「魔王による支配」のどちらを選びますか?
そして次回は、みんな大好き3人の仮面ライダーによる一斉変身があるそうです!
ジオウ、ゲイツ、ウォズの3人がなんらかの出来事で一致団結し共にアナザーキカイを倒すという感じになるそうですよ。
きっとアナザーキカイ誕生の秘密も明らかになるのではないでしょうか?
そして夢の世界で仮面ライダーキカイがどのようになっていくのかも気になるところです。
あの感じだと「俺を破壊してくれ!!」という鬱イベントが待っていそうですが、なるべく平和的な解決になってほしいと思います。
怒涛の展開が繰り返される仮面ライダージオウ、次回は絶対に見逃せませんね!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
またいつかの明日に会いましょう。