こんにちは、机上大使です。
平成最後の放送となった仮面ライダージオウ第33話。
響鬼編ということで仮面ライダー響鬼に登場するトドロキや桐矢 京介が登場したりしていますが、それと並行してソウゴの誕生日についての話になっておりました!
この誕生日というイベントのせいで、遂にウォズがおかしくなってしまったところも今回の見どころですね。
では、早速書いていきましょう!
アナザー響鬼は小学校の同級生
仮面ライダー響鬼編ということでもちろん登場するアナザーライダーはアナザー響鬼。
響鬼のフォルム自体がまさに鬼というこれまでの仮面ライダーとは異なったデザインでしたが、アナザー響鬼ははそのデザインにさらに恐ろしさを付け加えた感じと言えばいいでしょう。
目もいかつく、牙をむき出しにし、風神雷神が身に着けている宙に浮く布のようなオブジェクト、肩に音叉に彫刻された鬼の顔のようなデザインが施されていました!
響鬼を悪い意味で鬼ととらえた感じです。
戦い方は響鬼に忠実で、火を纏わせたり伸縮させたりできるの太鼓ばちサイズの金棒を2本使用したり時には紫色の炎を口から放射したりしていました。
このアナザー響鬼に変身することになってしまったのが「鼓屋 ツトム」という青年。
どうやらツトムは小学校の頃ソウゴのクラスメイトで、「鬼になる」という夢を抱いていたそうです。
ちなみにソウゴの夢は勿論「王様になる」だったので周囲からは浮いていましたが、ツトムとは互いの夢を叶えようと励ましあったりしていたそうなのでお互い本気で目指していることがうかがえますね。
そんなツトムですが、どうやら小学生の頃からヒビキさんに修行を受けているという情報を卒業アルバムから判明しました。
ところが、今は鬼になることをやめてしまいゲームセンターに入り浸ったりなど半ぐれ状態となってしまいます。
原因はわかりませんが、ツトムは鬼になることをやめてしまったんです。
が、わずかに鬼になることに未練があったのでしょう、その心の隙をウールに付け込まれてしまいアナザー響鬼となってしまい仮面ライダー響鬼をおぼき出す作戦に加担してしまうことに。
ソウゴと共に本気で夢を目指し、ヒビキにも弟子入りしたというのになぜ辞めてしまったのか…それは次回に持ち越されることになりそうです。
たくましくなった轟鬼
アナザー響鬼が登場することでジオウとゲイツが戦闘を始めるのですが、『古代には古代の力』ということでジオウはクウガアーマーにアーマータイム。
そしてゲイツは『鬼には魔法』という当時響鬼と一緒にマジレンジャーが放送されていたというマニアックなネタからウィザードアーマーにアーマータイムします!
2対1ということで完全にジオウ側が有利になっているのですが、そこに思わぬ人物の横やりが入ります。
「鬼の不始末は、鬼がつける!」
そういって出てきたのは、音劇弦 烈雷を片手に現れた仮面ライダー轟鬼の変身者トドロキ!!
響鬼放送当時は、ザンキの弟子として生真面目に魔化魍と戦っていたトドロキ。
「ザンキさん!」を口癖なくらい言っていて弟子感がにじみ出ていたあの頃から13年、トドロキは凛々しい顔立ちとなり頼りになる漢といった感じになっていました!
でも他人への敬意は忘れておらず、明らかに年下のツクヨミにも「〇〇ッス!」と敬語?を必ず使ったりと低姿勢。
こういうところがトドロキの良いところで、まさに優男って感じです。
変身の仕方もとうじのままで、烈雷を地面に突き刺してからの変身鬼弦 音錠の弦を弾き額に掲げる。
黒背景に『雷』の黄文字が現れ、拳を突き上げたと同時に雷に包まれ仮面ライダー轟鬼へと変身!
当時の変身を忠実に再現した変身を披露してくれました。
戦い方は2006年当時とは違って、動きに迷いがなくよりアグレッシブに烈雷をぶん回していました!
そして必殺技である「音撃斬 雷電激震」は当時トドロキが魔化魍撃破時に周りの大地を清めるために演奏していたメロディを使用していました!
さらには清めの音で強化した烈雷をアナザー響鬼に向かってぶん投げるという新たな技まで披露したりと、ザンキの教えである我流で行くことを今も突き進んでいました!
未熟だったあの頃からここまでたくましく成長したトドロキ、ファンからしたらこの姿を見ることができただけでも眼福ものでしょう!
響鬼…ではなく京介
もう一人レジェンドとして登場したのは、仮面ライダー響鬼で登場した「桐谷 京介」。
当時はプライドが高くてちょっと嫌な奴というイメージもありましたが、ヒビキに弟子入りして最後は「京介変身体」と名称される鬼に変身することができました。
そんな京介ですが、登場時にヒビキがやっていたあいさつ「シュッ」っと手を動かす独特のあいさつを披露していました。
喋り方も大人びた感じがして、少しヒビキを意識しているのかなと感じさせます。
しかもソウゴ達に自分が響鬼であることを大々的に宣言し、力が欲しいのなら鍛えて自分を認めさせろと言い出してきました。
ソウゴ達は仕方なく太鼓をたたいたり筋トレをしたりしていましたが、京介には力を渡す様子は見られません。
さらに京介はソウゴに向かって
「出来もしないことを夢になんて見ない方がいい。叶えられなくて絶望するだけだ」
とソウゴの夢に対して否定的な言葉を発したりもしていました。
が、京介はとある秘密を握っていました。
京介が自分が響鬼だと言い張っていることをトドロキに話すと、トドロキは「あいつは信用しないほうがいい」ときっぱり言い切ったのです。
温和なトドロキがここまではっきりと言ってしまうとは、京介は何を隠しているのか?
それは、物語後半のアナザー響鬼とジオウ&ゲイツの対決で判明します。
アナザー響鬼がジオウとゲイツによって追いつめられるところを京介が発見すると、京介は音叉を手に取り手を叩くことで音を発生。
額に掲げると紫の炎に包まれ、遂に京介が響鬼となって現れる待望の瞬間に誰もが息を飲みます
そして現れたのは響鬼!・・・ではなく京介変身体!?
響鬼とは正反対の白い肉体に紫が施された姿、間違いなくこれは響鬼放送当時に京介が変身した鬼の姿です。
トドロキが京介を信用するなと言っていたのは、このことを知っていたからなんでしょうか?
そこへトドロキも合流し、京介変身体となった京介についてソウゴ達にこう言っていました。
「あいつは響鬼でもなんでもない。響鬼を襲名できなかったただの鬼だ」
京介は響鬼の名を襲名することができないままでいたんです。
さらにトドロキが言うには、京介は響鬼を襲名せずにいたのにツトムを弟子にとり、弟子であるツトムがアナザー響鬼になったのにその始末をとらずにいたことが判明。
トドロキが登場時に言っていた鬼の不始末ってのは、本来は師である京介が行わなければいけないのに放置していたからトドロキが実行しようとしていたってことだったんですね。
さらにはアナザー響鬼であるツトムを庇ったりなど、予想外な行動ばかりしてしまう京介。
京介が名を偽る理由やツトムを庇うといった行動の心理は次回に持ち越すといった感じですね。
ところで本物の響鬼はいったい誰でどこにいるのでしょうか?
もしかして今も変わらず、ヒビキさんが仮面ライダー響鬼として生きているのでしょうか?
そうなれば、弟子である京介の行動を野放しにしているのはななぜなのでしょうか…。
響鬼についての謎は、考えれば考えるほど謎が深まるばかりです。
アイデンティティーを失うウォズ
今回の物語では、ソウゴの誕生日について多く触れられております。
仮面ライダー第33話が放送された4月28日は、常磐ソウゴの誕生日!
ソウゴが高校を卒業し19歳となる大切な日…まさにウォズが「祝え!」をこれみよがしに使ってくるはずw
ところがそのウォズは、ソウゴの誕生日をどのように祝えばよいのかをずっと悩んでいました。
そんな時に現れた響鬼を名乗る京介が太鼓の特訓をすることをソウゴ達に求めている所に遭遇し、自らを「祝福の鬼」と命名!w
ソウゴを祝うため自ら特訓を志願しました!
ソウゴとゲイツも仕方なく特訓をするのですが、ソウゴの誕生日を盛大に祝うために気合の権化と化してしまったウォズは、ソウゴが使っていた真ん中の太鼓を横取りします!
我が魔王の誕生日を盛大に祝うために一心不乱に太鼓をたたくウォズの有様に、ソウゴは恐怖を感じゲイツはあきれるしかありませんでしたw
そんなウォズですが、ツクヨミからアナザー響鬼が現れたことを知らされても気づきもせず太鼓をたたき続けていて、完全に自分の世界に入ってしまっている状態でした。
そこらへんに落ちてた石を軽くウォズに当てることでようやく気付くのですが、邪魔をするなとツクヨミをにらみ返してしまいます。
そんな態度のウォズにとうとう我慢できなくなったツクヨミは、ウォズに向かってこう言いました。
「そんなのは本当の祝いじゃない!単に自分が楽しんでいるだけ!」
これまでウォズは、ソウゴが新たなる仮面ライダーの力を継承するたびに祝辞を行っていましたが、周りはあまり乗り気ではなくウォズの独断で行われていました。
特に仮面ライダージオウトリニティとなってからはかなり無理くりとなり、祝わないと祝わないとと祝辞に躍起になってました。
祝うという行動に執着してしまい、相手を本当の意味で祝うことをしていないウォズに対してこの言葉はとても痛いw
ツクヨミが去っていくと、ウォズはこれまでにないくらいに落胆した表情を見せていました。
「自分は祝えではないのか」とメタ発言をしてしまうほどツクヨミの言葉はウォズに突き刺さっておりましたw
仮面ライダージオウが放送されてきてからずっと続けてきた行為自体を否定されたことで、自分のアイデンティティーを失ってしまったウォズ。
この挫折からどのように立ち上がり、我が魔王をお祝いするのかも来週の見どころとなりそうですね!w
終わりに
今回は仮面ライダージオウ第33話のネタバレと感想を書いていきました。
響鬼編ということもあって落ち着いた感じになるのかと思っていましたが、逆にネタ要素が前回となった話でしたw
ウォズがこれまでにないくらい乱れてたことでより笑いを生んだのは間違いないでしょう!
たくましくなったトドロキが仮面ライダー轟鬼として烈雷を奏でているシーンをリアルタイムで見れることが感動的でしたし、響鬼ではなかったにしろ京介変身体を見れたのは私は超うれしかった!
そういえば仮面ライダー響鬼って、師匠が弟子に鬼としての仕事を教えていって鬼を代々引き継いでいくのが見どころでしたが、これってまるで平成から令和に変わるのとリンクしていますよね?
どうやらプロデューサーである白倉 伸一郎さんは、平成から令和に変わるこの週の話を「継承」「世代交代」をテーマにした響鬼を入れることを考えていたそうなんです。
平成から令和に変わる前の最後の日曜日に、「継承」「世代交代」をテーマにした仮面ライダー響鬼の物語を放送する
ジオウ製作人の本気っぷりを見せつけられたような気がします。
ただ…とうとうライドヘイセイバーは平成最後にも出てくることはありませんでしたねw
みんな、ライドヘイセイバーのことを忘れないで上げてね…
そして次回、新たな年号令和となった最初のジオウも響鬼編となっております!
自らを響鬼だと偽った京介が、なぜ名を偽ったのかやツトムとの関係の詳細が明かされるお話になっていると思います。
さらに次回予告の映像には仮面ライダー響鬼の姿が現れています!?
まさかヒビキさんがみんなの前に現れたのか、それとも京介が響鬼を本当に襲名したのか?
様々な可能性が頭の中を流れております!
そしてツクヨミの言葉で自分の祝辞に自信を失ってしまったウォズは、無事ソウゴの誕生日をお祝いすることができるのでしょうか!w
アイデンティティ取り戻すためのウォズの行動にも注目です!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
またいつかの明日に会いましょう。